河口公男の絵画:元国立西洋美術館保存修復研究員の絵画への理解はどの様なものだったか?

油彩画の修復家として、専門は北方ルネッサンス絵画、特に初期フランドル絵画を学んできた経験の集大成を試みる

未来はどこへ

2019-05-02 08:45:02 | 絵画

みんな令和になって、浮かれている?浮かれているのは、いつも営利目的しか考えないマスメディアだろう。メディアが煽ればすぐ乗るのが、特段に考えもない人生を送っている者たちだろう。令和がどっち向いているより、自分がどっち向いているかを確認したほうが、今日が充実するだろう。私は元号は無い方が良いと思うから、浮かれることはない。

で、また絵の話。

実は描きたい気持ちが逸って、実は自分も浮いている。しかしやるベきことが沢山あって気が集中しない。

気候は少し春めいて、桜は寒暖激しくさまよう中で散ってしまった。しかし五月のゴールデンウィークにはプランターの野菜の苗も植えておかないと・・・。でも去年は連作がたたって、生育が悪くて収穫に結びつかなった。ミネラルの補充が必要らしい。プランターの土を掘り返したら、猫が来てウン子をしよった。まあ余計なことをと・・・・思うが。

他に、2年前から続いている訴訟がある。隣の地所から、木の枝が我が家の屋根にまで伸びて、時に瓦の上に落ちてくる。他に隣の崖から落石があって、たまらないから相談を持ち掛けても3通の手紙に応答なし。仕方がないので「妨害排除」の訴訟となったが、これが一向に解決に向かわず、相手の弁護士が隣との土地の境界があいまいだと言い出して、法務局が行う「筆界特定制度」というのを申請した。その費用70万円なにがしを払わされる。で、その報告書が出てくるまで9か月かかって、それが納得できない内容で、法務局が担当させた測量士に「海の中」に境界線を引かせたため、またこれに対して「境界確定訴訟」というのをやらなくてはならなくなった。ほかに我が家が建っているのは、人様の土地を通らなければたどり着けない「袋地」で、民法上の囲繞地通行権はあるものの、一部未登記で誰の土地が分からなかったところを、法務局が訴訟相手の被告の土地にしたものだから、被告の弁護士が「ここを通らせてやるから、訴訟を取り下げろ」とか「通行料を払え」とか言い出して、混乱してきた。私の方で昔の資料(明治大正に毛筆で書かれた登記資料)から、問題ないことが判明したので「通らせてやる」いや「通行料を払え」はなくなったが、どうも裁判官は被告弁護士とは顔見知りで、忖度して「何々先生」と呼ぶから、ムカついてきた。裁判官は和解を勧めてくるが「ネット高、テレビだったか、「なぜ裁判官は和解を勧めるか?」という記事から「判決」を不用意に出すと「控訴」されて、その判決内容が他の高等裁判所の裁判官に審査されるのを嫌うというのが、判決を避ける理由だというのであった。場合によっては、自分の経歴に傷がつくから。「何々先生」という言い方で、忖度する状態では、公平さを欠くとも思えた。もはや判決を出させた方が良いかもしれないと思うようになった。しかしこれもまた手間がまた増えるだけだろう。

そういう訳で、気持ちが落ち着いて絵を描けるような雰囲気ではない。絵に集中するには世俗的なことで悩むようなことがあるのが、一番の障害だ。早く終わらねば。

しかし、裁判官というのは信用ならない。(実は私の父も裁判官をやっていたが)法務局が提出してきた筆界特定報告書ならびに参考とした「資料」をよく読んでいない口頭弁論を勧めている。やっていることに合理性を欠くから信用できないのだ。それから、法務局が筆界特定制度というのを行って、出した結論には法的拘束力がないのだそうだ。要するに参考資料程度の話らしい。被告代理人(弁護士)はまるでもう決定したかのような理解で、「通らせてやる」とか「通行料を払え」とか言っていることを、裁判官が否定もしないのは、この制度をよく理解していないのではないかと思う。こういうのは本当に困るんだよね。こっちは素人なんだから、もっと正確にまた公正にやってほしいものだ。

で、何故この二年間、絵も描けずにいるか判明しただろう。人生で余計なことをしているからだ。なんて馬鹿な自分だろうと思うが、「揚げたこぶしはおろさない」のがモットー

しかし、いくら何でも、これが制度だからと言っても、法務局が申請者に70万円から負担させて、出した境界線が気に入らねば訴訟を起こせというやり方。しかも相手は、この境界線をいい加減に引いた法務局ではなく、境界線で分けられる相手、つまりお隣さんだと。相手はびっくりして、何が問題なのか?自分がしでかしたことではないことで訴えられるとは・・・・。この制度はいかにも無責任すぎる。今まで誰も文句を言わなかったのだろうか?いずれにせよ、どこかでこの行政の仕組みに改革を求めねばならないだろう。しかし先が良く見えない。


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