ケンメリレポート from ケンメリパラダイス

C110型スカイライン 通称”ケンメリ”にまつわるブログです。
ケンメリに乗ったり触ったりしたら更新してます。

2007ケンメリ・ジャパンミーティング

2007年02月11日 22時35分17秒 | イベント
昨夜はビールを飲んで携帯電話の電源を切って寝たおかげでゆっくり眠れた。
目覚ましがなる前に目が覚めたが時間は午前3時(ジャスト)。
さすがにいくらなんでも早すぎだろと二度寝。
これが悲劇の・・・原因になることはなく、ちゃんと目覚ましアラームにて再び目が覚める。
身支度を整え家を出る。
駐車場までの道すがら、地面が湿っていることに気づく。

あれ?

きっと道路工事の人たちが清掃した後だろうと思いきや、
駐車場へ向かう公園脇の道路までもが湿っている。

ひょっとして・・・

予想通り、ボディカバーが湿っておりトランクに水溜り。
どうやら昨晩から本日未明にかけて雨が降った模様orz
しかし地面の乾き具合やトランクの水溜り具合を見ても雨が上がってから
結構時間が経っている(もしくは降雨量がそんなに多くなかったか)

カバーを丸めてトランクへ。
自販機でホットレモンを購入し、ケンメリの車内へ。
当然早朝のこの場所でのアイドリングはできないので、そそくさと大通りへ。


水温計が上がるまで、ホットレモンを飲みながら待機。
うっすらと空が白んでくる時間。
普段なら寝ているか仕事している時間にケンメリに乗っている。
暖気が終了したところでケンメリ発進。

大通りから環八、環八から裏道を使って婦女子様宅へ。
待ち合わせ6時半の定刻一分前に到着すると既に婦女子様がスタンバイ。
どうやらタイミング的にはジャストだった模様。
婦女子様をピックアップした後、多摩川沿いの道路を南下。
そのうねりに合わせて作られている道路。ちょうど日が昇ってくる様子を
真正面に見据えて走る形に。


朝日がまぶしい。
サングラスやシェードも役に立たない角度からの日光。
日の出に向かって走れ、ではないが予もすると信号すら見落としがちな状況。
しかし早朝のドライブというのはなんともいえない爽快感があり(ガラガラというわけではないが)
それはそれで気持ちがいい。

程なくして川崎駅付近に差し掛かり、国道一号を右折し、132号線で左折し直進。
海底トンネルをくぐり、突き当りまで行けば左手に川崎マリエンが見える。
途中ジャパンのテールランプを見かけたのだが、マリエン内には姿が見えない。
ケンメリをマリエン施設内に入れて停車。どうやら一番乗りのようだ。

施設関係者の車が停まってるだけで他には誰もいない。
朝ごはんを購入しながらも家に忘れた迂闊な当方をフォローしてくれるかのように
婦女子様が持ってきたおにぎりをケンメリ車内にて頬張る。


リスのように口に詰め込んでいると、ジャパンが一台入場。先ほどいた車に違いない。


二つ目のおにぎりを食べてる最中に、次から次へとケンメリ・ジャパンの姿が現れ始めた。
先ほどまでの静けさは複数台のL型の咆哮でかき消され一気に賑やかに。
コロナのOさん、あっきぃさん、Sさん、とお馴染みのメンバーも集合。
軽く挨拶を交わしつつ・・・また車内でおにぎり(おい)

そのうち施設の担当者の方が来て看板設置などの軽い打ち合わせを行う。
本日は休館日なのでトイレが使えなかったり、施設内の食堂が使えなかったりと
若干の不都合があるとのこと。
そんな話をしているとジャパンのとまやんさん到着。
持参いただいたお手製看板をガムテープなどで止めたりとしているうちに気づけば
かなりの数の車が集まっていた。


ケンメリが3台に対しジャパンは既に10台近くが来場していた。

そして顔見知りの皆さんも次々にご登場。
ニューイヤーでもそうだったが、年々知り合いの人が多くなり、挨拶が雑多なものになってしまい大変失礼な状況になってしまっていることをこの場でお詫びしたいm(__)m(ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ)

そんなところへマリエンに出入りしているバスの運転手さんがKAZさんの奥様に話しかけていた。
「とねさん~呼んでるよ~」

え?
何ゆえ当方が呼ばれているのか。
何かイベント開催で不手際でも・・?とガクブルしながらバスに近づいていくと、
なんとそこには石坂自動車のツーリングでご一緒したIさんが!

そういえばバスの運転手さんだということを聞いていたが、まさか今日この日にこの場所に運行しているバスだったとは何たる偶然!
「1時間後にまた来ます」
とマイクから発せられた時はKAZさんの奥様も当方の婦女子様も大爆笑。




ケンメリも徐々に増えつつある。
「こ、こ、こ、コレはよくできたR仕様ですネ!」
などとアホなことをのたまってのちのち恥をかく結果に。


ニューイヤーでもお馴染みのブルメタ兄弟さんも登場。
徐々に増えるケンメリに既にエレクト状態(ハァハァ)
程なくして開会時間の10時となり主催のとまやんさんによる挨拶が行われた。

(C)フィジケラさん
晴れ男が多いおかげで本日は晴天・・・というスピーチのすぐ後にタイミングの悪い男(not雨男)がいるが
お判りだろうか。
挨拶も終了し各自ばらけて各々の愛車を愛でる事に。



もちろんケンメリジャパン以外にも、ハコスカ、そしてZも登場。
このZ当HPでも何度か見覚えのある方もいらっしゃると思うが、
ツーリングなどでご一緒させてもらってるS30ZのOさんとそのお仲間のハコスカ(なんとG型!ショートノーズ!)の方。
ちなみにこのハコスカの方と当方には物凄い共通点が。


しかしやはりジャパンの圧倒的物量作戦(?)の前にケンメリ軍団は旗色が悪く
(別に競ってるわけではないですが)
ジャパン天国。


そんな中、別冊Lightning VINTAGE AUTO誌さんより取材を受ける。
ニッポン旧車!VINTAGE AUTO 7 (7) (エイムック 1331 別冊Lightning vol. 39)
もちろん取材してしてオーラを出していたことは言うまでもない(おい)
車がこうして写真に撮られるのはやはりオーナーとしては嬉しかったり。
4月に発売とのことなのでやはり2冊くらい買うべきだろうか。(好きにしろ)


借りている駐車場が埋まっていくのが判るくらいに大盛況。
その様子を納めようとするもデジカメ電池切れorz
ど、どうしてこのタイミングで・・・ということでコンビニに昼飯ついでに電池を買いに行く。
しかし、この行動が実に迂闊だった。

当方が出た時に、なんと先ほどのIさんがわざわざ休憩時間を利用して家に戻って
ケンメリを持ってきていただいたのだった!
それを聞いて慌てて戻る。
走りながらデジカメの電池を交換する様はまさしく戦場でマグチェンジを行うそれに等しい(どこが)
荷物類を婦女子様に預けて茂みを越えてなんとか到着。


ギリで何とか間に合った・・・ものの、もう戻らねばならないとのこと。
実はIさんのケンメリは電装系に不具合を抱えておりそれを応急処置で動かせるようにして
わざわざ来ていただいたのだった。
なんとありがたいことか。


万一停まっても平気なようにブースターケーブルをお持ちになられていたが(写真参照)
それにしても嬉しいことだ。
次回はぜひゆっくりと、完調な状態でお会いしたいところ。

当方のケンメリとは違う咆哮を奏でながら去り行く姿に一同聞き耳を立てる。

食事の際は模型メーカーの方とKAZさんと談話したりしたがケンメリとは関係のない
武蔵やらヤマトやら零式艦上偵察機などの話に終始。
隣で女性陣は呆れ顔。

食事を終えてデジカメが復活したと所でケンメリを撮影してみる。

(写真提供:(左)とまやんさん、(右)大さん )






そして、一台のケンメリが入ってきた。
その入場時、当方はちょうどいなかったのだが、携帯には直さんから速報メールが。

コレを見逃していたらきっと悔いが残るであろう一台。


ケンメリ スポーティGL!
某オークションでご覧になられた方もいらっしゃるであろうこの車体を
まさか肉眼で見ることが叶うとは!

既にタガが外れ撮影開始。

GT系とは異なる内装。青で統一されたインテリアにハァハァしていると不意に後から

「よかったらどうぞゆっくりと・・・」
と。

オーナーさんがすぐ後にいらっしゃったのだ。
慌てて挨拶し車を拝見させてもらう。
入手のいきさつなどをお話いただき、一方的に当方の青GL萌え論を話し始め
人の迷惑顧みず一人エレクト状態。
(ああ、すみませんすみませんすみません)


G16エンジン搭載でボンネットフードはL6のそれより短い仕様。
実によいモノを拝見させていただき眼福の至りである。
北海道のTakuさんといい、GLは結構極上車が残っているのだなあと思ってみたり。


さらに、ノスヒロ取材も受けられその後はなんと鈴木さん兄弟とならべて駐車。



青い三連星?

そんな興奮に包まれる傍ら、お馴染みFさんがノスヒロの取材を受けていた。

ご家族でファミリーカーとしてのケンメリを使われているFさん。
チャイルドシートを前後につけて実に理想的な将来図である。
左側に写っている当方の車には目もくれず(orz)取材は行われていた。

(写真提供:大さん)
またNYMには間に合わなかったあっきぃさんだが、今回は満を持しての登場で
同じく撮影会が行われてたり。

あちらこちらで楽しいひと時を過ごしつつも夕暮れに伴い一台、また一台と会場を
後にしていった。楽しい宴もやはり終わりが来てしまうのである。
そんな物悲しい心情を表すかのように、毎年恒例お230セドグロ軍団とマシンXによる
アトラクションが行われ、夕暮れの中裕次郎の曲をバックに(本当)隊列走行。

当然許可なくして行動でやると怒られるので場内だけのお遊び。

こうして2007年のケンメリジャパンミーティングは幕を閉じた。

遠路はるばるお越しいただいた皆様、会場を提供していただいた川崎マリエン様、
停電でトイレが使えないためトイレを提供してくださったセブンイレブン東扇島店様、
寒空の中スタッフとして働いていただいた皆様、

本当にお疲れ様でした。


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ケンメリジャパンミーティング エピローグ

2007年02月11日 21時55分08秒 | レポート
談笑続く会場を一足お先に失礼させてもらう。

夕暮れ~日没の港湾施設は実に幻想的である。
海底トンネルをくぐって、132号を川崎駅方向に走っていると
異臭が。

一瞬ケンメリから発せられるのか、当方の加齢臭かと危惧するが、
どうやら工場地帯から出ている揮発性の臭い。
婦女子共々ノックダウン寸前。
頃合を見計らって窓を開けて車内に篭った臭いを開放。

再び川沿いの道を走り、パスタ屋さんでデナー。
デナー後は婦女子様を送り届けて帰路に着く。

興奮冷めやらぬ感じで駐車場へ到着。
濃い一日を終えて、顔の日焼けのひりひり感を感じながらケンメリを降りる。

トランクを開けていつもどおりボディカバーを取り出す。

ちょうど隣のコインパーキングに一台の車が。
全く音がしないので不思議に思って横目で見ていると、噂のプリウス(今更ですが)
本当に音がしなくてびっくり。

そんことを考えつつ、ボディカバーをかけて裾紐を締め上げていると

「コレ、本物ですか!?」

!?
顔を見上げるとプリウスのドライバーが話しかけてきていた。
この質問には当然用意していた答えがある。
今日のミーティングでは、というかここ最近は使う機会はなかったが
声を大にして言おう。


「本物のケンメリですよ」

毎回思うのが、偽物のケンメリがあるなら拝んでみたいのだが、
この手の質問をしてくる人の脳内では何かそういうイメージ像でも作成されているのだろうか。
(いや、意図はわかりますけどね)

当方の用意した答えに

「ええ!?ほ、本物のケンメリなんですか!」
と興奮気味。

「はい、本物のケンメリGT-Xですよ」


戸惑う質問者を尻目に得意げな当方。
「あれ?でもこれバッジの色が赤じゃないですよね?」

「はい、これはGT-Xなのでゴールドで正解ですよ」

「ひょっとしてエンジンなんかもR仕様?」

「いや、普通にL型ですが・・」

「あれ、じゃあやっぱり・・????」
「でもこの鉄ホイールが・・!?」



「ええ、みんなアルミにしてるので目立ちたくて(本当)鉄っちんにしてるんですよ」
どちらにせよ、コレはボクにとっては本物のケンメリですよ。




「いつも気になってたんですよ~
いやー、これからも大事に乗ってください。」



「はーい、ありがとうございます。」

そう言って去っていった50歳代くらいの男性。
いつも気になってるということは恒常的にここのコインパーキングを利用しているのだろう。
そういえば会話の中に
「いやーRがまだ現役で走ってるなんて思ってもみなかったですよ~」
とあったが一般的にはやはりそういう認識なんだなあと。
GT-Rに限らずケンメリの年代の車が、それこそ当方はイベントやお知り合いの
方が多いので全然普通に走ってるイメージを持ってしまうのだが、
確かに街中を見て70年代の車が走ってる姿はそうそうお目にかかれないのが現実だ。

しかし今日はそういう視点から見れば非現実的な、言い換えれば幻想的な充実した一日を過ごせたわけで、
そう思うと自分の人生が実に豊かなものであることは当方の中ではゆるぎない事実なのだ。

当初は千葉の旧車ショップ近くに内輪で集まったイベントが、とまやんさん、KAZさん、MAXさんのご尽力により全国(今回は北は北海道、西は岐阜)から79台もの
車が集まった大掛かりなイベントに成長していた。
たいした力になっていない当方だが、来年もこの楽しい時間を過ごせるように
公私共に努力をする。
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