昨日解禁になったワインボージョレヌーヴォーに因んで昔の懐かしい映画を思い出しました~
広い高原に囲まれた田舎で、パリから帰郷したエリートが美しい女性に魅かれて結婚したのですが・・
美しい女性は、パリにあこがれていて「私をパリに連れてって!パリで暮らしたい」と切望します
「パリの窓辺から観る月は美しい?」「星空も輝いている?」と彼に聞きます
彼は「ああ」と頷いて、パリで暮らした日々を夢物語のように話してあげます
ある日、彼の母親が二人の家を訪れるのですが、ドアをノックしても彼女は開けようとしなかったのです
そして、窓から険しくて冷酷な顔を見せたせいで、母親はショックを受けて帰る途中で心臓まひで亡くなってしまうのです
亡くなる直前に、駆け寄った近所の女性に「部屋に入れてくれなかった、冷たい悪魔のような目で(嫁が)見たのよ」と告げます
母の死の真相を聞いて、大変悲しんだ彼は女性と別れます
御互いに愛しながら別れて、ふたりは永遠に二度と逢えない結末に!(彼女の絶望の死によって)
あの日、美しい彼女に恋をしていた男性が、ふたりの家に(彼の留守中に)押しかけていたせいで、彼女は訪ねてきた母親を招き入れることが出来なかったのです
彼は星になってしまった彼女を抱いて、嘆き悲しみます
「嘘をついていたんだ!許しておくれ、パリの空は暗いんだ!美しい月も星も見えないんだ」
『灰色の 暗くて長い パリの冬』 『冬空の 年の暮れにて 選挙する』