箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

話し合うのが苦手な日本人

2022年04月05日 07時07分00秒 | 教育・子育てあれこれ

スーパーやコンビニのレジで待つ時間が長いと、イライラする人が多いのが日本です。

前の人がモタモタしていると、後ろから「あーぁ!」というため息が聞こえてくることもあるのが日本です。

その点、ヨーロッパ等の国の人は、待つことにとても寛大・寛容です。それどころか、レジ担当の人と話しこんでも、だれもが顔をしかめることなく待ちます。

コンサートや展覧会に長蛇の列ができても、みんながじっと待つのが西洋式流儀です。

ただ、最近の日本では、長い列ができてもじっと待つ若い世代が多くなったと感じます。

私も先日、ライブの列に若い世代といっしょに並びましたが、文句一つを言わずみんなじっと待っていました。


「じっと待つ」の根底に流れる考えは、「だれもが完璧ではない。欠点を含め、自分も他人も受け入れる。理解できないことは話し合う」だと思います。

ただ、日本の場合は、「話し合う」ことをほとんどしません。それよりも、相手が察することを求めるのです。

「空気を読めよ」と不満がたまり、それが爆発すると、「キレ」るということになります。


2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (さくらもち)
2022-04-05 08:08:24
その通りですね。コミュニケーションは何よりも大切で、対面でお互い顔を見せて話し合うことこそが人間関係の基本です。
返信する
Unknown (Unknown)
2022-04-05 12:10:49
mi3chu-kocho文化のちがいもあるようです。文脈を読むのが日本文化(high context)で、読まないのが西洋文化(low context)ですので。
返信する

コメントを投稿