箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

嫌われたくない中学生

2020年08月14日 06時54分00秒 | 教育・子育てあれこれ

今の中学生は、友だちに嫌われたくないという気持ちを強く持っています。

 

「ぼっち」はイヤというように、まわりに嫌われることを極端におそれています。

 

大学生でさえ、友だちがいないとまわりから思われるのがイヤで、学食で一人で食事ができず、トイレの個室で食べる人もなかにはいます。(これは事実です)

 

でも、私は「嫌われたくない」という中学生に、秋元康先生が言った言葉を伝えたいのです。

 

 

誰からもよい人だと

 

思われることを目指すと、

 

誰からもどうでもいい人に

 

なってしまいますよ。

 

だから、これからは、

 

嫌われる勇気を持ちなさい。  

 

この言葉は、高橋みなみさんに、秋元康先生(作詞家・プロデューサー)が送ったアドバイスです。

 

人はだれしも嫌われたくないと思うものですが、彼は「人から嫌われることを恐れるより、欠点があってもいいから、それ以上に魅力のある人間になったほうがいい」と説いたのです。

 

 

また、今の中学生には、友だち関係内での同調圧力が強く働きますので、グループ内で一人だけちがった発言や行動をしないでおこうときめている傾向があります。

 

そんな場合にも、嫌われる勇気をもつことが望まれます。