第二次世界大戦の終戦から、昨日で75年となりました。
人は生死の極限にあるとき、生きるか死ぬかを決めるのは「希望」があるかないかだと思います。
第二次世界対戦のとき、アウシュビッツ収容所で、生き残った人がもっていたものは、その人の運もあったでしょうが、その人が心に抱く希望であったようです。
囚われの身となり、いつ命を落とすかわからない状況でした。
「もうダメだ」と、誰しもがあきらめて死を覚悟する状況に置かれた中で亡くなっていきました。
ところが、「戦争はいつか必ず終わり、妻子にまた会うことができる」などの希望を捨てなかった人は生存を続けることができたのでした。
「もうダメだ」と思い始めると、ほんとうに「もうダメ」になるのです。
希望は人に生きる勇気を与えるのです。
戦争以外でも、人間には順境のときもあれば、逆境に見舞われるときもあります。
失敗や挫折を味わっても、そこから起き上がるには、強い意志の力も必要でしょう。
でも、そんなときでも、自分を支え励ましてくれるのは、希望なのだと思います。
生きる希望とは、自分の人生に意味を見つけることから生まれます。
生きる希望をもっていること、人を愛し、愛されることから「生きがい」が出てくるのです。
いまの中学生にとって、学力や体力を伸ばすことは大事であるのはいうまでもありません。
しかし、人に生きがいを与えるほど、自分としてのやりがいを感じることはないのです。
そんな大人になってほしいと願うのです。
中学生のいるご家庭も、家族を愛し、愛されるご家庭であることを願います。
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「生きがい」
(1983年 歌:岩崎宏美 作詞:有馬三恵子)
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ああ ひとりひとりの心は
はかない水にも 似ていそう
ああ だからあなたとわたしを
めぐり逢わすなんて
愛はある日 しみじみと泣きたいほど
ああ つらい思いもするから
夢ももてるなんて
愛はある日 きりもない生きがいなの
はかない水にも 似ていそう
ああ だからあなたとわたしを
めぐり逢わすなんて
愛はある日 しみじみと泣きたいほど
ああ つらい思いもするから
夢ももてるなんて
愛はある日 きりもない生きがいなの
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