8月17日 めざましてれび
6月に世界自然遺産に登録された小笠原諸島への観光客が例年の3割近く増え、
早くも登録効果が表れている。
世界遺産登録後の7月には観光客数は前の年の同じ月に比べて約27%増え、
2268人に上った。
平泉の世界文化遺産登録を受け、
平泉町の中尊寺や毛越寺では観光客やお盆の帰省客でにぎわっている。
15日も中尊寺金色堂入り口などに長い列が出来た。
平泉の観光客数(前年同月比)
4月 8割減
5月 4割減
6月 1割増
7月 3割増
8月 5割増
平泉町観光商工課
「食事や買い物などで滞在時間を延ばし、経済効果を高めて生きたい。」
一時的なブームを滞在型の観光に、
通過型の観光からの脱却が今後の課題である。
小笠原諸島は世界遺産登録で自然を守るということも課せられた。
過去には、屋久島(鹿児島)・知床(北海道)は自然遺産登録後、観光客が増加、
踏み荒らしにより植物・樹木の根が枯れるという被害が一時深刻化した。
小笠原では自然を守るためのガイドの同行、入島規制を徹底しているため、
自然破壊行為などは今のところみられない。