そのなかで、子育てをする親御さんは、ある意味で、難しさを感じる時代です。
また、うちの家の教育方針はこれだと思っても、他の家庭は違っているかもしれない。
たとえば、うちでは子どもが中学生の間は、スマホを買い与えない。
こんな方針を貫こうとしても、子どもは「みんなが持っている。なければ友だちづきあいもできない」と言います。
他の親に聞いてみると、「今の時代、スマホぐらい中学生がもたないと。だって、学校でもネットにつながるタブレットをどの子にも持たせるのよ」
わずか10年で、親のスマホに対する考えや価値観は、大きく変化しました。
そんな時代にあって、迷うことも多く、親はいかに自分の家の価値観を子どもに伝えていけばいいのでしょうか。
一つ、必ず伝えるべきは、学習や学力についての価値観を明確に示すことです。
それほど、10代の子にとって、また親にとって、勉強・学習が占める関心は大きいのです。
数学が苦手なわが子は、数学が苦手なことを気にしています。
そんなわが子の得意やなことやできることに目を向けて、
「数学で100点をとるのと、歌を上手に歌えるのも、同じ素晴らしい才能だと思うよ」と言うのです。
大切なのは、そのことを親が思っているだけでなく、はっきりと言葉にしてわが子に伝えることです。
それも、一度だけでなく、折に触れ何度も言うことです。
そう言われ続けたた子は、他の子には負けないことがあるという自信をもつことができます。
燃えるような自信につなげていけます。
親が認めてくれていると感じることが、子どもが自分の揺るがない価値として肯定して、捉えることになります。
つまり、人間には多様な価値があることを、自然に学んでいくのです。
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