12日、サンデーモーニングでのコメント
金子勝さん
小沢さんか菅さん、どちらが勝っても短命ではないか。
1930年頃から1940年頃まで13回内閣が変わっている。
バブル崩壊以降ほとんどその状態で、戦前の二大政党制に似てきている。
その危機の時代を乗り切るには、
環境エネルギー革命であるとか、
少子高齢化が進む社会で子供を育てる仕組みを作るとか、
東アジアで緊張緩和しながらどうやって市場を開拓するとか、
そういうメッセージを両方が送り出していくような、
何をするかという強さが感じられない。
寺島実郎さん
日本の政治の貧困が世界の中で際立ってきた。
9月以降ますますねじれ国会の意味が出てくる。
小沢さんにしてみれば勝っても負けても、
小沢さんについてくる議員を踏み固めて、
迷路の中で政界再編を仕掛けていくリーダーシップを握るカードを
掴もうとしているゲームである。
小沢さんは中央突破で政権をとってもいいが、
とらなくても時限爆弾としていつでも保守合同という地合を作っている
そのゲームを我々は目撃している。