新型コロナウイルスが3年間で残したものは、けっして少なくありません。
その一つに、演劇の変化があります。
私は記憶に残っている最初の演劇を鑑賞したのほ、高校で学校行事として催された劇団四季のミュージカルでした。
演劇とは、本来なら、制作者、演劇スタッフ、俳優、観客が、同じ空間、同じ時間をもって、一体感と一度きりという芸術をつくりあげるものでした。
しかし、コロナ感染の拡大とともに、関係者としては苦渋の選択だったでしょうが、作品を映像化する方向に舵を切りました。
今では、一度きりという芸術を作り上げるという演劇スタイルが戻ってきていますが、一方で映像化という手段が残っていくでしょう。
ただ、考えてみれば、地理的に劇場に行けない人もいます。身体的に行けない人もいます。
その場合でも、家で映像を楽しむことができるというメリットもあります。
コロナが終息しても、演劇の映像化は残っていくと思われます。
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