日暮しの種 

経済やら芸能やらスポーツやら
お勉強いたします

値上げの春

2011-03-06 21:53:41 | 報道/ニュース
 


  3月4日 めざましテレビ


  騒乱の続くリビアが、
  2月下旬にあったクロマグロなどの保存をめぐる
  大西洋マグロ類保存国際委員会を欠席していたことがわかった。
  クロマグロ漁は会議の承認が必要なことから今シーズンの漁が難しくなり、
  日本の輸入も減りそうだ。

  混乱しているエジプト、チュニジア、リビアの3ヶ国はいずれも地中海に面した国。
  地中海はクロマグロの漁場である。
  3ヶ国のなかではリビアが一番クロマグロを獲っていて、
  地中海全体の約7%の漁獲枠を持っているが、
  クロマグロの漁獲枠を割り当てる会議を欠席したために
  リビアの漁獲が認められない恐れがある。

  ムバラク政権が倒れたエジプトも魚飼う枠割り当て会議を欠席。
  チュニジアは会議は出席したものの政権崩壊のため、
  水産省は例年どおりの漁獲は困難と見ている。

  日本のクロマグロ輸入量は約2万tで9割が地中海周辺諸国からの輸入。
  地中海では畜養マグロという手法が盛んで、
  これは幼魚をいけすで太らせるというやり方のため成長が早く、
  トロの部分が大きいため割安である。
  日本ではチェーン型の回転すし店など大衆店に影響が出るのではないかと懸念されている。

  この春は、
  家庭用食用油、コーヒー、タイヤ、輸入小麦、ガソリンなど
  すでに値上げしているものも含めてさまざまな物が値上げとなる。
  日本の「値上げの春」
  中東の民主化ドミノからガソリン、あるいはトロにも影響が出るかもしれない。
  世界的な食料高騰で食用油、、コーヒー、タイヤ、小麦などの値上げには、
  先進国の投機マネー、生産国の天候不順、新興国の需要があげられる。
  先進国の投機マネーについては、
  アメリカなどの先進国の景気対策で市場に出回った金が食料高騰を招いた。
  そして食料高騰の国民の不満が中東ドミノにつながった。
  先進国にとってはこれは景気の足を引っ張るのではないかという影響もみえてくる。
  














コメント

電気自動車ライフ IN USA

2011-03-06 21:50:47 | 海外ネットワーク
  2月19日 NHK海外ネットワーク


  大型車の人気が高いアメリカの車社会で、
  伝統の姿に変化の兆しが見える。
  アメリカ ロサンゼルスでは電気自動車に乗ることが、
  環境問題に高い意識を持っているというステータスになっている。
  充電装置はアメリカの街角で設置が始まり、
  フル充電すれば400km、東京から大阪までの距離を走行できる車もある。 

  最近は小型の電気自動車が最大の売りと位置づけるメーカーが増えている。
  原油価格の高騰を背景に、
  ガソリンを使わない次世代型の電気自動車に注目が集まっている。
  電気自動車の価格は3万ドルから4万ドル以上で、
  普及するにはまだまだ値段が高い。

  しかしその後の燃料費を大きく節約できるのがいいというリ利用者もいる。
  地元のショッピングモールでは駐車場に充電装置がある。
  こうした設備の多くは電気自動車の普及をアメリカ政府が後押ししているため、
  自治体や企業が政府の補助金を受け無料で提供しているのである。  
  充電1回で100円~150円で、ガソリン車より安上がり。
  カフェでくつろぎながら充電の進み具合をチェックすることが出来る。

  電気自動車生活を自分たちで手に入れようという人たちも出てきた。
  ガソリンエンジンと併用するハイブリッド車を
  完全に電池だけで動く電気自動車に改造するのである。
  電気だけで60kmの走行が可能になる。
  電気自動車への改造に対しては州政府が税金の優遇措置をとっているため、
  改造費は1台あたり実質40万円あまり。
  電気自動車の新車を買うより安く済むため、
  すでに注文が多くきている。

  電気自動車の普及にむけた課題も浮かび上がってきた。
  コロラド州では自宅以外に充電できる設備がない。
  氷点下の気温が続く真冬には電池の持ち時間が短い。
  フル充電してもメーカーの説明の半分程度の距離しか走れない日もあった。
  また巨大な電池を積み込むため、スペースに限りがあり荷物があまりのせられない。

  アメリカの人たちが体験し始めた電気自動車のある新しい暮らし。
  巨大自動車市場アメリカでの販売が軌道に乗るかどうかが
  世界での普及のカギを握るだけに、
  消費者の動向に熱い視線が注がれている。













  

  





















コメント