大多喜駅から、上総中野駅の駅間距離は、平均1~2Kmなので、風景を楽しみながら歩くと、じきに次の駅に着きます。駅舎はオープンなので、駅のベンチで好きなけ休憩OK。ほんと、のんんびりです。
大多喜市街を抜け、八声(やこえ)の交差点から、国道465号沿いに鉄道が走っています。
八声の交差点を右折して、蟹取(かにとり)橋を渡り、すぐに川沿いに右折したところが小谷松集落です。
駅の道標などはないので、駅を探すのが大変でした。
ちょうど入ってきた上り列車を見送って、国道465号に戻り、次の東総元駅を目指しました。
東総元駅は国道沿いなので、すぐに見つかりました。
国道沿いといっても、駅前には夷隅川が流れ、緑の山野が開けた、のんびり・ゆったりの場所でした。
駅舎の中には、こんな、思い切りの房総弁のポスターがあったり、
大きな、回転式のおみくじが置いてあったり。
ちなみに、この日のあたしの運勢は中吉でした。
東総元駅脇のベンチを借りて、お昼にしました。
田舎の風景の中を歩くときは、お弁当は必携ですね。
腹が減っては、散歩もできぬ!です。
食後ベンチで横になって、昼の憩いなどを聞いていたら、のんびり・ゆったりさに引き込まれて、うとうとしちゃいました。
所さんの番組で取り上げられた、秘境駅、久我原です。
実は、駅から100mくらいのところに、民家はあるんですが、国道465と297に挟まれた中間にあるので、秘境感があるのでしょうね。
駅を離れようとしたら、列車が入ってきました。
秘境駅に降り立った人を発見!
うん、今日は、運がいい。やっぱり中吉だ!(笑)
地元、黒原地区の公民館に併設された駅舎。
駅から近い不動滝で、この時期、鯉のぼりを上げているようです。
鯉のぼりを上げるという文化も、田舎でさえ、消えつつあるように感じます。そんな田舎の風景を少しでも残したい、おそらく、地元ボランティアのみなさんなのでしょう。頭が下がります。
西畑駅に向かう途中の、平沢川の新緑。
ここまで上流に来ると、川面の透明度も上がり、うん、いいじゃないか!の風景を切り取ってきました。
山間の田園風景の中を進む、いすみ鉄道ムーミン列車。
西畑駅です。
目の前は、西畑小学校で、子供たちの元気な声が聞こえます。
のんびり・ゆったりの時間の中で、駅舎に座って、遠くから聞こえる子供たちや先生の声を聞いていると、自身が子供のころにタイムスリップしたような感覚を持ちました。
上総中野駅近くの風景。
いすみ鉄道終点、上総中野駅です。
左の竹型の建物はトイレ。画像にはありませんが、更に左に無料駐車場がありました。
上総中野駅から小湊鉄道のレースのびています。
次回は、上総中野駅の無料駐車をお借りして、小湊鉄道沿線、時速4kmの旅を続けたいと思っています。
===== い鉄 時速4キロの旅を終えて
いすみ鉄道の駅で、売店が併設されているのは、大原、国吉、大多喜の三つだったと思います。トイレも、この3駅+総元駅、西畑駅、上総中野駅以外は、あってもJRさんや大手私鉄レベルを期待しちゃいけません。囲いがあればいい、くらいに思ったほうがいい。
今回主に歩いた国道465号線は、古い時代の主要道路だったようですが、今は、コンビニ、開いているラーメン店・食堂もなかったように思います。
お金があっても、役に立ちません。まして、電子マネーなどは、田舎の商店では100%使えません。い鉄もスイカ×。
でも、これが、田舎の現状・田舎の風景なのです。
「なんか疲れちゃったな」と思ったら、いすみ鉄道周辺の”不便さ””何もなさ”をぜひ体験しに来てください。
「ほんと、不便で、何にもないなぁ」という不満がのこるかもしれませんが、きっと、自分の振り返りの時間になると思います。
不満ばかりの日常がいかに物質的に豊かだったのかとか、なんもなくても人は生きていけるし、幸せはあるんだ、と気づくかもしれない。
非日常の空間でしか気づけないことだと思います。
いすみ鉄道HP:http://www.isumirail.co.jp/
===== い鉄 イベント列車などもおすすめです!
いすみ鉄道2(大多喜駅 ~上総中野駅 営業キロ11.0Km) 2016年5月12日
実際に歩いた歩数 21,181歩(約15Km)