11月6日 おはよう日本
オバマ大統領が
弱者にも手厚い公平な社会をつくろう
そのためには国が一定の役割を果たす必要がある
と大きな政府を主張しているのに対し
ロムニー候補は
国は民間のやることに口を出すべきではない
個人の責任で自由に競争できる環境が国を発展させる
と小さな政府を主張している。
アメリカでは30年~40年おきに考えが入れ替わってきた。
今から80年ほど前の1930年代のアメリカは
フランクリン・ルーズベルト大統領のニューディール政策によって
大恐慌から脱出をした。
しかし平等を重視した大きな政府は40年ほど経って動脈硬化を起こし
官僚主義が蔓延し人々は自分の権利ばかりを主張し効率の悪い社会になった。
そこでレーガンが大減税をやりいろいろな規制を取り払って
自由競争と小さな政府を実現した。
これでアメリカは活気を取り戻したが
小さな政府も30年ほど経つと暴走を始めアメリカの金融危機につながる。
この金融危機直後に就任したのがオバマ大統領。
4年前のオバマ大統領の登場によって多くの人は
アメリカは再び大きな政府の時代に入っていくのかと思ったが勢いがつかない。
現在は前のブッシュ政権とほとんど同じ政策を掲げているロムニー候補と
オバマ大統領が大接戦のうちに投票日を迎える。
歴史の分岐点に立ってアメリカはどちらを選択するのか。