箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

行間を読むときに使う知識

2024年03月23日 07時24分00秒 | 教育・子育てあれこれ
私たちは日常生活で、毎日さまざまなできごとに出会います。

そのできごとをどう捉えるかは、そのできごとだけでなく、原因は何だったのかとか、このできごとは、のちにどういう影響がでるだろうかと考えるのです。

つまり、私たちはできごとの行間を読もうとするのです。

そのときに使うのが、その人の知識です。

その知識は、自分の経験とつながりをもつのです。

経験に基けば、その知識はたんなる「知っていること」ではなく、いきた知識になります。

小さな子どもは、経験に基づき知っていることが完全な知識でなくても、どんどん言葉を使い、一気に語彙を増やしていきます。

試行錯誤を重ねて増やした知識は、次の学びにつなげていけます。

子どもの学びや学習とはそういうものです。

ときとして、知識の修正が求められることもありますが、子どもは柔軟なもので、失敗をして修正していくのです。

失敗をして、学び、課題を克服したとき、子どもの精神力は強くなります。 

そのような学習が学校の授業の中でとりいれられていれば、子どもが学びから逃げ出すことはありません。


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