昨日は雨、それでも大抵はバスに乗らず20分程度を歩いて居るのだが昨日は仕事の成果が期待はずれで少々くたびれてしまった、普段は乗らないバスを使うことにする、
来るまで20分程度待ったので歩いた方が早かったかも知れないが10分も待つと今更歩くのも癪に障る、到着したバスに座って夜の雨を眺めていたら突然(自分は一体なにになりたかったんだろう?何になれたんだろう?)と頭に浮かんだ
今65歳、15歳からずっと働いて来て家を建て子供を育て、そして会社が倒産し借金を返す為に未だ働いているのだが、改めて考えてみるとずっと子供の頃から何かになりたいなどと考えた事は無かった気がする、
今日の為に、明日の為に、生活の為にだけを考えていたのではなかったか?いや結婚するまではそんな事すら考えて居なかったな、見方によっては自暴自棄かも知れないがそんな悲壮なものでも乱暴な生き方でもないが預貯金も全く無く稼いだ分は殆ど飲んでしまっていた、まあ趣味のカメラと車には結構注ぎ込んでいたが独り者なので金が無くなれば飲まないだけの事で家賃と光熱費や車の経費を除いて殆どは飲み代だった、
明日生きている事は当たり前だがもし死んでもさして悔いも未練も無かった、只心配なのは押入れのエロビデオ位だがそれも(俺はもう死んでいるんだし)とあっさりと納得をしていた、まあ大屋は迷惑だろうが親兄弟に連絡が行くかどうかも解らない、友人にあまりそう言う話をする事は無かったししたとしても彼らが自分の親兄弟を知っている訳でもない、多分その頃は小さな会社に勤めていたので身元保証人などは居なかったし家主には友人を保証人に立てていたのでまあ彼に若干の迷惑は掛かるかもしれなかったがまあそれも自分が死んだ後のことと結構醒めていたので将来の事、ましてやその先の事等考える由も無かった、
しかし結婚したらどうやらそうも行かない、まあ末っ子なので不慮の事故か大病でも患わない限り見送り切った後で逝くんだろう、其れが順番と言う物だ、
只、我が女房は子供の様な部分が、と言うより本質的に有って亭主としてというより精神的には親に対する様な精神構造で居るらしい、去年4つ年上の姉が亡くなった、その8年ほど前に兄が亡くなり「此れでお父さん(私の事)しか居なくなった、絶対に私より先に死んではだめ」と言う様になった、元からそういっていたがその頻度が増してきた
確かに自分が死んだら相当悲しむだろうとは思う、まあ暫くすれば落ち着くだろうがそれでもかなり耐えがちだろうと思う、此れは息子も娘も同じ様に見えるらしい
女房の姉と兄の葬式の後別々に子供達に「お父さんは1人でも大丈夫だけどお母さんは大変だから絶対に先に死なないでくれ」と言われた、内心(お父さんだって平気の分けないぞ)と思っていたが「まあ頑張るよ、」と言って置いたのだが今は年金頼りで細々と生きている、(一体何に成りたかったんだろう?今何に成ったんだろう?)
未だ暫くは生きてゆく、此れから未だ何かに成れるかもしれない、又今日から頑張ろう、
来るまで20分程度待ったので歩いた方が早かったかも知れないが10分も待つと今更歩くのも癪に障る、到着したバスに座って夜の雨を眺めていたら突然(自分は一体なにになりたかったんだろう?何になれたんだろう?)と頭に浮かんだ
今65歳、15歳からずっと働いて来て家を建て子供を育て、そして会社が倒産し借金を返す為に未だ働いているのだが、改めて考えてみるとずっと子供の頃から何かになりたいなどと考えた事は無かった気がする、
今日の為に、明日の為に、生活の為にだけを考えていたのではなかったか?いや結婚するまではそんな事すら考えて居なかったな、見方によっては自暴自棄かも知れないがそんな悲壮なものでも乱暴な生き方でもないが預貯金も全く無く稼いだ分は殆ど飲んでしまっていた、まあ趣味のカメラと車には結構注ぎ込んでいたが独り者なので金が無くなれば飲まないだけの事で家賃と光熱費や車の経費を除いて殆どは飲み代だった、
明日生きている事は当たり前だがもし死んでもさして悔いも未練も無かった、只心配なのは押入れのエロビデオ位だがそれも(俺はもう死んでいるんだし)とあっさりと納得をしていた、まあ大屋は迷惑だろうが親兄弟に連絡が行くかどうかも解らない、友人にあまりそう言う話をする事は無かったししたとしても彼らが自分の親兄弟を知っている訳でもない、多分その頃は小さな会社に勤めていたので身元保証人などは居なかったし家主には友人を保証人に立てていたのでまあ彼に若干の迷惑は掛かるかもしれなかったがまあそれも自分が死んだ後のことと結構醒めていたので将来の事、ましてやその先の事等考える由も無かった、
しかし結婚したらどうやらそうも行かない、まあ末っ子なので不慮の事故か大病でも患わない限り見送り切った後で逝くんだろう、其れが順番と言う物だ、
只、我が女房は子供の様な部分が、と言うより本質的に有って亭主としてというより精神的には親に対する様な精神構造で居るらしい、去年4つ年上の姉が亡くなった、その8年ほど前に兄が亡くなり「此れでお父さん(私の事)しか居なくなった、絶対に私より先に死んではだめ」と言う様になった、元からそういっていたがその頻度が増してきた
確かに自分が死んだら相当悲しむだろうとは思う、まあ暫くすれば落ち着くだろうがそれでもかなり耐えがちだろうと思う、此れは息子も娘も同じ様に見えるらしい
女房の姉と兄の葬式の後別々に子供達に「お父さんは1人でも大丈夫だけどお母さんは大変だから絶対に先に死なないでくれ」と言われた、内心(お父さんだって平気の分けないぞ)と思っていたが「まあ頑張るよ、」と言って置いたのだが今は年金頼りで細々と生きている、(一体何に成りたかったんだろう?今何に成ったんだろう?)
未だ暫くは生きてゆく、此れから未だ何かに成れるかもしれない、又今日から頑張ろう、