まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

もらうのが大好きな自分

2019年12月28日 | 読経の日々

ヒトのために、社会のために役立つ人になりなさい!そんな教育をうけて、けっこう真に受けてすごしてきたのだけれど、ジジイになって、暇を持て余して、気づいてみたら、あたしゃ、”もらう”のが根っから好きな種族だった。(笑)

財布から諭吉をだして飲む大吟醸より、集落の役仕事でワイワイやりながら飲ませて”もらう”お手頃価格のタダ酒は銘柄など問わず、日本一美味しい。

いい歳をして分からないことだらけで、よほどトホホ状態に見えるのか、すみません、わかんないんですけど・・・と助けを求めると、必ず親切に教えてくれる人がいる。

無所属のジジイになってから、面白そうなものに関心を持ち、知らない人にも平気で声をかける。(笑)

話が噛み合わないことも多いけれど、いろいろ教えてくれて、野菜などを少し分けてくれ方もある。

今日は近所を集落の役仕事で徘徊。

お正月が近いので、庭先でしめ縄を作っている80過ぎのオジイにであった。
ほんと、元気で矍鑠としていらっしゃる。

あたしにはこういうスキルはないけど、この年代はなんでも自分でつくっちゃう人が多い。しかも、こういうのでけっこう稼いでいらっしゃる。

役仕事などそっちのけで作業を見学、少し手伝わせてもらった。

〇〇(あたしの名前)、おめぇの今日の駄賃だ、失敗作もってけ、と一本くれた。

 

藁もしめ縄用の品種があるようで、自分の田んぼで特別に作っているものらしい。

教えてもらって、ものまでもらって、嬉しい!
紙垂は作れるので、画像の白いピラピラは自作の紙垂でございます。(笑)

ネットで画像検索してみつけた、こんな形に仕上げたい。

 


毎年神棚には出来合いのお飾りを付けている。

しめ縄を土台に、シダ、橙、ユズリハがついているものだ。

新年を迎えるたびに、「次第に、代々、ゆずる」という意味合いがあるのだと若いころ聞き、そりゃ、確かに大事なことだわな、と信じている。

わが家の2020は、お正月らしい『シダ、橙、ユズリハ』ではなく、シンプルな4枚の紙垂を垂らしたしめ縄で新年を迎えることになると思う。

人類史上(笑)はじめて、外房エリアにオリンピックが来る。
どんな時間があるのかな?

身体はジジイでも、人の生き様は心の持ちよう次第である。

たぶん、今までにやってきたことのしっぺ返し。今までにやってきたことの結実。こんな混合の時間だろうけれど、ヒトに助けてもらって、楽しく、ラクに、自分の時間を過ごしたい。

がんばらなくてもいいんだと分かり、自分が周りを受け入れれば、周りも変わってくる。
自分もずっとラクになる。

===========
<今日は何の日>
今日は、横溝正史さんの忌日です。

『犬家の一族』『本陣殺人事件』など、昭和人にはなじみの深い、一時代を作った人でしたね。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

残念な年末

2019年12月27日 | 日記

20日過ぎからシルバーバイトのシフトを入れすぎて、せっせと働いていた間に聞こえてくるニュースは郵便局の不祥事のことばかり。

郵便局についてはこのブログでも辛口のことを何度か書いた記憶があるが、郵便局や郵便屋さんは応援しており、字田舎では選択肢が少ないこともあるけれど、金融も保険も物流もけっこう使っている方だと思う。

かんぽ、投信の不正勧誘問題ばかりではく、今朝は特別送達や配達証明といった業務を行う郵便認証司制度でも不適切な扱いがあったとのニュースが流れていた。

こうなると、もうでたらめじゃん!という感じ。もういくつ寝るとお正月!というところまできて、本当に残念な年末になった。

年明けに社長や役員が交代するという話だけれど、組織のトップだけの問題ではなく、中間層の管理組織もそうとう逝っているのでは、と心配になる。

郵政民営化のときに、全国の小さな郵便局の数は減らさないとの方針が出ていたように思うけれど、過疎化、少子高齢化で不採算の拠点がきっとそうとうあるだろう。

郵政資金は運用先が限られていると聞いたことがある。

自宅からネットで口座情報にアクセスでき、普通にコンビニでお金の出し入れをし、ネット通販、キャシュレス決済もどんどん一般化して、わざわざ郵便局の窓口に出向く必要性は減ってきている。
その上、低金利続き。

不採算拠点を維持していこうとすれば、不正な営業に走るのも、さにありなん、である。

国鉄が赤字路線をすべて抱えていたら、今のJRはあったろうか。

専売公社がタバコや塩の売り上げだけに拘っていたら、今、JTという日本を代表する企業はあっただろうか。

農協が農業者の減っていく字田舎で、昔ながらたくさんの支所を維持していたら今、JAとして存在しているだろうか。

世の中の構造が変わっていっているのに、郵便局だけ全国津々浦々のほとんど利用者もいないような拠点も残します!というところにそもそもの無理があるように感じる。

構造的な問題もこの際見直して、頑張ってほしいなぁ。

============
<今日は何の日>
今日から二十四節気『冬至』の次候・七十二候の『麋角解(さわしかつのおる)』です。
オス鹿の角は毎年生え変わるといいます。

麋(さわしか)とは大鹿のことで、大鹿の場合は冬のこの時期に抜け落ちて春に生え始めるのだそうです。

これから、本格的な寒さに向かっていきますね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

参考になった

2019年12月19日 | 少し働く日々

交通誘導のシルバーバイトで、千葉市緑区某所の街路樹の剪定作業現場に派遣された。

このところ遠い現場が多くて、実はちょっと凹んだのだけれど、知らないところを訪ねるのは嫌いじゃない。
今回も、昨晩PCの経路検索を使ってせっせと現地情報を集め、スマホに送って、興味津々出かけた。

今日のような交通誘導の仕事は、作業位置が時間とともにズレるので、誘導の注意ポイントもどんどん変わっていく。

暇そうに立って誘導棒を振っているようにみえるけれど、状況に応じ片交で車を誘導したり、工事車両を誘導したり、歩道を通る人や自転車を誘導したりで、結構気を遣う。

迂回をお願いしても、無視!みたいに突っ切ろうとする人もあるし、露骨に苦情をいう人の矢面に立つこともある。

それでも、事故がないように努める、これが、お給料の対価である。

安全はすべてのものに優先するけれど、直接的には生産性はない。なにもなくて当たり前、それが幸せの原点。
ここを受け入れないと、とてもやりがいのないつまらない仕事だ。

私は人間関係不得手だし、まして他人に自分のことではないことで苦情を言われるのは辛いので、この仕事、本質は嫌いだけれど、知らないところに行けたり、いろいろな工事を見学できるところは面白く思っている。

今日も、大きいな木の剪定はこうするのか、とよくよく見学できた。

公園清掃のシルバーバイトでの作業や自宅の雑木の剪定スキルがぐっとアップ!(^O^)/

少しお金ももらえて、プロの仕事も見学できる。
そう考えると、交通誘導のシルバーバイトも悪くない。
============

<今日は何の日>
今日は、江戸町奉行などを勤めた大岡忠相の忌日だそうです。
(宝暦元年12月19日)

時代小説好きのジジイとしては、これが今日の一押し!(笑)

かなりの能吏であったようですが、小説やTVドラマで作られた名奉行の印象とは、実像は少々違うようですね。

 人はその本質とは別に、周りに作り上げられる面も往々にしてありますね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

引きの難しさ

2019年12月18日 | 早期退職

九九の暗記、加減乗除。子供のころ一生懸命練習し覚えた。

あれから半世紀あまり。
「世紀」で話をふるのが、我ながらすごいなぁと思う。(笑)

人生の加減乗除は、引き算、割り算がちょっぴり高度だと感じている。

たす、かけるは、心が前向きだから、どんなかたちであれ心が元気に居られることが多い。
でも、ひく、わるは、ひけば元は小さくなりはじき出される部分がでるし、われば余りがでることが多い。

その引き算、割り算をする当事者になったとき、はじき出された、余ってしまった当事者となったとき、自分の心をコントロールするのはなかなか難しい。

ここにきて、大手でバブル時代入社の方たち、今はそれなりの職責をもっている方たちが早期退職を迫られているニュースが目につくようになった。

私は、手を団塊世代の兄ちゃん方に引っ張られ、足の方はバブル世代に引っ張られ的な年代である。

お世話になっていた会社は、制度として50歳を超えると勧奨退職を進めるところだった。

継続は力と、足し算で生きてきたけれど、気づけば「そろそろどうですか」という職位になっていた。

自分が50歳を超えたあたりから、特に先輩にそういうのが辛かった。

当時は仕事もピーク、母の認知症の発症など放り出せない事が重なっていたのだけれど、幸いカミさんはバリバリの職業婦人(笑)で収入も私と変わらない。
子たちはみな社会人となっていた。
住宅ローンも若いころのボーナスで前倒し返済してなし。

母が亡くなった年の秋、56歳で少しだけ退職金の上乗せをもらって無所属になった。

この引き算の解は、
・カミさんは長く働き続けることによって自分の年金を確保できる
 ジジイが星くずになっても、最低限の生活ができるベースができる
・母がしていた家事、ご近所付き合いをジジイが頑張る=字田舎生活では大切なこと
・もともとが人間関係不得手なので、無所属でいった方が自分らしいし、ラク

で、今がある。

で、とってもいい。(/・ω・)/

ただ、定年までの数年の給与だけでも、退職金を大幅に上回っていた。

子供の学費が必要、住宅ローン返済が重い、家族に要介護の方がいる、奥さんが専業主婦、そんな場合は、デスクの足に荒縄で体を縛り付けてでも組織に残った方がいい。

また、心からその仕事が好き!という場合もおんなじかも。

要は自分の好き、自分らしさを活かせる時間をみつけられれば心も幸せである。

バブル世代の後輩たちよ、よ~~く自分と向き合いなされ。

進むも地獄、残るも地獄って言葉もあるけれど、そもそも地獄なんてない。
この世が浄土であり、地獄である。
それは、自分の心次第。

準備をしないで組織を抜けると、この世の地獄を見るよ。(笑)
荒縄はロープほど丈夫じゃないから、縛った後の対策も怠りなく。

ちなみに、今の年収は、早期退職時の1割程度。

そんな仕事だったら、安倍政権下、いっぱいある。

これが現実。

============
<今日は何の日>
1990(平成2)年の今日、国連総会で「すべての移民労働者とその家族に人権保護に関する国際条約」が採択された。
今日は、『国際移民デー』です。

もともとは人は自由に移住していた。
その内、その親分が国という線を引き、交流を妨げたのが現状でしょう。

そんな枠を外して、共働で、助け合っていけばいいと思います。

困っているのなら、助けてあげたらいい。
困ったなら、助けを求めたらいい。
そう、思います。

ま、無理だけど。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お正月の寄せ植え作り

2019年12月17日 | 日記

12月13日も過ぎれば、門松を立てて年神様を迎える準備をしてもいい頃合いである。

修証義の中に、俗っぽい神様や迷信などを信じるより、自分の中の仏性と向き合いなさいというくだりがあるけれど、年神は『神』と名がついても、自分の前に広がる時間、言い換えれば自分自身であり、新年という区切りをつける準備はすべきだろうと思っている。

今日の房総は雨。
午前中の野暮用でシルバーバイトのシフトをあけ、用済み後、お昼までの隙間時間で持病の薬を取りに街まででた。

100均のダイソーをのぞいたら、お正月リースなどがたくさんあり買ってきた。
ついでに行きつけの直売所で葉牡丹など寄せ植え用の苗を調達。

午後は雨もあがったので、河川敷に繁茂する竹を少々いただきに!通路にはみ出しているものを2本ほど整理してきた。(地域貢献!笑)

3年前に購入したお正月の寄せ植えをベースにちょっといたずら。

松もだいぶ大きくなったけれど、鉢も大きくしてバランスをとったらなんとか新年のおめでたい雰囲気になってきた。

 

2020は、これで新しい時間を迎えたい。

税込み110円でこんなリースができる100均ダイソーさん。
すごいと思う。

100均なんて貧乏くさい!
まあ、そうでもある。

でも、貧乏と質素は違う。
お金をかけなくても、内容があれば豊である。

お金があっても、もっともっとと欲しがれば苦しいばかり、果てがない。

質素でも心豊かな、満足感のある時間と向き合っていきたいなぁ。

============
<今日は何の日>
1987(昭和62)年の今日、千葉県東方沖地震があり、死者2人、負傷者144人、住宅全壊16棟など大きな被害がありました。

1990年には、茂原市で大竜巻がおこるなど、この頃は異常気象も続きました。

今年は房総半島を異常気象での風水害が襲った年。また、大地震などが起きないといいのですが。

房総は地震が多くて、東方沖地震は2012(平成24)年にも発生していますが、記憶に残るのは昭和62年ですね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする