2015年9月、国連サミットで持続可能な社会づくりが提唱されました。
その中で、2030年をめざし、世界がキャッチフレーズにしている目標が、「誰一人置き去りにしない社会」です。
置き去りにされなければ、次世代の誰もが平等に、尊厳と希望を持って生きられます。
そういう社会が次々に循環します。持続可能な希望の未来は、私たちが目指すべき約束のゴールでもあります。
誰もが置き去りにされない、世代をこえて頼りあうことのできる社会を、あと10年かけて求めます。
わが国で言えば、虐待、貧困、格差社会の顕在化が大きな問題となっています。
子ども食堂はいま全国に3700余り広がっています。この3年で12倍の急増です。
箕面にいると見えにくいですが、日本ではいま、子どもの貧困は深刻さを増し、家庭で食事を摂れない子が増えています。
その子どもたちに食べ物を提供して、居場所としての人間関係で支えるのが子ども食堂です。
また、子ども食堂は、例えば子連れの親たちが子育ての手を休めにやって来る場でもあります。
一人暮らしのお年寄りが自作の料理を持ち寄る場にもなっています。
中学生には、誰もが置き去りにされない、世代をこえて頼りあうことのできることの大切さを学習してほしいと思います。
また、その実践力もつけてほしいと願うのです。
レディ・ガガは言いました。
もしあなたに影がないなら、光の中にいないということ。
自分でもなくしてしまいたい短所や欠点があっても、それに光を当て、自分の一部分にしてしまうのは、世代を超えて助け合い、頼りあう人間関係であるのです。
そのような学習をしてほしいと願う今日この頃です。
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