梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

参院選

2022-06-21 10:47:10 | 雑記
梔子が咲き始めた

黄色の実は黄色の食物染材だがこれは八重咲だから実がならない、

梔子や鼻から下は直に顎。
参院選が始まる、
新聞に一番重要な政策へのアンケートが出ていた、
一番が「景気対策」で2番が「経済格差の是正」憲法問題、ウクライナ問題と続く
景気対策と経済的格差の是正が別個に出ていたがこの問題は同じだとも言えるし強く絡み合っていると言える、
景気低迷はアベノミクスで広がった経済格差が大きな要因だという事は結果として表れている、ゼロ金利、規制緩和が景気を浮揚させたかと言えばそれは逆なことは「失われた20年」が如実に表している、
その関連性が取り上げられても二転三転言う事を変えて「アベノミクスの効果」を言い立てて「世界情勢の大きな変化」だとか「少子化の問題だ」とか言っているが規制緩和で非正規が倍増し、多くの国民が貧困となり、その分大企業とごく一部の資産家が更に資産を増やしていることは紛れもない事実だ、
結果的に消費は冷え込み、デフレは加速しさらに長引き、コスト削減の皺寄せは個人請負に集中し、安定した仕事を失った人間は「優位的地位による一方的契約」でも仕方なく食いつないでいる、
大半の所得層がこういう状況で消費が伸びるわけもない、経済格差の是正こそが最大の経済対策であることは間違いないだろう、
「賃金の改定」を企業に「要請」したところでなんの法的強制力がなければ馬の耳に念仏だ、
更に言えば日本の給与所得層の7割は中小零細企業が抱えている、
この中で零細と言われる300人以下の企業は人件費を上げられるだけの体力は殆どない、
法人税の累進率を下げ大企業の資産だけ増え続け、実際の給与所得者の大半を賄っている中小企業は最大限の努力をしていても人件費を2割も3割も増やせる状況にはない
「世界でも突出した個人預貯金」と言われても「働けなくなったら喰えなくなる」と言う不安がある限り蓄えを崩す事はあり得ない、
「75歳まで現役で」と言うのは国民自体が「自助」で生活をしろと言う事か、政府は「退職時の半分を一生保証する」とうたって強制的に企業と個人から取り立てておき、「年金は現役世代が退職者を支える制度だから現役世代が減れば減るのは当たり前」だと言う
しかし我々から年金を強制的に徴収していた時は前言の「薔薇色の未来」だけを言っていたはずだ、
55歳定年が60歳になり年金支給も70歳からになり、「そこまでは働け」となり「75歳、元気に働きましょう」だと、
「定年になったら楽隠居」など夢のまた夢、雀の涙の年金でワーキングプアの子供の面倒すら見なければならない時代、
資産の90%を保有している連中が税収の90%を負担するのが公平と言うものだ
経済活動の活性化を言うならこの位の思い切った政策をしたらどうだ

ヤマモモの思い出

2022-06-19 11:03:44 | 昭和の頃
通勤途中にある病院の中庭が道路になっていて何本かの植え込みがある、
先日からその植え込みの下に赤い小さな実が落ちている、
見上げてみたら濃い緑の葉の中に幾つもの実がなっていた、




まだ黄色い実や熟した赤い実、すでに黒くなった実があちこちになっている、

ヤマモモの実だ、数本同じような木が植わっているのだがヤマモモはこの木だけの様だった、
実の感じは野イチゴやキイチゴに似ている、子供の頃食べた記憶はあるが味は覚えていない、
未舗装の県道には一日数本のバスが来る、我が家のバス停は終点の一つ手前、
終点とこのバス停のちょうど中間位に竹細工の工場がある、
元々は竹箒と笊や背負籠を作っていた職人だったが終戦後になって息子が孟宗竹でジョッキなんかを作って「倉真竹材」と言う工場にした、
それが人気が出てそこそこの規模になった、と言っても10人を少し超える程度だった気がする、
工場はバス通りに面しているが住まいはそこから九十九折に段々畑を5~6分上がったところにあってその家の裏に一本だけヤマモモの木があった、
村でもヤマモモの木はここだけだったが家の屋根を超えるくらいの樹勢だったから結構年代物だったのだろう、
昭和20年代、村の万事屋には多少の飴玉くらいは売っていたがそれを毎日買えるような生活ではなかった、
しかし、育ち盛りだ腹は減る、夏場は炊いたご飯は笊に入れて布巾をかけて軒下にぶら下げて置くが梅雨時の湿気のある蒸し暑い日にはすぐにすえくさくなってしまう、
それを水で洗って食うのだがあくまで腹を満たす為の食糧だ、
子供はおやつとしては野に生えているもの、生っているものを片っ端から食べる
誰もがやっていたので多分昔からみんなやっていたのだろう
春先は虎杖、少し暖かくなると野イチゴ、木苺、桑の実だが桑の実は腹を壊すと親から厳つく止められていたが内緒で食べる、
しかし此奴は色素が強くて舌が赤紫に染まってしまい水ですすぐ程度では全く取れず「口を開けてみろ!」と言われて叱られる、
ヤマモモの実は一つの木でかなり大量に採れるので子供にとっては実にありがたい存在だった、
敷石の上に点々と落ちている赤や紫の実の跡を見ながらこんなことを思い出していた、



Miniaturw roses"ロサ”と言うらしい


馬も牛も餌は十分に与えなければ体力は落ち、早死にする

2022-06-17 09:24:29 | 雑記

久里浜駅で人を待つ、JR久里浜は人があまり居ない、広場の木が空の広さを強調する

大森の駅前、真っ白な紫陽花はアナベル

この花はオトギリソウらしいが記憶のものとは違う気がする

21世紀に入ってから先進国の個人所得は殆ど2倍になったそうだ、
お隣韓国は3倍にもなったという、
しかし、日本は逆に0.9倍に下がったという、
他の国は物価指数も若干下がっているしGDPも上がっている
しかし日本は超デフレと言いながら此処半年はじりじりと物価は上昇し今夏を過ぎれば更に上がる、
軒並み10%台の値上げが言われており更にエネルギー関連は20%台では収まらないとも言われている、
岸田内閣は「強力な政策で」と言っているが具体策は示されていない、
円安が外需を押し上げると言われても日本製品の主要輸出は車で値上げが出来なければ結局円安分だけ額面では大幅減少だ
内需を増やそうにも物価高騰に加えて所得減ではどう政府が鼓舞しても上がるわけはない、
「給与所得を上げる様に引き続き要請していく」そうだが要請に答える企業は殆どあるまい、
それが出来るなら2年前から上がっている筈だ、
「貯金より投資を」と叫び「投資の利益は税制優遇を」やり続けた結果投資(投機)が可能な資産家と企業が所得「優遇税制」で更に所得を増やし、その話に踊らされた中間層が資産を減らして格差を更にアンバランスに広げている
ネットスラングに「社畜」と言うのがある、
六道輪廻の畜生道、会社に「牛馬のごとく」こき使われると言う事をそういうらしい、
しかし昔の馬借や農家の耕作牛は確かに過酷に使われていたが手入れと餌は気を使い長く働いてもらう事が経済的に重要な事を理解していた
しかし今の経営方法は「牛馬のごとく過酷にこき使っても餌を極力減らして利益をとる」
それは「優秀な働き手(牛馬)」をやせ細らせて会社の資産を放棄しているという事を理解していない、
「企業は人なり」と言ったのは松下幸之助だったが企業も国も「人」が集まってできている
経営者あるいは政治家・官僚が「人」を保有しているわけではない、
利益も税金も生み出した末端の「人」から預かっているという事を声を理解しなければ日本経済は衰退する、

後遺症

2022-06-13 09:07:09 | 雑記


4月の中旬にコロナに感染した、

10日間の自主隔離をしたのだが殆ど風邪と変らないまま済んでしまった

熱は感染を疑った最初の時だけで陽性宣告を受けた翌日には下がり始めて3日目はほぼ平熱になった、

暫くは咳が続いて略なくなるまでには一か月位かかった感じで今でも多少咳払いが出るが痰が出るわけでもない、

あれから毎朝体温を測っていて初めて自分の体温が随分低いことを知った、

一番多いのは36.2度で上でも36.5度、今朝は36度ちょうどだった、

後遺症の話が出るが自分にはそういう容の倦怠感とか味覚障害とかは出なかったが最近残り一つの「嗅覚障害」が有るような感じに気が付いた、

然しそれは報道で言われている「嗅覚異常」とは逆に妙に嗅覚が敏感になって来た感じなのである、

正確に言うと「嗅覚が敏感になった」のではなく今まで気にならなかった自分の体臭あるいは部屋の臭いが気になるようになったのだ、

それもごく最近、ここ1週間くらいの事でコロナの後遺症ではないのかもしれない、

しかし高齢者が二人で生活をしている部屋なので恐らくこの臭いは前からあったのだと思うが当然自分では気は付かなかったのだが、

最初は起きだして台所でコーヒーを入れたりストレッチをしたりしてから寝室にしている6畳間に戻るとムッとした臭いがする事に気が付いた

2日目、3日目とその臭いがだんだん気になって来て昨夜は夜中に目が覚めた時点で気になるほど臭う、

かみさんは「そんなことないよ」と言うので臭いがきつくなったのでは無く自分の嗅覚が、あるいは自分の臭いに対する免疫が欠けてきたのかもしれない

(自分の体臭がきついのではないか?)と言う神経的なものは「自臭症」と言う一種の神経煩いの様だが私の場合はちょっと違う、

本当に自分で感じるのでちょっと困っているのだがこのまま消えてしまってくれるといいのだが、


ジェンダーギャップとクオーター制或いは二院制は

2022-06-10 09:32:56 | 雑記


ジェンダーギャップ指数と言う記事が出ていた

先進国家では最低でアジア諸国でも最下位に近いそうだ、特に国会議員は最低指数で議員の2%にも満たない、

世界では「議席のクオーター制度」も言われ始めている、

女性の割合を一定にすると言う制度だが50%としているわけではない様だが韓国でも効果が表れて5.9%だった女性議員が17.3%になったという

しかし基本的な問題として我が国の選挙における候補者の割合自体が10%前後しかないのだ

その割合で行けば10%位が当選していてもいいのだが実際には男性の当選確率の方が多い、

この候補者割合で「女性議員の割合を二桁に」としたら現状で言えば候補者は全員当選しなければならなくなる、

クオーター制は「候補者の割合を一定以上にする」と言う事が先なような気がする、

しかし、選挙はあくまで「立候補制」である、周りから推薦されたとしても「推薦候補」は認められず本人が自主的に立候補しないとならない、

しかし推薦あるいは薦められて立ったとしても果たしてそれが「政治意識、モチベーション」が期待できるのかと言う疑問はある、

選挙制度は男女同格である、私見ではあるが若い層で言えば女性の方が投票率が高そうな気がする、

だとしたら少なくとも政治におけるジェンダーギャップの意識改革は男性より女性が重要なのではないだろうか、

ついでに暴論を言えば本当に男女同格で国家運営をすることを目指すなら今の二院制「衆議院」と「参議院」を男女院政にしたらどうだ、

今でも参議院に送られて否決されても最終的には衆議院が可決できるという制度になっているので同じようなことを「男性議院」に持たせるような事をしたら結果は同じかもしれないが「女性議院」で独立して法案が提出できれば今言われる様な女性目線の法案も多くなるのではないか、

昭和の人間だが特に男尊女卑の考え方は持っていない(つもりである)が男女の区別は特性としてあって当たり前だと思う、

それは区別であって差別であってはならないのは当然だが、男と女は違うという事は認識していくべきだと思う、

生物としては男女は雌雄と言う分け方になるが生物進化は進むにつれて分化する、

単細胞から雌雄同体、卵生、胎生となりはっきりとした生殖活動が進むにつれて高度紙な進化となる

恐らく血族婚障害に見られる劣性遺伝の淘汰の結果で雌雄別体が生き残って来たのだろう

男女は違うという事と「男女の権利が違う」と言う事は全く違う事であり未文明の頃外敵や自然災害と生活の役割分担と言うものと現在の高度文明社会の中の役割分担は違って当然で「蜃気楼」議員のような発言と言うより発想は狩猟生活の縄文人文化の頭だという事だがこんな連中が国会の殆どを牛耳っているわけだから強ち「男性院」「女性院」も悪くないかも知れない