日暮しの種 

経済やら芸能やらスポーツやら
お勉強いたします

“冬キャンプ” 寒さの中で思うことは

2021-03-07 22:47:25 | 報道/ニュース

2021年2月16日 NHK「おはよう日本」


青森県弘前市に冬限定のキャンプ場が開設され
コロナ禍で密を避けられると
1人でキャンプを楽しむ人が多く訪れている。

凍てつく氷点下の世界。
厳しい寒さの中で行われる冬キャンプである。
岩木山のふもとに広がる雪原がこの冬 期間限定でキャンプ場になった。
この日はSNSで開催を知った50人が県内外から訪れた。
「やばいやばい 風が。」
風や雪に耐えながら
あえてキャンプにのぞむ。
「非日常みたいな。
 その非日常を楽しんでいる。」
グループでの参加。
テントは1人1つずつ。
「こんな感じでソーシャルディスタンスを保ちながら。
 テントになったら密になってしまうので
 各人のテントで。」
「寒いですよ。
 寒いんですけどあたたかいですよ なんか・・・。」
夜 気温はさらに下がる。
体を温める焚火。
熱々の「キャンプ飯」。
「あちゅい。」
日常を忘れ
時は過ぎる。
冬キャンプで気持ちを新たにしようとする人がいた。
青森市から来た田中さん(34)。
介護施設や病院で栄養士として10年働いてきた。
「会社を辞めたのはつい先日です。
 みんなに言われました。
 『今なの?』って。」
大きなやりがいを持って働いていたが
あまりにも忙しくなり過ぎた。
寒空のもと自分をしセットしようとこの場所に来た。
「キャンプしている時はそういうの考えないようにしてる 逆に。
 ある意味 無の状態。」
キャンプ場でふと心に浮かんだ光景。
それは田中さんの生きがいになっている青森ねぶた祭である。
「はねと」と呼ばれる踊り手として10年以上活動してきたが
去年は新型コロナウィルスの影響で中止になったのである。
「コロナなんて無ければいいのにって本当に思う。
 いまが一番 暗い時なのかなと思う。
 ランタンの光があるのと同じで
 必ずどこかに光があるので
 明るくなることを信じて
 待ってます。」
夜が明けてー
水筒の水も凍る。
「穏やかな朝で。
 明日の活力になりました。
 きょうもこうやって朝日が昇ってますし
 頑張っていこうと思う。」
寒さの中で自分を見つめた冬のキャンプ。
気持ちを新たに歩み出す
今年の冬である。

 

コメント

タイのサッカー代理人 “選手に寄り添う存在に”

2021-03-07 13:10:25 | 報道/ニュース

2021年2月15日 NHKBS1「国際報道2021」


タイを拠点にサッカー選手の代理人を務める真野浩一さん。
真野さんは
Jリーグにはいれなかったり解雇されたりした選手など
多くの日本選手がアジアに移籍するのを手助けしている。

2020年12月
タイで日本選手の契約交渉に臨む代理人の姿があった。
真野浩一さん(35)。
9年前からバンコクを拠点に活動している。
(サッカー代理人 真野浩一さん)
「1か月くらい前からリクエストは届いていて
 何人かの選手を提案させてもらったのですけど
 なかなかうまく折り合いがつかないところもあって
 いま契約できるかなっていうところです。」
この日は大井川選手(24)を新たなクラブに売り込む。
「この選手は右サイドでも左サイドでも使えます。」
攻撃的な持ち味が評価され
シーズン終了までの契約合意に達した。
「4時からきょう練習。」
「行っていいんですか?」
「もちろん
 逆に行かないと 行かないと!」
大井川選手にとってもこれまでよりレベルの高いクラブでの新たな挑戦となる。
(サッカー代理人 真野jさん)
「彼なりにしっかりとコミュニケーション取りながら
 新しいチームメイトとあいさつを交わしていたので
 “すごくいいな”って。」
真野さんはかつて自らもフットサルの選手としてタイのクラブとプロ契約を交わした。
しかし現役生活はわずか1年で終わった。
(サッカー代理人 真野さん)
「契約を取ることが大変すぎちゃって
 契約を取ること自体がもう最終ゴールになってしまったんですよ。」
選手たちを支える存在の重要性を痛感した真野さん。
引退後もタイにとどまり
当時アジアにほとんどいなかった代理人になった。
これまでに移籍を手掛けた日本選手は126人。
アジアの19の国や地域に送り出した。
しかし新型コロナの感染拡大の影響はプロスポーツ界を直撃。
選手の国際的な移籍が停滞する事態となっている。
(サッカー代理人 真野浩一さん)
「プレーを直接 自分の目で見られないとか
 直接会って人柄を見ることができないので
 この状況だとすごく難しいですね。」
こうしたなか真野さんが力を入れているのが選手たちの生活を安定させることである。
この日は半年前に移籍を支援した小島選手(31)のもとを訪れた。
新型コロナによる所属クラブの経営悪化などによって
児島選手の収入は約3分の1にまで減少。
プレーに集中することも難しくなっていた。
そこで現在手掛けているのは
選手とファンを結ぶオンラインサロンの設立である。
会員になったファンが選手と交流できる新たな試みである。
(小島選手)
「こっちのほうに重点を置きすぎてサッカーがおろそかになっちゃうんじゃないかとか。」
(サッカー代理人 真野浩一さん)
「サッカー選手のときはサッカーしかしません。
 それ以外のことにチャレンジするのは引退した後でという形で分けるのではなく
 やっぱり今の時代 
 並行しながらできるというか。」
サイドビジネスが軌道にのれば
収入面の不安が解消するだけでなく引退後の生活も安定する。
真野さんは小島選手の挑戦を強く後押ししている。
(小島選手)
「やっぱりチャレンジしてみようかという気持ちになり行動に移せるので
 ありがたいなと思いました。」
選手としての夢を諦めざるを得なかった真野さん。
いまの選手たちが少しでも長くプレーできるように支え
その経験をセカンドキャリアにも生かしてほしいと考えている。
(サッカー代理人 真野浩一さん)
「日本から海外に一歩を大きく踏み出すことによって
 大きな結果を得るチャンスを得ていると思うので
 最終的には成功をつかんでもらいたいと思います。」
 



コメント