梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

オオマサガスとファームファクトリー

2012-07-15 15:38:30 | 雑記
オオマサガスはプロパンガスと混合すると単独で各々の燃焼熱量より20%程度増えると言う、
プロパンガスでは無く「バイオガス」との混合はどうなんだろう?
今放射性物質の問題で処理が滞っている家畜の糞尿などを発酵させてメタンやブタンを取り出しオオマサガスと混合する事で燃焼効率が上がるなら再生可能エネルギーとしての新しい利用法と処理に困っている自治体に役立つのではないかと思うのだがそうは簡単ではないのだろうな
元々水素ガスは液体水素と言う形にして宇宙ロケットのブースターにしている位だから燃焼速度は極端に早い筈である、其れを安全な形で保管し、利用しやすい速度で燃焼できるならこんなに素晴らしい事は有るまい、しかしどちらかと言うと私は燃料電池に利用できないのかと言う興味の方が大きい、安全に保管出来て燃料電池として使用できるなら今の充電電池はいらなくなる、
発電量も年間を通してに90%以上の発電をし、使わない電力でオオマサガスを製造保管しておけばピーク時に燃料電池として利用すれば平滑化が出来、現在の発電所で充分に賄える、
「夏の電力が不足するから原発の再稼働」と言う理屈は通らない事になるだろう、
エネルギーの自給が確立されれば次は食糧の自給を何とかしたいところだが、今年はアメリカの猛暑で大豆が高騰しそうだと言う、今「ファクトリーファーム」が普及してきたが大豆はどうなんだろう?大豆の背丈は小柄だし土壌もかなり色んな所で育つのだから何とかなるんじゃないかと思うけどどうなんだろうか、モヤシは殆どファクトリーファームだがどうなんだろうか
弥生時代に始まった農耕は畑から工場にと言う時代になるのかもしれない、基本的な経済政策として国を上げて推進して欲しい物だ

マニフェスト:総理は痴呆症か?

2012-07-13 17:15:39 | 雑記
野田総理が次期の民主党マニフェストに「さらなる消費税増税を入れて此れに反対する党員は公認しない」と言った、この発言に党内から批判が出たら「マニフェストに従うのは当然でマニフェストに書いた事はどんな事が有ってもやるのが基本だから至極当たり前のことだ」と言ったらしい
今期のマニフェストが一つも守らなくてマニフェストに無い消費税増税を「政治生命を掛けて」推進している野田政権がする発言ではあるまい、「国民の意思が一番」と離党した小沢一派はずっと「マニフェストを実行すべき」と言い続け其れが守れないからと党を出たのだが今回の野田総理の発言とおりなら現政府が掲げたマニフェストが全く守れない野田政権が「民主党」を離脱して新党を作るのが筋になる、
新党になれば民主党のマニフェストについては「やってみたら無理だったので別の党を作って活動します」と言っても理屈は通る、「国民の意思を一番に」が党是だった民主党は小沢氏一派が継続して野田総理以下は「何が何でも増税党」とでも名乗って活動すべきだろう、
まあ与党の党首が離党すると言う事は無理だろうが其れこそ解散総選挙をしなければなるまい、
消費税について選挙前にどんな発言をしていたか試しに「民主党マニフェスト 増税」と入れてみたら動画サイトで野田総理が選挙演説をしている所がアップされている、
拳を振りながら「マニフェストは絶対に命がけで実行しなければいけないんです!書いてある事は何が有っても実行しなければならないんです!書いてない事は絶対にやってはならないんです!」と力を入れて、続いて「消費税は上げても白アリの餌が増えるだけ、無駄を排除すれば消費税を上げる必要は有りません!」と力を込めて演説していたのだがマニフェストが実行できたのはゼロ、「上げる必要は有りません、書いてない事はやってはいけないんです」と力を込めた物は「今増税しなければ日本の明日は有りません、命を掛けて私の責任で増税します」となってしまった、
2つの放送画面を眺めていて「この人は一体どういう人間なんだろうか?あそこまで厚顔無恥の人間が本当に居る事に唖然としたが何処かで見た事のあるタイプだ、官僚と言う人種が責任問題になった時、今回の東電の経営者の会見が正しくこう言うタイプだったな、
しかし、マニフェスト発言のしれっとした野田総理の態度を見ていたら(本当に2年前の事を覚えて居ないんじゃないか)と思える様な悪びれた所の欠片も無い態度に「若しかしたらこの人はボケが始まったんじゃないのか?」とも思えるな、若年性痴呆症の総理大臣を掲げなければならない国民はたまったものではない、早急に内閣不信任案を上程して総選挙にするしかないか

虐めの根っこにある物

2012-07-12 09:33:10 | 雑記
自分は人の喜ぶ顔を見るのが好きだし笑い顔も大好きだ、苦しい顔や悲しい顔を見ると自分も同じ様に悲しくなるる、此れは自分だけではなく殆ど人間ならそうだろう、動物でも優しい顔をしていれば優しい顔で寄って来る。
しかし今問題に成っている「虐め」と言う物はどうも全く逆のようだ、岐阜の自殺問題で生徒の聞き取りで虐めたと言われている生徒からの答えが「虐めではない、遊びの範疇だ」と言うのがあったというが確かに此れは中学生の回答(其れも虐めをしていたと言う僅か11歳程度の)とは思えないだろう、「遊びの範疇」などと言う言い回しを子供がするわけも無い。
いずれにしても此処数十年ずっと問題になっていた「虐め問題」の根源には”弱い者が苦しんだり怖がったり悲しんだりするのが楽しいから”と言う事が有る様だ、無論逆らえば自分が標的にされると言う消極的な加担者も多数居ると言うのだが率先してリードしている者が居て「みんなで虐めれば更に苦しむからもっと面白い」と思っている者が居ると言う事だろう。
相手が嫌がれば嫌がるほど面白いと言う感覚がどうしても理解出来ない、最初は皆無垢の心で産まれてくる、色んな事を吸収し知識を知恵として育ってゆくのだがどの時点で「人を傷つけるのが面白い」などと言う心持になってしまうのだろうか、乳児から幼児期に大事な性格形成をする事は間違いないが友達と遊んだり学校で友人が増えたりする中でそうなってゆくのだろうか?
ゲームの影響もあるだろうしTV番組の影響もあるだろうがやはり両親と教師の影響が大きいのではないだろうか、「学校で虐められていないだろうか」と心配する親は居ても「虐めをしていないだろうか」と思う親は少ないだろうが「親の贔屓目」を極力削除して観察すれば交友関係や持ち物、他の子供達の態度である程度解るかと思う、しかし親は「うちの子に限って」と思う、
しかし人を自殺に追い込む様な子供にしないのも大事な愛情だと思う
今回の岐阜県警強制調査は個人的には大賛成だ、むしろ遅きに逸したと言えるのではないだろうか、今までも「いじめに耐えられない、死にます」と言う遺書を残して自殺した件数は相当の件数に登る筈であるが虐めたと言われる側に何の検証もペナルティは成されていない様だ、今の虐め問題増加はそれだけの問題ではないしペナルティを与えて止まるというものでもあるまいが虐めた人間が再度同じ事を起こさないと言う保証は無いし、後輩の子供に英雄気取りで「面白かったぞ」という可能性も充分にある。
教育委員会と言う組織も「虐めを見逃した」と言う責任を取るのだけは避けたいと言う態度がありありと見られる
一罰百戒とは言いたくないが何処かでこの問題は断ち切らなければ成らない

最低賃金法と生活保護

2012-07-11 16:12:51 | 雑記
最低賃金法以下の地域が全国的に増えて160時間働いても生活保護金額に満たないと言う、
こんなニュースが流れれば更に生活保護受給申請は増えるだろう、しかし最低賃金法を守らせると言うだけで片付く問題ではない、今雇用を支えているのは中小企業と更にその下の零細企業なのだがこの層は事業を継続するのに精一杯で賃金を上げたくても上げられないのだ、はっきり言えば「上げたら倒産」と言うレベルで事業継続をしている、
経産省や労働局は「最低賃金を上げて雇用を増やせ」とずっと号令をかけているがその効果は遅々として上がらない、雇用を増やすだけの仕事が無い、賃金を上げられるだけの原資も無いのだ~当たり前である。
「最低賃金法」は人間的な生活を営むのに必要な賃金を労働の対価として正当に支払うと言う事だが今の経済は「コストの積み上げで物価やサービスの価格が決まる」のではなく、先に「価格を決定しそれを掛かるべき経費に割り当てる」と言う方法で決まる、
製品コストは材料と製作のコストと運送保管費にこれらが潤滑に機能する為のコストと保全に廻るいわゆる利益分で成り立つ、しかし最初に売価を決めて此処から各コストを弾き出すのだから「此れしか貰えないから此れしか払えない」言う事になる、
企業にしては製作コストは先に出るが改修には早くても一ヶ月は掛かる、しかし人件費は当月末には必要である、此れを銀行で借りれば当然金利が掛かる、しかし此れはコストとして認められないから価格には乗せられない、中小零細企業主は昔と違いそんなに利益を上げられないのだ、大半の国民である労働者と中小以下の経営者の経済力が衰えれば当然購買力が下がる、
賃金物価の低い東南アジア諸国から輸入品が安い金額で入って来る、対抗上資本のある大手は購買額を増やす為に製品価格を下げる、下げた分のコストはそのまま又末端の所得を下げる
いわゆるデフレスパイラル状況がずっと続いている、国が「雇用を増やし、適正の賃金を支払え」と言った所で土台無理なのである、
現在の商品価格を冷静に眺めてみるが良い、例えばユニクロの製品でTシャツが千円以下で売られている、牛丼が一食300円を切る、牛丼で言えば全くの原材料で米とたまねぎと牛肉、調味料、丼の価格、店のコスト、水道光熱費、此れだけ考えても300円の牛丼が一日千杯うれて30万である、働いている人間は配膳と調理で5人位は居るだろう、無論企業努力だが此れを個人店でやれるわけも無い、そして賃金がそんなに高く設定できる筈も無い。
一次産業も含めて納得出来る生活が維持しうる賃金体系、そのコストを積み上げて製品単価を決定する、所得が有る程度安定すれば消費に廻る、消費が増えれば賃金も上昇する、
今まで戦後の日本がずっと維持してきた事がもう一度出来ないか、無論全ての条件は変ってしまっている、海外の低い労働コストで作成された物が流れ込む事に関税をかけ続けるのは国際的にも批判を受ける事もあるだろうが今の日本は「良い子」になって居られる状況には無い筈だ、
内需指向の経済政策は外交も含めて外科手術が必要な時期になっているのだろう

お祭りを思い出した

2012-07-09 17:20:24 | 雑記
余り祭りは好きではない、子供の頃は随分貧しかった、しかしそれ自体を「辛かった」と言う様な思い出ではないのだが「お祭り」を余り好きでないのは恐らく貧しかったせいだろう。
父親はこの村の生まれだがやはりかなり貧しかった様だ、農村で土地を持たないと言うのはそれだけで充分に見下ろされる要件である、
未だ農地解放以前だから当然小作人は居たと思うが親父は末っ子の為か東京で軍需工場に就職した、
中島飛行機と言う陸軍の戦闘機を作っている会社で群馬県の太田に大きな工場が有ってそこで機械工として働いていたらしい、そこそこ認められて主任になったと言うが全て自称だから正確なところはわからない、
アルバムを見ると柴又帝釈天の写真があったりその後横浜の山手に住んで居たりしたらしい、
貧農の小作人が軍需工場である程度の地位になった事は田舎の村に戻った時に疎まれるのに十分な性格になっていた様だ、
終戦直前に子供と妻(母)をこの村に疎開させた時も未だ羽振りが良かったのだろうが敗戦で職を失って村に戻ると小作人の子供は気位だけ高い鼻持ちならない人間としての処遇が残ったらしい、
村でただ1人の配給米支給を受けて、更に私が小学校に入る頃「生活保護」を受けていた事は充分に「半人前」の村民であった。
村に秋祭りが有って村組合費と寄付で甘酒と赤飯に煮しめが配られる、その外に子供達には新聞紙に丸めたお菓子が配られるのだが何も解らない子供だった自分と5歳上の姉も村のお宮でこのお貸しを貰った、
大人達がどう言う顔をしていたか記憶には無いのだがお菓子を貰ってお宮の坂道を降りていったら同級生の何人かに囲まれて「寄付も組合費も出さないで貰う物だけは貰うのか」と言われた、
その時の自分は恐らく未就学児だったと思う、しかし姉は相当辛かった様だ、
親父は「そんな事を子供が解るわけは無い、家で親がそう言う話をしているんだろう」とその家に怒鳴り込むと息巻いたが母が「それだけは」と押し止めたのだが結局その後はお祭りのお囃子を聞いても足は向かなくなってしまった、
各地域で行う小さな祭りの他に4年に一度村全体で「大祭り」がある、その時は各地域から山車がでて大宮と言っている八幡様に集まる、旅芸人や村の青年団が出し物をしたり神社と参道に出店が並び着飾った女の子や法被姿の青年から子供も山車の縄を引いた、
この大祭りは我が家の実情を知る様な人は居ても少数なので気兼ねなく楽しめるのだが子供達は祭りの小遣いを貰って出店で色んな物を楽しむが我が家ではそんな臨時出費は出しようも無い、姉達に母が手縫いの着物を作り数年着回すのがやっとだった、
子供の私には実は此れが一番辛かった、青年団の出し物を見たり友達と走り回っても短時間で家に戻らなければならなかった、乾いた未舗装の道を祭囃子を背中に聞きながら家に帰る時の寂しさを未だに覚えている、
東京に来てもやはり駄目でこっちはあまりの人の多さがどうにも耐えられないのだ、なにしろ産まれて育った所は一番近い隣の家まで1km離れているのは当たり前で真昼間だったら誰にも会わないで村を縦断出来たりする環境だのだからこのひとごみは中々慣れない、遊びに行くとしても結局公園や神社仏閣などの見学が殆どで人が多いところは映画館やスケート場だったという筋金入りの田舎者だ、それでもう東京に出てきて50年が過ぎ様としているがそれでも相変わらずひとごみは苦手だ