梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

軍国主義と新資本主義

2022-06-08 17:30:27 | 雑記


【黒田総裁が6日の講演で「家計の値上げ許容度が高まっている」と発言するとインターネット上などで批判が集中。7日の参院財政金融委員会で「必ずしも適切な言い方でなかった」と発言を事実上修正した。】

当たり前である以前の問題だろう、

家計の値上げ許容などあるはずはない、

「コロナ過で強制貯蓄が増えたせいだろう」だと、経済産業省の一般家庭の貯蓄額の推移位把握して置け、仮にも日本の金庫番だ、

平均的貯蓄額は超高額資産家も含めて計算されるが資産の90%近くを7%の高資産家が持っていると言う

一番多い所得層あるいは資産額の層は実質ゼロ世帯がほとんどでこのコロナショックで収入が激減し多少の蓄えはどんどん目減りしている

だから緊急助成金を支給した事くらい理解しろ、

低所得者層を中心に10万円を支給した、しかし低所得者層の平均年収は350万程度、更に偏差値で見れば年収200万~250万が一番多い、

月20万で生計を立てているわけで家賃を除けば12万~13万で暮らしている訳でこの最低生活費がこの1年で10%近く上昇し更にこれから15%近くの上昇が見込まれている、

光熱費・食費を中心に上がってゆく、月当たり1万以上の負担が増加している、

1年間で12万~15万円が増える、助成金の10万円は焼け石に水である

「値上げの許容」がどこにあるというのか、

日銀総裁の年棒は3000万だそうだ、先日の代議士が「わずか100万の給料」と言っていたが総裁の月給は250万円だ、

理解できる訳もないかもしれないが仮にも日本の金庫番である以上世の中の状況を理解しないで政治経済を牛耳られたらたまったものじゃない

戦後殆どの期間、日本の与党である自由民主党は見る限り「一番多い国民のため」ではなく「一番金のある国民の為」の政治をやっているようになってしまった、

軍隊が国家運営をするのを「帝国主義」と言うなら「資本家が、あるいは資本家の為」に運営するのは何というか、

それが「新資本主義」と言うのだろう、軍隊の為に国民があると言う軍国主義・帝国主義と資本家の為、政治家の為に国民があると言う「新資本主義」とどちらがマシなのか、

野党の奮起を期待するが「力のない正義はないに等しい」もう少し我を折ることを考えたらどうだ、「小異を捨てて大同につく」、「敵の敵は味方」だ

紫陽花とアカショウビン

2022-06-07 09:16:43 | 雑記
これは病院の入り口付近、紫に変わっている

正確には紫陽花ではないと思ったが線香花火のような開き方がかわいらしい



これは紫陽花ではないと聞いた気がする、大手毬みたいな咲き方をしている

菊の懸崖みたいな咲き方だが花は紫陽花様だが

紫陽花はシーボルトが故国に持ち帰りその容姿を現地妻の滝によせて「otakisan」と呼んでいたのでれがヨーロッパでの名称になったと聞いた
在来種はヤマアジサイでつぼみが丸い球になる「玉紫陽花」だがヨーロッパから里帰りをしたものがこんなに有名になった様だ




次々変わる色から「心変わりの花」とも呼ばれる事もあるようだが迷惑な話だ


住宅街を歩いていたら道路の真ん中に赤い鳥が落ちていた、

アカショウビンだがどこからこんな町中に来たのだろう、このままでは車にひかれると思って近づいたら必死で逃げ始めたが飛べない様だった
何とか近くの家の植え込みにもぐりこんだのでそのままにしたんだが落とし物と交番に届けた方が良かったのかな

猫の話

2022-06-03 16:18:09 | 昭和の頃

子供の頃、隣の家で飼っていた猫は白猫で左右の眼が金と銀のオットアイズというやつだたので今考えるとそれほどミックスしてはいないシャムだったんじゃないかと思う、
しかしまだ竃で煮炊きをしている時代なので寒い時期になるとその灰の中で暖をとるんで自慢の(誰もしてないか)純白のはずの体毛は文字通り灰色である、
当然シャワーなんてもんもないし、第一犬や猫を洗うなんて風習などあるわけもない
従って白猫は灰色猫のままで自由気ままに我が家と隣を行ったり来たりしていた、
小学生の悪ガキである、可愛がっているのか虐めているのか解らない
天井から籠をぶら下げて思い切り紐をねじっておいてやつを乗せると思い切り縒りを戻す、
回転が収まってから畳に降りるがあっちにヨロヨロ、こっちにヨロヨロと相当目が回っているらしい、
しかしそれでも顔を合わせるとニャーと奴ら声をかけるし寒い時は寝床にやってきて中に入れろと催促をする位隣の猫なのかうちの猫なのかわからないくらい懐いていた。
其の頃親父がどこかから猫の子供をもらってきた、まだ生まれたばかりの三毛猫だった、
名前は安易に”タマ“となった、そのころはシロはいなかった気がする、
いつ頃だったか覚えていないが親父と二人の生活だった気がするのでたぶん中学の頃だったのだろう、
中学を降りてすぐに家を出たのでその後はどうなったか、その親父も自分が17になって半年も経たず死んでしまったがタマは居なかった、
考えてみるとあの時代の猫はほとんど三毛猫だった気がする、三毛でなければブチ、白黒とトラ猫だった、
サザエさんでは野良猫が「お魚咥えたどら猫」と言うので都会はトラ猫がメインか?
今の野良は白黒だが八文字の「ハチワレ」か「チャトラ」だったがフェイスブックやツイッターで見かけるのは由緒正しい様に見える舶来猫ばかりだが一体三毛猫はどこに行ったんだろう、
昔から「三毛の雄」は「天然記念動物」並みだと言われていたが今では三毛自体見なくなった、まあ雄がレッドデーター並みなら絶滅危惧種ではあったのだが
浮世絵や絵巻にでいるのもほとんど三毛猫だが流石に「鍋島猫騒動」は黒猫だった、
もっとも映画での話だが、あの映画で有名になった化け猫女優は誰だったっけ

敵基地攻撃能力は日本を危険な状態にする

2022-06-02 10:33:54 | 雑記
海ほたる


アメリカに多連装長距離砲を供給してほしいと言うウクライナの要請をアメリカは断固として断った、
理由は「ロシアまで届く射程の兵器は第三次世界大戦への切っ掛けになる」というものだった、
自民党は「敵基地攻撃能力のある兵器が防衛のためには不可欠だ」と言っている、
しかし、アメリカは「敵基地直接攻撃は取り返しのつかない事態を招く」とはっきり言っているのだ、
ウクライナには「供与」である、ロシアにしたら無償供与したアメリカを「戦争対象国」とし米露戦争と認定すると第三次世界大戦になってしまう事を恐れているのだ、
日本には単純に兵器の売買の結果という事で日本がロシア領土あるいは中国等に直接攻撃をしてもアメリカは直接は関与しないと言うことでもある、
その場合同じような考え方であれば「武器の供与」は出来ない、という事でさらに言えば米軍が直接攻撃を受けなければ戦闘に加わることはできないという事でもある
「日本の安全のためには敵基地攻撃能力の配備」は現状の日米安全保障条約の範疇では意味が無いどころか日本と仮想敵国との緊張を深めるだけの措置だという事をウクライナの多連装長距離砲の要請に対するアメリカのスタンスをはっきりと示している。
仮に北海道が侵略されたとしてもアメリカ軍が乗り出すことは無いだろう、それが安全保障条約の取り決めであったとしても、
恐らく日本国内のアメリカ基地が直接攻撃されない限り「日本国領域内」での防衛戦には協力するかもしれないが公海上で戦闘になったとしても米軍は出てはこないだろう、
ウクライナ侵略戦が示したのは「敵基地攻撃能力」ではなく「領土死守戦」こそが唯一の方法であり、だからこそ世界中から支持されているという事だ
自民党内のタカ派と言われる右寄りの議員は日本を間違った方向に導いている

まず先に資産の格差を解消してから

2022-06-01 10:52:15 | 雑記

岸田内閣が「資産格差の是正・所得倍増計画」を打ち出して所信表明演説を行った、
しかし今回発表したのは「資産所得倍増計画」となった、
「所得を倍増し資産格差を無くす計画」ではなく「新自由経済主義」に沿って「資産が所得を倍増する為の計画」となった、
資産所得倍増は「資産のある者、富める者の所得を倍増し、資産を更に増やす政策」と言う政策だ、
元々資産がない経済層が国民の大半どころか9割に近づいて資産格差が開いてしまったという事を是正するのが目的だった筈だがこれでは「格差増大計画」である
大半の国民は投資に回し、資産の運営が出来るような状況にはない、一番精力的に生きるべき40代以下の年収は450万程度だが一部の高額資産家の年収が数十億を超えるため平均値を押し上げているだけで人数配分で行けば中央値は300万超、その下となれば250万適度である、この金額で預貯金などあるわけもない、
細田議員が言った「高々100万程度」は月収でしかもその他歳費が200万も有っても「高々年収3千万、企業経営者は億を超える人も多い」そうだがこれが格差でないわけは無い、
そして「保有資産を投資運営して所得を倍増する政策」は生産して所得を上げるのではなく投資言わば貸し付けて利益を得るという政策で「国民総生産」で言えば海外投資でない限りGDPには貢献しない。
要するに国内の資産を集中させるための政策だという事は経済官僚からも「格差を更に広げる政策だ」という意見が出ている位である、
資産所得を倍増させる政策を取るならまず所得を得るための資産を国が配らなければ国民の為の政策とは言えない、
自由競争は同じ体力と環境の下で同じスタートラインから始めなければ自由競争ではない
王子に生まれた事を疑問に出家した仏陀を知れというのは無理だが名作童話「乞食王子」でも読むが良い、
今の自民党政策はまだ封建時代の政の方が上品だ、