まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

引きの難しさ

2019年12月18日 | 早期退職

九九の暗記、加減乗除。子供のころ一生懸命練習し覚えた。

あれから半世紀あまり。
「世紀」で話をふるのが、我ながらすごいなぁと思う。(笑)

人生の加減乗除は、引き算、割り算がちょっぴり高度だと感じている。

たす、かけるは、心が前向きだから、どんなかたちであれ心が元気に居られることが多い。
でも、ひく、わるは、ひけば元は小さくなりはじき出される部分がでるし、われば余りがでることが多い。

その引き算、割り算をする当事者になったとき、はじき出された、余ってしまった当事者となったとき、自分の心をコントロールするのはなかなか難しい。

ここにきて、大手でバブル時代入社の方たち、今はそれなりの職責をもっている方たちが早期退職を迫られているニュースが目につくようになった。

私は、手を団塊世代の兄ちゃん方に引っ張られ、足の方はバブル世代に引っ張られ的な年代である。

お世話になっていた会社は、制度として50歳を超えると勧奨退職を進めるところだった。

継続は力と、足し算で生きてきたけれど、気づけば「そろそろどうですか」という職位になっていた。

自分が50歳を超えたあたりから、特に先輩にそういうのが辛かった。

当時は仕事もピーク、母の認知症の発症など放り出せない事が重なっていたのだけれど、幸いカミさんはバリバリの職業婦人(笑)で収入も私と変わらない。
子たちはみな社会人となっていた。
住宅ローンも若いころのボーナスで前倒し返済してなし。

母が亡くなった年の秋、56歳で少しだけ退職金の上乗せをもらって無所属になった。

この引き算の解は、
・カミさんは長く働き続けることによって自分の年金を確保できる
 ジジイが星くずになっても、最低限の生活ができるベースができる
・母がしていた家事、ご近所付き合いをジジイが頑張る=字田舎生活では大切なこと
・もともとが人間関係不得手なので、無所属でいった方が自分らしいし、ラク

で、今がある。

で、とってもいい。(/・ω・)/

ただ、定年までの数年の給与だけでも、退職金を大幅に上回っていた。

子供の学費が必要、住宅ローン返済が重い、家族に要介護の方がいる、奥さんが専業主婦、そんな場合は、デスクの足に荒縄で体を縛り付けてでも組織に残った方がいい。

また、心からその仕事が好き!という場合もおんなじかも。

要は自分の好き、自分らしさを活かせる時間をみつけられれば心も幸せである。

バブル世代の後輩たちよ、よ~~く自分と向き合いなされ。

進むも地獄、残るも地獄って言葉もあるけれど、そもそも地獄なんてない。
この世が浄土であり、地獄である。
それは、自分の心次第。

準備をしないで組織を抜けると、この世の地獄を見るよ。(笑)
荒縄はロープほど丈夫じゃないから、縛った後の対策も怠りなく。

ちなみに、今の年収は、早期退職時の1割程度。

そんな仕事だったら、安倍政権下、いっぱいある。

これが現実。

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<今日は何の日>
1990(平成2)年の今日、国連総会で「すべての移民労働者とその家族に人権保護に関する国際条約」が採択された。
今日は、『国際移民デー』です。

もともとは人は自由に移住していた。
その内、その親分が国という線を引き、交流を妨げたのが現状でしょう。

そんな枠を外して、共働で、助け合っていけばいいと思います。

困っているのなら、助けてあげたらいい。
困ったなら、助けを求めたらいい。
そう、思います。

ま、無理だけど。

 

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クレーマー的発想?

2019年04月21日 | 早期退職
カミさんの定年に伴いパラサイトしてきた健康保険組合を抜け、単独で国保に入ることにした。
 
追加のアルバイトを始めたといってもたいした金額ではないので、カミさんや子にパラサイトし続けることもできそうな感じだが、これからしばらくらくはもう少し気ままに働いて、お小遣い(活動資金)を得て好きなことをやりながら気ままに過ごしたい。
 
3月初めに字田舎の役場の担当課に保険料の試算を兼ねて手続きの確認に行った。
 
「加入の健保組合の連絡先がわかればこちらから電話確認して、喪失(脱退)の確認がとれれば、即日保険証は交付できますよ」との回答。
 
持病のある身としては、とても頼もしかった。
アルバイト収入は扶養の範囲内に収めてきたこともあり、保険料も妥当なものだった。
 
4月初旬、カミさんの定年退職を受けて、いざ、役場へ。
「健保組合さんの方でまだ事務処理ができないようで・・・。申請書類は書いてもらったので、確認が取れ次第発行します」との対応。
 
で、昨日国保の健康保険証が届いた。
加入日は、4月1日である。
 
国民皆保険の原則でいえば、喪失日の翌日が加入日なのだろうが、この20日間に医療を受ければ実費負担である。
事後手続きで還付はしてもらえるが、この20日の空白期間にどうも納得がいかない。
クレーマー的発想ではあるが。
 
大病の場合、実費負担も相当な額になる。
払えなければ医療は受けないということもあるだろう。
困っているときに使えない保険なんて意味がない!
 
事務方の都合なら、事務が完了するまで元健保、完了した日の翌日で新健保が適当なのではないだうか。
 
この辺も、莫大な税金を投入して作ったマイナンバー制度をうまく使えばできそうな感じがするんだれど、なぜ国は弱いもんいじめばかりするんだろう。
 
こんな事案で困っている人もたくさんいるんじゃないかと思う。
 
自分も薬が切れて一週間になる。
即命にどうこうという持病ではないので、実費診療をせず待ったが、明日夕方に受診したいとおもう。
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<今日は何の日>
2006(平成18)年の今日、伊豆半島東方沖地震(M5.8)が発生しました。
 
このところ太平洋側での大きな地震は小休止ですが、いつ東京直下がくるか誰も予測できません。
天災は間違いなく来る。
人災をいかに減らすか、これが災害対策だと思います。
 
情報源は性能のよいアナログラジオがいい。
電池持ちよし、遠くの電波も拾える。
イヤフォンで聞けば電池は150時間以上はいけるものもあり。

非常用ではなく、日常使いで一台使ってみるといいと思います(^^)/。
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ようやく

2019年03月29日 | 早期退職
定年を迎えたカミさんの最終出勤日。
ようやくである。
 
4月からは再雇用でパート勤務を続けることになるが、まあ、これで気が済んだだろう。
 
一つの仕事を選び最後までよく頑張った、ご苦労さん!という思いがある半面、職場で責任ある立場となってからは、家庭より仕事の十数年で、家庭的には大変だった。
 
カミさんが最後のポストにつくとき、珍しく「どうだろう?」と相談があった。
 
頑張ってきた結果、推してくれる上司がいるのなら受けたらいい。
その内、子たちが結婚して孫でもできれば早期退職ってのもあるしね。
なんて言った記憶がある。
 
子たちはいつまでたっても結婚せず、当時元気だった母は亡くなり、家は崩壊状態で、自分が早期退職して4年ほど主夫になっちゃった(笑)。
 
早期退職当時もう十分やった感はあり、この四年余りは組織人をしていたのでは気づきがなかったたくさんのことを学べた。
 
アベノミクスのおかげ?で今のところ日雇い的な低賃金のシルバーバイトはたくさんあるので刺激的な楽しい毎日を送っている。
 
ようやくツレをみつけた子1号も家庭を持ち幸せそうだ。
 
人生いろいろ。
わが家はこんなもんなんだろう。
 
振り返ると、家族っておかあさんが家の中心にいる、ご飯はそろって食べる、そんな家の方が角がないように思う。
女性はほんと偉大である。
 
うちは、カミさんも母もそうじゃなった。
でも、わが家はこんなもんなんだろう。

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<今日は何の日>
2009(平成21)年の今日、千葉県知事に俳優の森田健作氏が当選しました。
 
千葉の森田政権もながくなりましたねぇ。
 
ちなみに鈴木栄治って知っていますか?
知事の本名です。
公文書はこの名前で発出されます。
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ケチと質素の境目

2017年10月01日 | 早期退職
早期退職し丸三年がたった。
いよいよ来春には、60歳を迎えることになる。
 
ネクタイをぶら下げている仕事を辞めて、ぷーちゃんになって、一番の心配はお金の問題だが、今現在の先の展望はそれほど悲観的でもない。
 
楽観はできなけれど、健康で少し働ける日々があれば、無年金でもなんとかなるかな、という感じである。
 
今後は、カミさんが定年を迎える来年度を目途に、健康保険等の負担が増えるので、自分の”終活事業”としてもう少し働こうか、とは思っている。
 
でも、もうガツガツ働く気にはなれない。
 
この三年で想定外の出費だったのは、古くなった家の修繕費、過疎化・高齢化の農村での親族等の葬祭費だったが、どちらも将来の生活費とは別に基金的に積み立ててあったので、そこで対処できた。
ここは、これからおそらく足らなくなり、生活費部分からの持ち出しになりそうにも思う。
 
三年前、早期退職という自主的なリタイアをしたものの、当初は将来の不安が大きく、生活は”ケチな生活”であった。
 
その後、自分本来の時間を取り戻すと共に、”質素な生活”ができるようになった。
 
ケチも質素も外形上は似たようなものだが、”気持ちが貧乏”な節約(ケチな生活)と必要な物を最低限使っていこうとする質素な生活では、同じ節約でも、気持ちの上では随分違うということが解ってきた。
 
日日是好日。
今あるものにしっかり目を向け、物を大切にし生きる。
 
そうすると、今まで無駄にしていたたくさんのことが見えてきて、この三年間、捨てた衣料はあるが、ほとんど買っていないし、食べるものもコンビニで買わなくても、気が付けば身近にたくさんあった。
 
四季の移ろい、四季の花々。
長い間一人ぼっちで留守番をしてくれていたワンコ先生もそこにいた。
長い間忘れていたけれど、身近にも、心を和ませてくれるものがたくさんあった。

欲しいモノを我慢して、というのが貧乏節約の意識だが、最近はそんな思いは全くない。

欲しいモノがあればそれに向けて節約し実行するし、できることは自分で勉強し作る楽しさも覚えてきた。
 
家庭の事情や健康上の不安もあり選択した早期退職だが、人生最高の三年間を過ごせたと思っている。
 
Eテレの100分で名著『正法眼蔵』をきっかけに、わが家の宗派、曹洞宗の修証義というお経に出会えたことも、とても心の支えになっている。
神様仏様の存在はいまだによくわからないが、人の生きる道としての仏教は抵抗なく受け入れられるようになった。
 
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<今日は何の日>
今日は、衣替えです。
エアコンなどが普及し、季節感がなくなっていますが、こんな節目を私的に大事にしたいなぁと感じます。
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先輩からの間違い電話

2016年12月08日 | 早期退職

さっき、久々に携帯電話がなりました。会社員時代の上司(先輩)からでした。

出てみたら、やたらテンション高くで、「おれおれ、○○。イノシシがうんたらかんたら・・・」

「おっ、あっ、えっ」って対応をしていたら、「うん、だれ?」って。

誰じゃねえだろ!と、「元気そうですね」と呼びかけたら、やっと分かった様子()

あたし同様、少々早めの早期退職優遇制度でやめて、お互い注目の人なんですが、さすがは先輩、見事に復活していて、笑ってしまいました。

「イノシシのジビエがいれば、連絡してこいよ」「この間は、100kgオーバーの奴がかかってさ・・・」

おもいきりはりのある声に、元気をもらいました。

あたしの今をよく知っていることにも驚き。もう2年以上会っていませんが、ほんとうに有り難い間違い電話でした。

あたしも、一緒に働いた後輩たちの動向はいつも気になります。

人ってそういうものなんですかね。

今年も数人からお中元、お歳暮が届きました。もう組織にはぜんぜん影響力はないのですが、彼らはきっと純粋に気にかけてくれてるんですね。ありがたい。

安いもんしか返せないけれど、メッセージをつけて、「まだ、生きてるぞ!」って、ビールを送りました。
あのじいさん、まだ生きてるんだ!と笑いながら飲んでくれたらいい。

ほんと、サラリーマンの最終盤で、いい先輩の指導を受けられ、いい後輩たちと巡り合えたと思います。

 

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