恵理の日記帳

平凡な日々の中で、ささやかな出来事を書いています。

次男が遺してくれたもの

2022-03-12 07:19:09 | Weblog

 次男が2歳の頃、検査で仙台の東北大学付属病院に入院した際に診てくださった先生(医師)から頂いた手紙です

     検査入院したのが昭和60年の春だったと思います

 温かい手紙を送ってくださったのが平成3年ですから、本当に嬉しくて宝物のように大事に保管していたのでしょう

   

         

           守る会から頂いた記念文集も、出てきました

       生後86日で次男の手術してくださったのが、大井教授でした

すでに肝臓の状態は悪くなっていましたが、次男は38歳10か月まで生き抜いてくれました

 この文集の中で、千葉先生は「胆道閉鎖だからといって、かなりひどい(悲惨な)説明をする医師が多いですが、これは気を乱す悪いことです」と記されています

「西洋医学だけを習った医師に多いのですが、こういう医師の元での治療は不完全なものと私は考えます」

   この貴重な文章を、今の三重大学病院の女医(伊〇医師)に読ませてやりたい!!

 

 白血病になった次男に、診察の度に「末期がんだから治りませんよ」「延命治療は拒否しますか?」と言い続け、それを聞いた次男は急に元気がなくなって・・うなだれていました

 いたたまれなくなって、私は「毎回、同じことを言わないでください!この子は病気に打ち勝とうと頑張っているんです!患者にだって生きる権利はあるんです!」とクレームを入れました

 

   次男は「病院(三重大病院)は嫌だ、殺される」と、自宅療養を強く望みました

   自宅での三か月間は、大変でしたが・・二人三脚で本当に良く頑張りました!

 最期まで「弱気になったら病気に負ける」と言い続けた次男は、穏やかに優しい顔で旅立っていきました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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次男が遺してくれたもの

2022-03-12 07:14:59 | Weblog

 学生時代は、勉強も良く頑張っていました(胆道閉鎖症の子どもは賢いのです)

 

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