みどりの野原

野原の便り

4月15日 鹿児島 薩摩半島の旅 2日目ー2 関吉の疏水溝・喜入のリュウキュウコウガイ産地・殿様湯・指宿フェニックスホテル 泊 

2023年04月15日 | Weblog

15日の続き
関吉の疏水溝(鹿児島市)

せきよしの物産館に駐車して下り、稲荷川沿いに登っていく。


山裾の水路沿いに歩く。これが「関吉の疏水溝」なのだろう。
左に稲荷川の上流の棈木川がある。


説明板のあるところに来た。
いつもは土日にしかいないというボランティアガイドさんがたまたまいらして、案内して下さった。ラッキー。

説明によると「関吉の疏水溝」は、1852年に島津斉彬が設けた用水路で、今日朝から行ってきた集成館まで水をひき、集成館事業の動力源として利用されたとか。
集成館事業の製鉄・製鋼・・など、水車の動力に頼っていたという。


棈木川 雨の後で水量が多い。ここから先へは行けない。


棈木川(あべきがわ)少し下ったところに川幅が狭まったところ。
ここに板を渡し、蛇籠を積んで水をせき止めて水位を上げ、左側に掘られた疏水に水を流していたらしい。
「棈木川」の読み方がわからずガイドさんに聞くと「あべきがわ。木があるでしょ」・・と。
アベキ?アベマキならあるけど、と思って帰って調べたら、アベマキの漢字に「棈」があった。

集成館・仙厳園まで高低差8m・距離約8㎞ これを機械のない時代に、手掘りでトンネルもいくつも(18ヵ所)掘って水をひく。すごいな。

流路がはっきりわかるところと、住宅開発などで流路がわからなくなっているところも多いとか。

2015年7月、「明治日本の産業革命遺産、製鉄・製鋼・造船・石炭産業の構成遺産の1つ」として、尚古集成館と共に世界文化遺産に登録された。

知らずに、ただの用水路と思っていた疏水が、日本の産業革命に深く関わっているのを知って感銘。


駐車していたせきよし物産館で、鹿児島名物「あくまき」を土産に買う。

14:30出発 九州道に乗る。
まだ昼ごはんがまだだった。
途中のカフェでコーヒーとケーキで小腹を満たす。


車道沿いにワシントンヤシモドキが並ぶ。

③道沿いに「喜入のメヒルギ群落」があるはず。私の希望地。
それらしい標柱があり駐車。


「特別天然記念物 名勝 喜入のリュウキュウコウガイ産地・・」
えっ?リュウキュウコウガイって?(初めて聞く名) 
説明書を読むと「メヒルギ」のことらしい。
琉球の笄(こうがい=髪に挿してとめるもの)に似るところからの名。

メヒルギはマングローブ植物。ヒルギ科
ここはメヒルギ群落の北限地なのだ。
沖縄など南の方ではよくある。見たこともある。


短い木道があり、メヒルギの横を歩ける。
河口近くの潮間帯と言われる汽水域の泥地に生える。
南の方のメヒルギに比べ樹高は低いらしい。


メヒルギ(リュウキュウコウガイ)の胎生種子。


胎生種子の形が琉球の笄(こうがい)に似る。


胎生種子が地面に落ちて、波に流されてうまく泥地に刺さって定着すれば根付いて幼植物になる。


メヒルギの葉先は丸い。 小さい赤いつぼみのようなものがあった。

メヒルギ群落の北限地。メヒルギとご機嫌の私の写真も撮ってもらって、うれしい時間だった。

④次に「殿様湯跡」に立ち寄る。


「殿様湯跡」(石造りの湯舟 当時は館があった) 
江戸時代、島津斉興(島津氏27代当主・薩摩藩10代藩主)によって創建された別荘の遺跡。
(以前にあった摺ヶ浜温泉に置かれていた殿様湯が移された)
『当時は30余棟の館と趣向を凝らした豪華な湯殿を備え、島津家の公館(別荘)として、俗に「殿様湯」と称された』
コンクリートの桝が並んでいるように見えるのは石造りの浴槽。

中央の小さい桝は湯が沸き出ているところ。
湯があふれると、時計回りに次々桝に流れ込み、浴槽の湯温を調整していたという。


反対側から撮る。足元にはタイルが並んでいる。
明治中期のタイルで、イギリス製の銅板転写タイルと日本の瀬戸焼の銅板転写タイルが使用されているらしい。
タイルは娘が専門だ。

殿さまはここから浴槽に入られたらしい。想像つかないな。
水の中から、ゲコゲコとカエルの声。探しても姿は見えない。

 
2つの石碑には「これより内側はお殿様専用のため入ってはいけない」というようなことが書かれているらしい。
島津斉彬公や久光公もしばしば逗留されたのだとか。


殿様湯跡に隣接して「湯権現」
『殿様湯と共に、江戸時代の温泉文化を知る貴重な資料として、指宿市の文化財に指定されている』


殿様湯跡に接して「二月田温泉 殿様湯」がある。
殿様湯跡は明治に現所有者の先祖の所有となり、子孫の方が経営しておられるそうだ。
「建物の老朽化で一部を残して改築した」とのこと。
明治には昔の建物が少しは残っていたのだろうか?

「チャプンと入る?」と言うことで、温泉に入ることに。
入湯料350円 殿様気分?


横には飲料泉もあり、コップが置いてあり自由に飲める。

17:50 出発


⑤指宿フェニックスホテル 今夜の宿 (指宿市)18時過ぎに到着。
錦江湾を望む高台に建つ。


608号室 和室 部屋は昭和な感じ。落ち着く。


部屋はすべてオーシャンビュー。
錦江湾・手前に指宿枕崎線が見える。


夕食は黒陶板焼き会席  芋焼酎は赤右衛門  
上げ膳据え膳。お腹いっぱい。

2日目も面白かったなあ。
お風呂に入って早めに就寝。極楽極楽・・

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4月15日 鹿児島 薩摩半島の旅 2日目ー1 尚古集成館・仙厳園

2023年04月15日 | Weblog


朝起きて外を見ると本降りの雨。やっぱり今日も雨か~。
目の前に大きく見えるはずの桜島は・・雨雲の中。


朝食はビュッフェ
その種類の多いこと。今まで見たことがないぐらい並んでいる。
『毎朝80種類の和・洋ビュッフェ料理』が売りになっているらしい。
どれもおいしかったけれど、一人が食べる分量はしれており・・

部屋の広さも驚く。3人掛け丸テーブルが何十と並び、狭狭しくはない。

ゆっくりと朝食を食べている間に雨は小降りになった。
天皇様も以前に宿泊されたというこのホテル。
高級感があふれたホテルだった。

運転手交代で、今日は鹿児島市~指宿市へ。

①尚古集成館・仙厳園(鹿児島市吉野町)


現在、尚古集成館本館は、島津家 800 年の歴史や文化を紹介する博物館として使用されているが、この建物は、慶応元年(1865)に竣工した、現存する日本最古の石造り洋式機械工場「旧集成館機械工場」
残念なことに、今は本館がリニューアル工事中だった。

時代はアヘン戦争があり、ヨーロッパ諸国がアジアの植民地化を進めていた頃。
海外からの脅威・危機感を強く感じていた島津斉彬(薩摩藩11代藩主。島津氏28代当主)は軍事力強化の重要性を感じ、それには経済の発展、機械工業や鉄道網の整備などが必要と、国の近代化を推進した。(集成館事業)

ここには、アジア初の近代的西洋式工場群があったのだ。
一帯は「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼・造船・石炭産業」として2015年、世界文化遺産に登録された。

雰囲気だけ感じて、隣接する仙厳園(せんがんえん)へ。

仙厳園
1658(万治元年)島津家19代当主 光久によって築かれた別邸・庭園。

「反射炉跡」石垣の上に大砲を鋳造する反射炉の跡


「錫門」江戸時代には正門として使われた。
屋根は錫板で葺かれている(写真に写ってない)(´;ω;`)


「御殿」仙厳園の中にある。中を見学。
『江戸時代は島津家別邸として、明治時代からは一時本邸として使用された御殿。
現存する御殿は明治17年(1884)に改築された建物が主体となり、藩主の部屋はすべて節なしの屋久杉で当時の雰囲気を感じられる』


御小座(化粧の間)歴代の当主が身支度を整えた部屋
復元された「金襖 6枚」天井板を矢羽根状にして立体感や奥行きを出し部屋を広く見せる工夫がされている。


御小座(披露の間)
島津家へ贈り物が届いた時、お披露目が行われた。


御湯殿(浴槽は再現)当主専用の風呂
当時は別の場所で沸かした湯を運んでいた。


各部屋にはいろんな釘隠しがあった。

他、たくさんの部屋がある。
華美ではないが、歴史が感じられる。


部屋からは「雄大な桜島」が望めるそうだが・・

庭園に出る。

獅子乗り大石灯籠 笠石は8畳ぐらいの大きさがあるそうだ。

斉彬が、御殿からガス管を引いてガス灯の実験をしたという石灯籠もある。
日本で初めてのガス灯実験成功。

江戸時代に琉球王国から送られたという「望嶽楼」
テレビドラマ「西郷どん」の舞台になったという場所も。


孟宗竹の竹藪
元文元年、21代吉貴は「琉球王国から江南竹(孟宗竹)2株取り寄せて植えた。
ここから全国に広まったという。


コガクウツギ ここで確認できた。
なかなかいい咲き具合に出会わないのだ。

ここで3時間も費やした。 次の場所へ移動。  次に続く。

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4月14日 鹿児島 薩摩半島 1日目 鹿児島空港 蒲生茶廊・蒲生の大楠(再訪)・伊牟田池・SHIROYAMA HOTEL kagoshima(城山ホテル)泊

2023年04月14日 | Weblog

去年12月、上の娘とフェリーで2人旅。
鹿児島半島 大隅半島を旅した。

今回は娘たちと鹿児島3泊の旅をすることになった。

やっと日は確保したものの、バタバタして・・前日は参加予定の会をごめんしてもらい・・何とか準備完了。

その前に、関空までのバスを確認すると・・八木発の関空バスはコロナ以来運航中止中!えぇ~っ。
めんどうだが、大阪まで出てからバスに乗るしかない。
時間的にも金銭的にもロスだが仕方ない。

お天気もあやしい。今日明日は鹿児島は雨の予報。
家を出発した時には止んでいたが・・。


鹿児島空港(霧島市)に到着時には、やっぱり雨が降ってる~。

レンタカーなので道中は心配ないが・・雨とつきあうしかない。
今日は、霧島市~姶良市~薩摩川内市~鹿児島市で1泊の予定。

着いたのがお昼なので、目星をつけてくれていた昼食場所へ向かう。

①蒲生茶屋ZENZAI 姶良市
蒲生茶屋ZENZAI 昼食にぜんざい?
・・ではなくて、築100年以上の武家屋敷を活かしたギャラリーカフェだった。


今風にアレンジしてあるが柱など造りは古そう。


曲げわっぱランチを食べる。


庭のチャノキの葉裏に異常なもの。 
虫こぶ? 菌えい? 病気? 虫の卵? 不明


丸石の石垣

ここから「蒲生の大楠」は近くらしい。
走っていると、見覚えのある蒲生八幡神社の鳥居。

②蒲生の大楠 姶良市

特別天然記念物「蒲生の大楠」  

昨年12月の鹿児島 大隅半島の旅の時も来た。まさか再訪できるとは。
若葉に入れ替わって若々しい姿。

樹齢約1600年 目通り幹周24,22m 根元には8畳間ぐらいの空洞がある。
日本一の巨樹(全樹種で)・もちろん クスノキでも日本一の巨樹。

蒲生八幡神社の境内にある・・というが、蒲生八幡神社建立時(1123年)にはすでに「神木」として祀られていたというので、大楠の方が大大先輩。

前回12月の蒲生の大楠 参照ココ

③藺牟田池(いむたいけ) 薩摩川内市
7つの外輪山に囲まれた火口湖 小さくてかわいい池
ラムサール条約登録湿地
泥炭形成植物群落(天然記念物)

雨の止んでいるうちに周遊路を歩くことに。


藺牟田池 面積葯60ha 直径約1㎞ 最深約3.5m
藺牟田の名の由来は、昔、イグサ(藺)の産地だったことから。
池の中に点々と見えるのは「浮島」だ。


池の中に点々と浮かぶ「浮島」
火口の湿原に生育した植物遺体が腐らずに泥炭となったものが泥炭。
泥炭層が一部ちぎれて浮かんだものが「浮島」
普通もっと北の地方にありますね。
「我が国で唯一のきわめて貴重なもの」(後で行ったアクアイム 展示)


浮島と外輪山 


疏水水門 藺牟田池の水は隧道を通り、田んぼを潤している。
江戸時代、10年ほどを費やして隧道を開発されたとか。


池の中にラクウショウ 気根も見える。
湿地に生えるていのは見るが、水中に生えているのはあまり見かけない。


遊歩道脇にムサシアブミ


これはハクサンボクかな?

途中で雨が降り出したので引き返してアクアイム見学。

アクアイム(生態系保存資料館)


藺牟田池の成り立ち や 浮島や 藺牟田池周辺の生物 などの展示がありよくわかる。


藺牟田池のジオラマ 
上の方に広がる湿地植物群落の方まで行けなかった。
出来れば池を1周してみたかったなあ。
下にあるのがアクアイム そばに駐車場あり。


藺牟田池は「ベッコウトンボの生息地保護区」にもなっている。


南大東島で見た ベッコウトンボ(2004年8月)
近くでは見たことがない。

ヒメシダ(北方系)の南限
テツホシダ(南方系)の北限地でもあるらしい。

小さいけれど貴重な池だということがよくわかった。

藺牟田池を出発して、今夜の宿に向かう。

ホテルに到着。と思ったら、違う入口を案内された。
一旦道路に出て、トンネルをくぐり少しして入った所が1階の入り口らしい。

荷物を降ろして、車は又トンネルの上の駐車場へ。
そして、フロントはさっきのトンネルの上の入口のあった4階にある。
ややこしい。玄関の写真も撮れず。


④SHIROYAMA HOTEL kagoshima(城山ホテル) 
通路に天皇さまが皇太子の時に宿泊された写真が展示してあった。

811号室に落ち着く。


広い部屋 ベッドは3台+子供用1台?
手前の方にバスルーム。奥のドアを開けるともう一つのバスルームがある。
家族向きなのかな?
アメニティも充実 申し分ない。

夕食は外で食べることにしていたので、ゆっくりする間もなく、バスで町に下る。


夜は居酒屋で郷土料理を食べる予定。
いくつか店を覗くが、予約でいっぱい。
(夕食にあぶれかけた対馬を思い出す。
結局、港に近い回転ずしに。これがとてもおいしかったので満足したのだが)


表に「西郷どん」がいる居酒屋に入った。


さつま地鶏のさしみ 奥はカンパチ


黒豚の焼き串

他にもキビナゴの天ぷらとか、豚のはらみとか、ぼんじり(鶏のお尻の骨周りについている三角形の肉)その他。
鹿児島は黒豚・地鶏・ハマチやカンパチ・キビナゴなどの海鮮が名物だ。


飲み物は芋焼酎のお湯割り 1杯目 黒瀬、お代わりは 南之方
違いが分かるほどのん兵衛ではない。両方ともおいしかった。
娘たちはソフトドリンクや梅酒ロックなど。

バスに乗ってホテルに戻る。
少し休憩してから大浴場(温泉)へ。人は少ない。

ゆったりベッドで、お休み・・

ボチボチと、いつになるか・・2日目に続く。

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4月12日 ツバメ 今年も来た。

2023年04月12日 | Weblog

昨日、夫が「ツバメ電線に止まってるわ」と言うので見に行くと、1羽家の前の電線にとまっていた。

そして今日。
娘が「巣に入ってた」と写真を送ってくれた。

もうそんな時期になったのか~。
去年、ここで子育てをしたツバメが帰ってきたのか?
それとも去年巣立ったツバメが来たのか?

巣の様子を見に来たのかもしれない。

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4月10日 飛鳥 下見に

2023年04月10日 | Weblog

ブログ、ずいぶん遅れていますが、ボチボチと・・

本番の観察材料を考えながら・・飛鳥の下見に一人で出かけた。


コナラの雌花


アラカシの雄花(雄花序)と雌花(雌花序)


アオキ雌花 緑色と赤のツートンカラーの虫えい果が残る。


イヌビワ 
今年できた花のう。去年の果のうもまだ残っている。


イスノキ 見にくい場所に花があった。


ナツグミ 満開


コウヤマキ


マツ 雄花


カキノキ 雄花


ゼニゴケ 雌器と雄器が並んでいる。


サクラに クロボシツツハムシ 多分


ハルジオンにジャコウアゲハ

10日後の本番には今咲いている木の花はなくなっているでしょう。

でも、他にも草木はいっぱいあるし、何とかなりそう。

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4月9日 奈良公園 ヤドリギ(マツグミ・ヒノキバヤドリギ・オオバヤドリギ・ヤドリギ)・コケトキンソウ

2023年04月09日 | Weblog

奈良公園も久しぶり。


クロマツに マツグミ(オオバヤドリギ科の寄生植物) 
高くて見えにくいがマツと違う葉の塊が見える。


下に落ちていたマツグミの葉と果実
果実は食べられるそうだが、食べたことはない。
落ちたのじゃなければ食べてみたいところ。


石垣に生えていたイヌノフグリ ほとんど果実 先に花1個残る。


サイカチの古木 新芽が出ている。鋭いトゲは枝の変形らしい。
こんなトゲで何を防御しているのか?


ヒノキバヤドリギ(ビャクダン科) ツバキに寄生


オオバヤドリギ(オオバヤドリギ科) 
これはエゴノキに寄生。近くて見やすい。
モミジに寄生しているのも見た。


初めて見た コケトキンソウ 最近知られるようになった帰化植物。
メリケントキンソウと隣り合って生えていた。
葉は少し白っぽいように思った。
詳しいことはわからない。


お昼は広場の縁のフジの木の下で食べる。
花が咲けば見事なことだろうが、残念ながらまだつぼみだ。


木が全く生えていない広場。戦時中はサツマイモ畑になったのだとか。


ツチハンミョウの仲間 カンタリジンと言う強い毒を持つ。


イヌガシ 雄花が残っていた。


カミガモシダ(チャセンシダ科)
絶滅危惧種になっていて、他ではあまり見られないそうだ。


水谷神社のイブキ(ビャクシン)巨樹 
かなりの老樹。支えられて生きている。


若草山の裾を歩く。


タンポポを貰って食べていたシカ。


手向山八幡宮 
奈良時代聖武天皇が大仏建立の際、宇佐から勧請されたのが始まり。
この地に遷座したのは鎌倉時代。
東大寺を鎮守している。


オガタマノキ 


法華堂(三月堂)
ここで解散となる。


帰り道に見たヤドリギ 
これだけ寄生されるとエノキ?もしんどいことだろう。

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4月8日 京都府立植物園(オキナグサ・ツクバネガキ・ポポー・ホットリップス) 講演「植物のオス・メス」

2023年04月08日 | Weblog

京都植物園
予定より少し早く来て園内を散策。


ゴウダソウの名札 
ルナリア オオバンソウって言ってたものだ。植えたことがある。
花もきれいだが、かわいい小判型の果実出来る。

ツバキ園から中国植物や希少植物の植えてあるあたり~生態園を少し回る。


中国産 ムベの名札 花は大型


ハレシア マクグレゴリー 中国原産のエゴノキ科 大ぶりの花。


コブシモドキ コブシの仲間とは思えないが、よく見るとモクレン科の特徴はある。
徳島県で発見されたが、野生種は絶滅したらしい。


アマミアセビ 奄美大島固有種 絶滅危惧種1A類
挿し木したものを絶滅危惧植物保全温室で維持しているとか。


オトコヨウゾメ 普段はなかなか見る機会がない。


今日見てうれしかった植物① オキナグサ 
鹿児島霧島市の旧田中家別邸の庭にたくさんあったオキナグサも今頃咲いているだろうか?
花弁状のガクの外側は白毛に覆われている。


今日、見てうれしかった植物② ツクバネガキの花(これは雌花)


今日、見てうれしかった植物③ ポポーの花(バンレイシ科)


覗いてみる。ポポーは果物も大好き。今年も食べられるかなあ。


フジモドキ(ジンチョウゲ科)細かい花が満開


生態園のラショウモンカズラ 見ごろ。


シダレレンギョウ 初めて見た。


シダレハナズオウ


ヤエベニシダレ ソメイヨシノなどに代わって今満開

芝生のベンチでおにぎりを食べ終わった頃、ぽつぽつと大粒の雨が降り出し、たちまち大降りになる。
あまりにも土砂降りで・・しばらく軒下で雨宿り。

30分ぐらいで止んだので歩き出す。友達とも合流。

温室をちょっとだけ覗くことに。


目当てはこれ。サイコトリア ベビギアナ(英名ホットリップス)アカネ科
タラコ唇だ。赤く色づいた部分は苞だとか。


サラカ ディウェス 中国の無憂樹


ムユウジュ(マメ科) 仏教3霊樹の1つ。
マーヤ夫人がこの花に触れようとした時、右の脇腹からお釈迦さまが生まれたという。

あれもこれも目に付くが、見ていたら、午後の講座に間に合わない。
ぎりぎりで滑り込み、ずうずうしくも一番前の席に落ち着く。

講演は「植物のオスとメス」 

雌雄異株・雄株・雌株・雌雄同株などの言葉を何気なく使っているが・・

雌雄同株 ①両全性雌雄同株 株のどの花も両性花を付ける。
     ②単性雌雄同株  株の中に雄花と雌花を付ける。
     ③雄性両全性同株 株の中に両性花と雄花を付ける。
     ④雌性両全性同株 株の中に両性花と雌花を付ける。

雌雄異株 ①雌性両全性異株
     ②雄性両全性異株
     ③雌雄異株
その他?

被子植物全体に見ると、雌雄同株がほとんどで、雌雄異株の植物は少数派であるという。

少数派の雌雄異株植物の有利な点、不利な点。
どうやって不利を克服しているのか・・

雌雄異株植物
不利な点
半数が雄のため、半数の雌株しか種子が作れない。
新しい場所に1個体で到着した場合、子孫を残すことが出来ない。

有利な点
ひとつの性に集中投資できることや、受精できれば、他花受粉が確実にできる。両性花より雌株は多くの種子を生産できること。木本や多年草が多く、繁殖機会が別の年にもある。
花は白や緑色で目立たない小さい花が多いが、送粉者のハエやアブや小型のハチは目立たず蜜や花粉の少ない花にも訪れる。
他にもあるのかも。

性転換の話や雌雄異熟のお話もあった。
ヤマコウバシは日本には雌株しかないが単為生殖で果実ができる。
日本のヤマコウバシはすべて同じ雌株から生じた巨大なクローンだそうだ。

いろいろ研究を続けられているが、植物のサイクルは年単位だし細かい研究は大変そう。

知りたいと思って参加した講座だが、むつかしい。
植物の性が多様で複雑だということはよくわかった。

聞き間違いがあるかもしれません。

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4月7日 うちの庭 ジロボウエンゴサク ムサシアブミ シラユキゲシ ベニカタバミ

2023年04月07日 | Weblog

最近の庭


トウダイグサ あちこちに飛んで生えている。


ベニカタバミ


ニセカラクサケマン 


絶えたかな?と思っていたら、砂利のあちこちに花


シャガ 園芸サザンカの木の下で元気


ライラック 


ウラシマソウ


ムサシアブミ


一重ヤマブキ 隅っこに。


ツルジュウニヒトエ


シラユキゲシ

今年はニリンソウが咲かなかった。他の草花に押された?

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4月3日 室生 ヤマザクラ ニガイチゴ アブラチャン キブシ コクサギなど

2023年04月03日 | Weblog

3月に来たかったが来れず。
今年初めての室生。風は冷たい。


吹き寄せられた最寄り駅のソメイヨシノ。


大野寺の枝垂桜は満開


ヤマザクラ 可憐な感じで好きです。


ニガイチゴ 他のイチゴも咲き、寒くても春は進む。


山の中のアブラチャン


クロモジ


クロモジ 雌花のよう。


キブシ 雌しべと雄しべが見える。


コクサギ 雄花


キジョラン 食み跡はあるが、アサギマダラの幼虫も見つからず・・
この時期、見つけたこともある蛹も見つからず・・
根気がなくなったせい?


キジョランの葉に付いていたのは、カメノコハムシ?


コショウノキ 花は満開を過ぎている。


ツノハシバミ 赤い雌しべ柱頭が見える。


スギは雌花から球果になりつつある。


ヤマグルマかな?とひとに尋ねたら、葉の裏は?と問い返され・・
見てこなかった。(こんなことが多い)
次に行った時に見てこよう。草が繁っていなければ・・

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4月1日 長居公園(ベニバナトキワマンサク イチョウ ハルニレ クヌギ)・ 植物園(ケヤキ カツラ ヒイラギモチ イロハモミジ クヌギ シキミ ハナノキ)

2023年04月01日 | Weblog

長居公園


ベニバナトキワマンサク 満開


イチョウ 雄花序が見える。


ハルニレ 若い果実

ロドレイア(先日書いた)咲き続く。
クスノキの若葉もきれい。

植物園


見上げればケヤキの枝先に細かい粒々
小枝には雌花や雄花が付いている。
先端の方の葉腋に数個の雌花 基部には雄花がついている。
この枝は果実が実ると翼替わりとなって散布する。


カツラの短枝と長枝も観察。短枝についた雌花
長枝と短枝を出しながら樹形を作っていく。
葉は長枝には対生に付く。
短枝の先にも1枚の葉が出る。
短枝が対生するので葉も対生に見える。
(少しずれていることもある)


ヒイラギモチ 雌雄異株 これは雄花


クヌギ 葉の展開に先立って雄花序をたくさんつけている。
どこかに雌花もあるのだろうが、高くてわからない。


イロハモミジ 雌雄が混じって付く。
花序の先端に雌花または両性花を付け、周りに雄花が付く。


シキミ 花被片が散って若い集合果が見えている。
これが星型に分かれて、熟すと種子をパチンと弾き出す。

ハナノキ もう花は終わりです。


木の下に雄花が落ちていた。


これは雌花 花柄は長い。
カエデの仲間なので、プロペラのような果実になる。

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