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42年ぶりの新人 引退するベテランから引き継ぐ思い

2021-03-27 18:46:41 | 報道/ニュース

2021年3月8日 NHK「おはよう日本」


昭和53年8月 巨人の王選手が前人未到の800号ホームランを打った試合。
名前を呼び上げたのが
当時アナウンスの仕事に就いて間もない山中美和子さんである。
応援するファンの気持ちに寄り添うことを心がけ
44年にわたって選手の名前を呼び上げてきた。
(場内アナウンス44年 山中美和子さん)
「場内放送を合図にファンの人たちは『ワー』とやりたい。
 ワクワクしている時間を楽しむ。」
王さんは呼び上げかたに最も苦労した選手で
何度も練習したという。
(場内アナウンス44年 山中美和子さん)
「盛り上げようと思えば『おう!』となってしまう。
 それだとおかしいので
 次の打席は『おぅ』みたいな感じになってしまって。
 本当に王さんは難しかった。
その山中さん
今シーズンで引退する。
そして今年42年ぶりに3人の新人が誕生した。
研修では熱の入った指導が行われる。
「1番 セカンド 吉川
 1番 セカンド 吉川」
(山中さん)
「同じ調子で言わないほうがいい。
 1回目と2回目の調子を変える。」
2月27日の2軍戦。
この日デビューする新人たちは緊張している様子だった。
「6番 ショート 呉(ウー)]
「ファーストですよ。」
「間違えました?」
「呉(ウー)ショートと。
 正しくはファースト。」
「私が間違えたんだ。
 気をつけよう!」
(42年ぶりの新人 小倉星羅さん)
「すごく緊張した。
 伝統を引き継ぐ思いがとてもある。
 1軍の舞台を目指し
 山中さんを良い形で安心して送り出せればと思う。」
(今シーズンで引退 山中美和子さん)
「ファンの人と一緒に盛り上がってほしい。
 いちばん大事なのはジャイアンツファンでいることだ。
 自分がいちばん好きだと3人で競争してほしい。」
山中さんの指導を受けた新人の3人は今後も2軍の試合を中心に実戦を重ね
今シーズンの1軍デビューを目指す。


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