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震災後 2

2011-03-13 21:35:53 | 報道/ニュース
  オーストラリア・メルボルンの皆様に
  寄付をお願いしています。
  メールを送らせていただいた方面の方々、
  どうぞよろしくお願いいたします。

To people in Melbourne in Australia,
We need your fundraising faces to Japan's earthquake,
and give chances to my country to be happy again.
Please hold donations to rehabilitation for Japan.



  3月13日 読売新聞編集手帳

 
  ある時計メーカーが3年ほど前、
  会社員を対象に
  「どのくらい待たされるとイライラしますか?」
  というアンケート調査をしたことがある。
  パソコンの起動1分、
  エレベーター=30秒、
  レジ3分、
  通勤電車の遅れ=5分…とある。

  では、こういう問いはどうか。
  巨大地震で放射能漏れが懸念される原子力発電所で、
  原子炉の建屋が爆発し、
  外壁が吹き飛んだとき、
  周辺の住民は必要な情報提供や説明をどのくらい待たされたらイライラするだろう。

  たとえ1秒でも待ち遠しいに違いない。
  生命にもかかわるのだから当然である。

  福島第一原発で爆発が起きたのはきのうの午後3時36分頃、
  瞬間をとらえた衝撃の映像はテレビでも流れた。
  官房長官と原子力安全・保安院の担当官が前後して記者会見し、
  爆発を公式に認めたのは同6時前である。
  2時間余りがたって、
  「何らかの爆発的事象である」はあまりにも頼りない。
  事態の把握には一定の時間がかかるとしても、
  周辺住民が不安を募らせない物の言いようがあったはずである。

  一日千秋ならぬ、
  “1秒千秋”で情報を待つ人たちがいることを忘れてはなるまい。
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