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証拠のデータ改ざん 特捜検事逮捕

2010-09-25 23:52:18 | 報道/ニュース


  25日 NHK週刊ニュース


  秋霜烈日(しゅうそうれつじつ)ー秋の霜と夏の激しい陽射しー
  検察官の職務の厳格さと刑罰の厳しさをなぞらえたもので、
  検察官の理想像とされている。

  郵便割引制度をめぐり、うその証明書の発行された事件で、
  厚生労働省の村木元局長が無罪判決を受けた。

  事件を指揮した大阪地検特捜部主任検事前田恒雄容疑者が、
  押収したフロッピーデータを改ざんした疑いで逮捕された。
  最高検察庁が自ら捜査に乗り出し検事を逮捕するという前代未聞の事態。
  最高検は前田検事の元上司だった前大阪地検特捜課長からも事情を聞いている。
  前特捜部長らは前田検事から直接聞きはしたが“わざとではなかった”と判断して、
  地検トップの検事正に「問題ない」と報告していたということである。
  
  逮捕された前田容疑者は今回の事件の全体をとりまとめる主任検事だった。
  特捜部では部長・副部長に次ぐ立場である。
  主任検事は事件の構図や筋立てを描く、いわば捜査における扇のかなめ、
  その主任検事が証拠隠滅の疑いで逮捕されるという
  にわかには信じがたい展開になってきている。

  村木さんは拘置所の中で開示された証拠や文書にはすべて目を通していた。
  村木さんの見た資料にはデータが書き換えられる前の日付が記載され
  “村木さんが部下に指示”と地検が主張する日付とは矛盾していたのである。
  前田主任検事が改ざんされたとされるフロッピーのデータは、
  村木さんの無罪判決の決め手のひとつになった。

  ノンフィクション作家の吉岡忍さん
  「検察は政治家も逮捕できる絶対的権限を持っている。
   どういう権限、仕組みの中で調べられていたのか密室の中でわからない。
   今回の事件でそれを生み出した組織の土壌を
   きちんと検証し公表するということを期待したい。」     
  


  
  
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