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わたしは校長を務めているとき、中学生向けの講演会で、講師の先生からペップトークを学んだことがあります。
人の心を鼓舞して、はげます手法です。
①事実へ共感する
あなたの気持ちはわかりますよ。ほんとうにそうですね。
②考え方を変換する
違った角度から、相手の考え方を変えるようにはたらきかけます。
③行動をうながし励ます
具体的な言葉をかけ行動することを促し、「さあ、行きましょう」と決意で締める。
その話し方を、実際に中学生に実践したのが次の話です。
「そうだね、緊張するのは無理もないよ。こんな大きなコンクールは初めてだから。 ①
でも、あなたたちの演奏が聞く人の心の底を光で照らすことができますよ。 ②
今日一日だけは、賞をとることよりも、聞く人の心を明るくしましょう。さあ、いい音を聞かせてください。 ③ 」
※ ②は、シューマンの言葉「人間の心の奥底に光を送ること。これが芸術家の使命である」を参考に、中学生に伝わるようにして、考え方の転換を行いました。
このように、大阪府代表を決めるコンクール直前の吹奏楽部員に伝えました。
そのポイントは、短さとわかりやすさです。
言葉は思考と感情に影響を与え、行動をかたちづくる力をもっているのです。
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