河口公男の絵画:元国立西洋美術館保存修復研究員の絵画への理解はどの様なものだったか?

油彩画の修復家として、専門は北方ルネッサンス絵画、特に初期フランドル絵画を学んできた経験の集大成を試みる

新しい日常とは?2

2020-05-28 23:47:44 | 絵画

新しい日常と言いつつ、どんな未来が待っているか想像だに出来ない安倍だろうに・・・サントリーホールディングスが「はんこ決済」を社内で廃止するらしい。とても良いことだと思う!!ついでに元号制も排したらいいだろう。西洋美術館に居た時、庶務が作る書類は「公文書」というわけで、元号表記で書類を作って来るから、こちらは欧米とのやり取りでは西暦表記で、突合せが面倒であった。グローバリゼーションと言いつつも、安倍政権は元号表記を法制化するなど、ガラパゴス化に積極的であった。

もし市役所でハンコではなく、サインで済ませればずいぶん楽になる。どうしても確認が必要になるなら身分証明書を発行して、サインを確認すればよい。ヨーロッパでは確認をするためにパスポートを見せた事はないから、サインはカードを盗まれた時ぐらいが重要な場面だろう。

この国で欧米先進国と比較できないほどおかしなシステムは例えばアパートを借りるとき「保証人」を求められること。この国では個人の責任感がしっかりしていないから・・・ということか。それから礼金、敷金、手数料と一時金が大変高いのもおかしい。ドイツで部屋を借りた時、不動産屋の紹介料だけであった。しかも、その手数料はパーセンテージが法律で決まっていて、暴利をむさぼる悪徳不動産屋に守銭奴の大家というのは法的に存在しないようになっている。何故にこの国では礼金があるのだろうか?理解できますか?敷金というのも、故意に設備を壊されたときに弁済しないでとんずらさせないためだが、畳が汚れた、壁がよごれたとか・・・それらを新しくする資金として返さないという大家が多かった。私は少額訴訟で訴えて敷金を取り戻したが、畳が新品であったとしても、それは部屋代に含まれていると解釈されるのが当たり前で、また住むために、普通に暮らしていれば経年劣化や汚れはつきものであり。それを借家人に負担させるなど、筋違いだ。最近は国土交通省でこの敷金の取り扱いには指針が出ているので、敷金訴訟をすれば取り戻せるが、「馬鹿」な裁判官が「少しは払ってやれよ・・・」とか言うやつがいて、大家に忖度する。これが裁判官の言うバランスだと・・・ドイツではありえないのだが。筋が裁判官の匙加減だというこの国は「法治国家ではない」ということが良く分かるだろう。

「新しい日常」があるのなら、無駄や不合理を排除して欲しいね。

ハンコを廃止するのもテレワークではハンコが突けないからという訳だが・・・それだけじゃなくて、無駄は一杯あるだろう。いずれにせよ、すぐに安心安全な未来がやって来るとは誰も思わないだろう。そうすると大きなお金を払う買い物は控えて、何処の国でもGDPの多くを占める消費は簡単に上向かないだろう。物が売れないから高級肉も値が下がっているそうだ。また一方でアジアの国から労働者が来ないからレタスの生産にも支障が出て、値が上がるだろうと。物によって異なる状況が生まれて、これまでとは同じにならないだろう。

私は高級肉は食べないから・・・・実は脂肪の多い牛肉は好かんのだ。だけどレタスは時々食べたいな。

ああそれから、TPPとか言うのがあったね?どこに行ったのだろう?まだ発効していいないのだろうか?バターは日本製で高いままだし、チーズでも高いままだ。経済圏も同盟国を中心にしっかりと機能させれば中国にやりたい放題させずに済むだろうに。

そう、前回は防災についても指摘したけど、身の回りの環境に配慮して「新しい日常」を作ってほしいね。私はそれほど多くを望まない自分でありたい。

ああ、それから私が滞在した1970年代後半では政治家が200マルク(おそらく現在の5万円くらい)以上の献金、接待などを受けてはならないという法律があって、200マルク以上の接待を受けたミュンヘンの議員が失職したのを憶えている。

自民党の甘利が口利きで50万円もらって政治資金として記載していなかった問題で、起訴もされなかったのを憶えているだろうか?やはりこの国はアジアの中の二流国家だと思わないだろうか?私は30km速度超過で起訴され一か月免停、罰金6万円を取られたことがある。なんで甘利が起訴されないんだ!!!

と、今日はこの辺にしておこうかな・・・・。

 


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