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銀座6丁目「カフェレストラン フィオーレ」コートヤード・マリオット銀座東武ホテル

2011-08-20 16:14:32 | グルメ



    

      


  www.tobuhotel.co.jp/ginza/restaurants/fiore.html


  
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夏バテが先か、夏果てが先か、

2011-08-20 09:10:54 | 編集手帳



  8月17日付 読売新聞編集手帳


  将棋のタイトル戦前夜、
  両対局者が立会人などを交えて会食したときという。
  故・大山康晴十五世名人は料理を一人前たいらげてステーキを追加注文し、
  それを食べながら「明日の朝は鰻(うなぎ)がいいね」と言って、
  対局相手の内藤国雄九段をげんなりさせた。

  内藤さんが本紙で回想している。
  大山さんがのちに講演で明かしたところでは、
  前夜の宴席には常にわざと腹をすかせて臨んだそうで、
  旺盛な食欲も相手を圧倒する戦術であったらしい。

  相手を呑(の)んでかかるか、
  呑まれるか、
  勝負とは何によらず厳しいものだと、
  つくづく思う。

  夏休みも終わり、
  きょうから仕事という方も多かろう。
  棋士ならぬ身にも、
  記録破りの猛暑という手ごわい相手が待つお盆明けである。
  夏バテから濁点をとれば「夏果て」で、
  夏の終わりを指す季語になる。
  夏バテが先か、
  夏果てが先か、
  ここしばらくが濁音と清音のせめぎ合う終盤の難所だろう。
  大山流でステーキも、よし。
  鰻、またよし。

  …と、
  ひとをけしかけておいて無責任だが、
  〈炎天へ打つて出るべく茶漬飯(ちゃづけめし)〉(川崎展宏)の句に心はひかれる。
  名人の足もとにも及ばない。
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