箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

完璧でなくてもいい

2019年11月26日 07時06分00秒 | 教育・子育てあれこれ






中学生の保護者にもさまざまなタイプがあります。

その中でも、子どもに完全を求める親について、今回のブログで述べます。

完全を求める親とは、「べき親」です。

これができるべき。

こうやるべき。

ここまでやるべき。

こうすべき。

このように、「べき」で子どもに迫ると、子どもは窮屈に思い、ストレスを感じることにもなります。

10点でなくても、7点ぐらいでいいと考え、実際にものごとは10点満点が必要なことは、ふつうありません。

子どもの未熟さ、不完全さにおおらかに接しましょう。

また、子どもに完全を求める親御さんは、往々にして、問題点をストレートに指摘しがちです。

たしかに、正論、正しいことを言っているのですが、子どもは心に直球で突き刺さります。

そうなると、中学生は素直に親の言葉を受け取れません。

そして正しいことを言っているのに、子どもは言うことをきいてくれません。

今から、意見をしようとする前に、まずどう伝えようかを考え、親として、なぜそれが問題だと思うのか、どうしたらよくなるかという言い方をします。

その際、「あなたは(おまえは)・・・」という言い方でなく、「私は思うんだけど、・・・」のように、ズバリというのでなく、柔らかい雰囲気で伝えます。

すると、子どもはちがった反応をすることが多いものです。


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