「先の戦争のことを、今の時代の価値観で考えて話してはいけない」というようなことを武田教授が仰ったそうです。
私も以前「戦国時代の侍は、働きもしないで集まっては戦の話し合いばかりして・・農家の人たちが懸命に汗を流して作物や米を作っているのに、収穫してから戦えば良いのに、収獲前の作物を蹴散らして戦をしていたんでしょう?」と友人に話したことがあります。
すると「今の考えを戦国時代に当てはめることは間違っている、当時には当時の考えや生き方がある」と言われました。
「ビルマで戦死された御祖父さんが、何故英霊とされているの?(日本は侵略戦争でビルマまで行ったのに?)」というようなことを質問された少女に対しての回答だったそうで・・武田教授は「侵略戦争ではない」とも仰っています。
侵略戦争でビルマまで行ったとは、私も考えてはいませんが・・
私の母の長兄さんと次兄さんは共にビルマ(インパール作戦)で戦死しました。
学校の先生が「大変優秀なので、上の学校に行かせてやってください」と自宅まで説得にきてくださったそうですが、これからと言う時に未来を断たれてしまいました!
農耕民族だから「草でも食べれば良い」というようなインパール作戦だけは、今でも本当に酷い恐ろしい作戦だったと思います。