梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

経済界の人間は想像力が無い

2012-07-20 08:25:35 | 雑記
原発依存度、0%も15%も非現実的…東芝会長(読売新聞) - goo ニュース
原発依存度の0%も15%も非現実的と言うのはあくまで会社の利益に関してだけだろう、それなら今回の様な事故に関して経済界が責任を持つというのか、
税金を国家予算の数倍使っても保証しきれない福島原発事故はもとより「想定外」だった、「この事故を教訓に」と言うのは「想定外は想定出来ない」と言う事を無視している、若し国民の命、健康、生活をその危険に晒しても産業界の利益の為に原発を推進すると言うなら今後もし事故が起きた時は推進を指示した政界・財界が全て保証すると言う一筆を入れるべきだ。
「同じ規模の地震が起きても現状で大丈夫、同じ規模の地震が起きるのは数万分の一」
と言うならその保障内容に調印するのはなんのためらいも無いだろう
恐らく賛成した産業の全ての資産を費やしても保障しきれないだろうし其処に勤める社員の生活も担保になる訳だから全社員の承諾も居るがそれ以前に「足りません」では通らない、政府としては其れはずべて税金だ、この事は国民全員若しくは2/3位の証人は必要だ、
試しに世界中の保険機構にこの補償を受けて貰い「保険料」を試算して貰うが良い、
若し受けるところが有ったらその保険金は産業界から支払って貰い「補償は保険機構が行なうから大丈夫です」位の事をしてからそう言う発言をしなければ単なる「利益権益の維持」でしかない
しかし、「命と健康は金では贖えない」事を考えればどんな補償をうたっても到底納得できる話ではない

しゃれこうべの歌とあの頃

2012-07-19 13:12:26 | 雑記

大砲の上にしゃれこうべがうつろ目をひらいていた
しゃれこうべが ラララ いうことにゃ鐘の音も聞かずに死んだ
「しゃれこうべの歌」と言うこの歌詞を中学の2・3年を担当した教師から教わった、覚えていたのは後半の「しゃれこうべが ラララ いうことにゃ 鐘の音も聞かずに死んだ」と言う下りだけだったので調べて見たらイタリアのシチリア民謡だと言う、この他にも
「オレはモグラ、楽しいモグラ 勤め終えて家に帰る、今宵さやか月明かりに我が古巣へ帰らなん あ~樽前の麓 支笏湖の辺へ」と言うのがあった、これはなんだか分らなかった、
彼の先生はどの大学を卒業したのかは覚えていないが教師としては最初の赴任だったと思う、年齢は恐らく20代後半だったのではないか、
学生時代に歌声喫茶が流行っていてしょっちゅう通っていたそうでそこで歌った歌を授業時間に生徒に教えるのである、
専任は国語だったがクラス担任なので「道徳」の時間や課外授業の時間にこんな歌をみんなで歌った、
お決まりのロシア民謡から「北帰行」や「惜別の歌」もこの先生から教わった、眼鏡を掛けた小柄の教師だったがそれ以外の印象は余り無い、
自分はこの先生には嫌われていたらしい、まあ自分で振り返っても可愛げの無い子供だったから仕方ないのだが担任教師より隣の担任の体育の先生や美術の先生には好かれていたような気がする、
自分が嫌われていると知ったのは修学旅行の終えた頃だった、私には男女を意識しないで仲良くしていた女生徒が数人居たのだが彼女達から学校の帰り道で教えて貰った、
今なら問題になるのだろうが当時は修学旅行で引率の教師と何人かのPTAが同行し夜は酒盛りになるのが常だった、
消灯時間近くに見廻りに来た担任の先生が女子の部屋で少しの時間話しを下らしい、そのときに生徒名を名指しで「オレが好きな生徒は」とガキ大将的な名前を数人上げたうえで「あいつは好きじゃないな」と自分の名前を上げたらしい、
彼女達は「好きな生徒の名前位はともかく、嫌いな生徒と私たちに言うのはおかしい」と憤慨して教えてくれたのだが、自分は(ふ~ん、そうか、そう言われればそんな感じだな)と思った記憶が有る、彼女達になんと答えたかは覚えていない。
しかしこの事は卒業して時間が経つに連れて澱の様に心の中に残って来て同窓会に出ても先生の前に行く気は無かった、
それからもう50年がなんなんとしている、その間同窓会も殆ど顔を出さなかったのだが、もし壮健にしているなら80近いはずだ、時々来る同窓会の誘いも40代に一度行ったきりだがその時先生は来ていなかった、
65に近くなってもし同窓会で会う事があったらそんな事はすっかり忘れて懐かしく話が出来そうな気がするが、やはり尾羽打ち枯らした今ではちょっと敷居が高い、まあそれほど遭いたいやつもいないから行くことも有るまいとは思うな

嘘と横車で推進しなければならない訳はなんだ?

2012-07-18 09:56:33 | 雑記
案の定、昨日、一昨日の猛暑でも関西電力の稼働率は90%だった、「電力が不足して国民の皆さんに多大な被害を及ぼす」と言いつづけ強引に再開した大飯原発だったが国と電力会社以外は猛反発を受けていたとおり、「関西電力の出した数字は全く信じられない」「根拠を示せ」と言われながら「経済に、国民の生活に”危険が”」とまで言っていた筈だが結局熱中症患者が700人規模になる猛暑でも大飯1号機の発電量を差引いても余力があった、
同じ日に「大飯原発の立地条件には活断層の恐れがある」と言う指摘がなされ検討会が催された、
出席者は原子力保安委員会のメンバーが殆どでこの組織は経済産業省の下に有る。
推進組織の中にある保安委員会があてにならない事は今回の福島事故で充分に解っている、その保安委員会が出した結論は「活断層の疑いがあるので再度詳細な検証が必要だ」と言う事だ
しかし関西電力は18日に4号機の稼動準備に入るらしい、
毎週金曜には「原発再稼動反対」のデモが官邸や国会の廻りで行われている、先日はあの暑い中に警察発表でも7万人を越える規模だった、主催側の数字は19万人だが両者とも鵜呑みには出来まい、それでも10万人規模である事は間違いないだろう、
電力不足が嘘、活断層が海蝕断層と言うのも嘘、国民の多くが「安保以来の大規模デモ」を行うほど反対している、国民の総意はどう見ても反原発だろう
電気は間に合っている、仮に間に合わないとしても我慢出来る、大きな地震が来たら福島の比ではない可能性もある、第一「活断層の上に重要な施設は禁止」だと言う法もある
それでも政府と電力会社は聞く耳持たず横車を押し続けている、この事がどうも解らない
何故其れほどまでして「原子力発電」に拘泥するのだろうか?当然何らかのメリットがあるのだろう、
其れもかなりの大きなメリットがある筈だ、政治生命を賭けて、国民の批難を無視して、法すら無視して続けなければならない、いや続けたい理由をどうしても聞きたい、
「国民の生活と経済活動を維持する為」などと言う戯言は誰も信用していない、現実的に電力各社と内閣総理大臣が、官僚機構が「原子力発電から得られている既得権益」がどう言う物でどの程度あるのか赤裸々に表示して貰いたい、無論其れが彼らの権益構造で国民の利益とは反する事は彼らも分っているのだから彼らが自発的に表示する事はきたい出来まい
それこそマスコミの役目だろう、売れるためのセンセーショナルな物ではなく時間を掛けても良いから公平な目線で知識のある人々が検証して頂きたいものだ

ネット情報の危険性

2012-07-17 17:57:31 | 雑記
虐めの自殺問題で案の定と言うかまたしてもと言うかネットに加害者と言う子供の名前と写真が掲載されてあっという間に彼方此方に転載されてしまった、
確かに「未成年者だから」と言う事で実名報道も刑事訴訟も逃れられると言う事は悪質な犯罪や虐めが更に広がる事に「果たして今のままでいいのか」と言う気持ちは充分にある、
しかし情報の確かさと、加害者の情報の範囲は厳密な注意が必要だ、
最初の頃の情報で加害者と名指しされた子供とその祖父と言われた人は全く無関係であった様だ、当然被害届けを出したがネットの特性で中々最初の情報源にたどり着かない、
関東大震災の時にも悪質なデマで韓国人が襲われて多くの被害を出してしまった、デマは故意に流す物の他個人の思いこみから発生する事が多いが大抵被害妄想か英雄気取りが元だから最初からセンセーショナルになる、それに尾鰭がついてあっという間に広がる上に現在のネット社会はその時間と範囲は大正時代の比ではない、その分「違う」と言う訂正も同じ様に高速で広がるが此処で出来上がった情報は完全には修正されない、
やはり虐めた人間が責を追わなければならない事は確かだがこの様なデマや間違った情報が無関係の人に被害を及ぼしてくると「人権派知識人」と言う方々が又「加害者の人権を」と言う様な事を言い出すだろう、この意見の方々に関しては被害者の会等から「被害者の報道は過剰に行われるが加害者をなぜ庇う」と言う意見が出ているが全く道灌である、「被害者から奪った人権を加害者の人権で贖う」事は当然だ、
しかし、間違った情報を振りまく事は加害者の人権とは別な形で人権派に論拠を与えてしまう、
それ以上に間違った情報の被害者を出さない為には冷静に成らなければならないだろう

人の夢と書いて儚いとは

2012-07-16 13:34:47 | 雑記
月曜は資源ごみ出しの日だ、普段は出勤前に出して行くのだが海の日で休み、お盆なので墓参りに行こうと思っていたが今日は33~34℃位になるらしい、
未だ坐骨神経痛が残っているし熱中症も怖いと言う事で家の仏壇に花を上げる事で彼岸まで勘弁して貰う事にする、60代になって段々横着になって来た、あの頃は車が有ったが今は其れも無いのでこう暑いと愈々出無精となってしまう。
休みなのでごみを持って1階に降りる時も少々ゆっくりと廻りを見渡す事になったら3階と2階に間の踊り場で遥か彼方に小さく見覚えのあるシルエットが見えた、(もしかすると!)と思ってゴミを済ませると部屋から双眼鏡を持ち出してみたらやはりスカイツリーだった、





此処は大田区の南六郷だ、直線で位ありそうだが何とかカメラに収めてみた、住んでいる人達は気づいて居るんだろうか?

平日だとそのまま自転車で会社に向かう、途中の呑川と言う小さな河川に屋形船の形をした浄化用の装置が浮いている、此処に良く黒い鳥がとまっている、







多分川鵜ではないかと思うが海鵜かもしれない、2羽居る様だが今日は1羽、水は余り綺麗ではないが少し上流に行くと大きな鯉が居る、水源は大岡山近くだが途中から洗足池から「千束流れ」と言う沢が合流しているので大雨で増水した時に流れ出た鯉が育ったのだろう、池上本門寺付近では鴨が居る、しかし蒲田付近では逆に東京湾からの海水が入るので潮汐で上下する上に鯔が上がって来る事が有る、そんな事で結構水鳥が集まって来るようだ、
本門寺付近は昭和30年代までは呑川付近は田圃で本門寺の付近が丘になっていたらしい、
馬込七坂と言われる丘陵はいわゆる馬込文士村で本門寺から大森に掛けては多くの文人が居を構えていたと言う、今でこそ殆ど住宅街だが私が此の付近に勤めた頃は未だ畑が随分あった、
出来れば終の棲家は馬込の何処かにしたいと思っているのだが儚い夢になるかもしれないな
余談だが「人の夢」と書いて「はかない」とは言いえて妙なのかもしれない。