サッカー女子ワールドカップで初優勝したなでしこジャパンに国民栄誉賞。
なでしこジャパンの選手や監督だけでなく、チームスタッフを含めた35人が表彰された。
(監督・選手22人、コーチ・スタッフ13人)
これまで国民栄誉賞は個人で18名が表彰されている。
そのうち11名はなくなられた後の表彰だった。
今回は35人全員に記念品の贈呈が考えられている。
国民栄誉賞を辞退したイチロー選手
2001年 大リーグで首位打者・盗塁王
2004年 大リーグでシーズン最多安打記録
『自分はまだ発展途上にある』
1983年には糖類の世界新記録を達成した福本豊氏。
辞退した理由は
『自分はパチンコもマージャンもやるしなぁ・・・』
国民栄誉賞は1977年、
当時の福田赳夫総理が、王貞治選手の本塁打世界新記録を広く国民で称えようと創設された。
当時、内閣総理大臣顕彰があったが、
“学術及び文化の振興に貢献したもの”など6つの対象にプロ野球選手表彰の前例がなかった。
しかし当時から、政権の人気取りだとか、選考基準があいまいといわれてきた。
今回のなでしこジャパンの表彰にあたっては
野党から政権浮揚ねらいだという批判の声も上がっていた。
~国民栄誉賞表彰規程~
・民間有識者の意見を聞く(非公開)
・首相が本表彰の目的に照らして表彰することを適当と認めるもの
表彰にはその当時の世相や状況が暗影されている部分も少なからずあるが
なでしこJAPANが祐希と希望をあたえてくれたことは間違いない。
さらに、国民栄誉賞は複数回表彰しないという規定はなく、
ロンドンオリンピックの活躍しだいでは史上初の再度表彰もありうる。