経済協力開発機構(OECD)が行う「PISA調査」は、国際的な子どもの学習到達度の学力調査として、とくに教育関係者の中で有名です。
その経済協力開発機構(OECD)はこのたび、社会生活を送る上で必要な大人の能力を測る「国際成人力調査(PIAAC)」の結果を公表しました。
それによると、日本の平均得点は前回(2011年)1位だった「読解力」と「数的思考力」が2位でした。
そして、今回初めて調査した「状況の変化に応じた問題解決能力」が1位となり、総合的にはトップ水準を維持しました。
なお、この調査では対象者の意識なども調べています。
生活満足度が高い人の割合は、日本は52%と最も低く、OECD平均の75%を大きく下回りました。
現在の職業に対して自身のスキルが不足していると回答した25〜65歳の人は29%で、そのうち42%がITスキルの向上が必要と回答しました。
日本の大人の実態をあらわした調査として、注目に値します。