La douce vie

sweetsや美味しいもの,雑貨,映画,art,音楽,本,マンガ,スポーツ観戦,ice show,旅行等ゆるブログです

芸を愉しむ

2006-05-15 | 雑記・未分類
笑点」が40周年スペシャル番組をやっていたので、観てました。過去の映像なんかもところどころでやっていて、懐かしい三波伸介さんの元気な姿や円楽師匠や歌丸師匠の若かりし頃なんか見てしまうと時代の移り変わりを感じてしまいます。
学生の頃なんかは「笑点」のテーマ曲をきくと、日曜日が終わる合図のような気がしたり、出かけてばかりで随分見ない時期もあったと思うのですが、まるで帰る家のように、久しぶりに会う親戚達のように顔なじみのメンバーの息の合った掛け合いを愉しんだり、喜久蔵さんの相も変わらず「いや~ん、ばか~ん♪」を笑いながら聞いていたり、こん平さんの「ちゃっらーん♪」を待っていたりする訳です。考えてみたら、物心ついた頃から聞いている訳で未だに笑ってしまう恐るべし持ちネタです。
円楽師匠お疲れ様でした。

夜は大好きな「イッセー尾形・1人芝居」を教育TVで特集していました。
昔、友人に連れて行ってもらっときに大好きになってしまいました。イッセーさんのお芝居はちょっとしつこいけれど愛情たっぷりのお父さんや、老婦人のしつこい昔話等等・・・イッセーさんのお芝居は変わっているようで身近にいそうな人をするどくも暖かな洞察力で演じています。
大好きな「大家族」もお父さんの「休職・篇」をやってくれました。私が見に行った時はお母さんが家を出てしまった後の話しでしたが、とうとうお父さん休職しちゃったんだぁ、なんて思ったり、ヒロシがどんな子か想像したりして、すごく設定に親しみを感じています。うん、また、劇場で見たいぞ、という気持ちにさせてもらいました。
今回は自分が劇場にいる気持ちになれるというコンセプトがあったようで、芝居にはお客さんが入っていない収録でした。でも私はイッセーさんのお芝居はお客さんが入って初めて完成するものだと思うのです。会場ではみんな大きな声で笑っていて、「あ、私と同じツボで受けてる!」って思うと、ますます自分も開放されて大声で笑いたくなります。家でみてると「にやり」で止まってしまって少し淋しい。

「笑点」や「イッセー尾形・1人芝居」こそ、「芸」!うーん、愉しかった!本物の芸人さんって素晴らしい!