池田の駅前すぐのところにある蕎麦屋なんですが、定番の蕎麦前、たとえば、蕎麦焼き味噌とか、天ぷらとか以外に蕎麦粉を使った自家製豆腐の田楽とか、楽しい料理が沢山あります。蕎麦を食べなくても、居酒屋としても十分に楽しめると思います。
先ずは、茄子の煮浸しなんですが、突き出しです。
蕎麦の種類も沢山あるんですが、今回は蕎麦遊膳(3,200円)をオーダーしました。前菜三種、蕎麦料理、サラダ、焼き物、揚げ物、蒸篭蕎麦、そば湯、デザートという構成なんですが、蒸篭蕎麦のところを名物の三食蒸籠と差し替えてもらいました。ちなみに、蒸篭蕎麦の単品は750円。三食蒸籠は1,300円です。三食蒸籠は人気メニューなので、コースに組み込みたいのであれば、予めその旨を伝えておいた方が良いようです。
コースの一皿目が前菜三種ですが、左側は鴨肉をそば茶で蒸したものです。ほのかのそば茶の香りがあり、肉質も柔らかいものです。書かなくても分かると思いますが、この時点ですでにビールは飲み干して、日本酒に移行しています。メニューに載せられていない日本酒もいくつかあるようですので、サービス担当に確認するのが吉です。でも、呉春がなかったのよね。この日だけなんかな?。
奥の小皿が分かりにくいと思いますが、アスパラのゼリー寄せ。画像ではよく分からないと思いますが、彩りも鮮やかで涼しげです。乗せられているのは酢味噌と生姜です。右側は、カニ味噌と豆腐を和えて、その上に蕎麦の実が乗せられています。これも酒が進みます。カニ味噌だけだと、少し強すぎるところがあって、酒に合わせるにしてもチビチビ食べていかないと行けないんですが、豆腐と合わせると、いつものペースで食べられるので嬉しいです。
二品目はサラダです。蕎麦を上げたものと、水菜、貝割れを合わせてゴマドレッシングをかけたものです。美味しいんですけど、ゴマドレッシングをかけてしまうと蕎麦の香りが飛んでしまうのが残念だったりします。オリジナルの、蕎麦ドレッシングとか開発して欲しいです。
こちらは完全に酒のアテと考えて良いんじゃないでしょうか。左から時計回りに、しめ鯖、生しらす、水ダコです。
こちらは、蕎麦粉を使った自家製豆腐を上げて、田楽としたものです。メニューを見ていると、自家製蕎麦豆腐の揚げ出しもあったみたいで、単品でオーダーする際には、これと温かい蕎麦を合わせてみるのも良いのではないかと思ったりしました。もちろん、酒は進んでます。
炊き合わせですが、ちらりと梅干しが見えていることからも分かるように、梅肉風味です。牛蒡にもしっかりと味がしみています。改めてコースを見返してみると、揚げ物に種類の間にこの炊き合わせを持ってきて、口の中をさっぱりとさせる狙いがあったんじゃないかと思います。
天ぷらです。定番の海老は奥に見えています。左は黄ズッキーニ、中央は満願寺唐辛子です。
蕎麦ですが、三食蒸籠の一目眩目は柚子蒸篭です。蕎麦をたぐると、柚子の味があとから広がります。腰があるので、すすると言うよりはしっかりと噛むという感じになるので、この細麺で良いような気はしますし、ちょっと短めの麺でも良いのかもしれません。
二枚目は田舎蕎麦です。一転の太麺ですが、腰も凄いので、すすり込むのは無理です。
三名目が蒸篭蕎麦なんですが、撮影するのを忘れました。
そば湯のあとに、冷菓が出るんですが、これが美味です。サクサクとした軽い食感でした。
あと、喫煙可というのはまずいと思う。テーブル席での煙がカウンターまで漂ってくる。せめて一階だけでも禁煙として欲しいところ。
(店 名) 蕎麦見世のあみ
(ジャンル) 蕎麦屋
(所 在 地) 大阪府池田市菅原町6-7
(電 話) 072-751-1429
(営業時間) 11:30-15:00、17:30-22:00
(定 休 日) 月曜日
(席 数) 31席