箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

小売業の変遷 50年 後編

2023年11月08日 08時15分00秒 | 教育・子育てあれこれ
百貨店でも首都圏や関西圏の店は、富裕層やインバウンドの訪日外国人の来店で、収益を確保しています。

また、大阪の阪急梅田店や阪神百貨店は、庶民を引きつけ、梅田の市街地にしっかりと根をおろしています。

ところが、地方の百貨店はいま閉店が相次いでいます。

愛媛県の新居浜大丸やそごう徳島店など、採算が取れず閉店に追い込まれています。

そのほかの地方でも、そごうや西武など百貨店はどんどん閉店しているのです。

地元では、百貨店がなくなることに、市民は残念がります。

わがまちに百貨店があるというブランドイメージがなくなることを残念に思う市民は少なくないのです。

閉店後は広い敷地のテナントが埋まらず、地方都市でのダメージはとても大きなものがあります。

もう百貨店が地方で存続する道はないのでしょうか。

私は、百貨店が地域の財産として残り、地域と共に歩む百貨店に変わっていくべきでないかと思います。

地域に向けたイベントを行ったり、地域貢献活動を展開するなど、地域と百貨店が一体となり、意見を出し合いまちづくりを推進するなど、新たな発想の経営が求められているのではないでしょうか。