大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

シーソポン(タイ料理/阿倍野区)

2005年09月03日 19時26分29秒 | エスニック
 某所で教えてもらったタイ料理店。早速突入してみた。最寄り駅はJR環状線の寺田町駅。店は「えっ」と思うような雑居ビルに入ってるよとは教えてもらっていたんだけど、店の前で「えっ」と思ってしまった。店は七階にあるんだけど、ビルの前にあるテナント一覧には『タイ式マッサージ』の文字が…。昔、四日市で仕事してるときに、四日市には珍しいタイ料理店があったんだけど、宿泊してるホテルの人に聞いてみると、「あのタイ料理店は、もれなくタイ式ヘルシーなマッサージがついてくる」といったような話だった。それの大阪版か…、とも思ったが、「店は意外とまともだったよ」との話だったので勇気を出してエレベータに乗る。エレベータを下りると「をををっ」というほど散乱してて、その先に店の入り口が…。

 入ってみると、マダムが迎え入れてくれた。日本語はしっかりわかるようなのでまずは一安心。メンソールにこの店を紹介してくれた人が食べたものは、トム・ヤム・クン、ヤム・ウン・セン、そして殺人メニュー。テーブルに案内されたメンソールがオーダーしたのは、ヤム・ウン・センとこの殺人メニュー。辛い料理が大好きなメンソールとして絶対に外せない一品。ドリンクの方は名物のシンハー・ビール。

 オーダーを聞いたマダムが、「辛くしますか?」と聞いてくるので、「はい」と答える。メニューの説明はしなくてもいいと思うけど、ヤム・ウン・センは春雨を使ったサラダ風の料理。挽肉と海老が使われている。香菜がもっとどばっとかかってると嬉しいんだけど、とか思いながら一口。それほど辛くないじゃん…、と思ったのは一瞬のことで、なんだ、甘いじゃんと思ってしまった。甘いんだけど砂糖の甘さじゃなくて、ナムプラーのようなコクと旨みを感じさせる甘み。その後、激辛に襲われた。うっ、辛い…、が正直な感想。『まみ(兎我野町)』の様な、ズドンと重い直球ストレートな辛さではないけど、これに比肩する辛さは天王寺にあったラオス料理店で味わって以来久し振りかも…。ひょっとして、これ食いきれんかも…、とか思ったりした。後半は意外と早く復活したけど…。

 二品目は、殺人メニューの異名を持つパッ・カパオ・ムー。豚肉の炒めもんなんだけど、何本プリッキーヌが入ってんねん…。でも、こちらもストレートな辛さじゃなくて、ヤム・ウン・センと共通するコクと甘みが…。そのあとで辛さが…。ヤム・ウン・センで慣れちゃったので、それほど辛くは感じなかったが…。

 久々に出会った本格的に辛いタイ料理店。ただし、メンソールがここに経験したどの店の味とも異なる濃厚な味と、甘味と辛味の入り交じった複雑で不思議な味。ちょっと時間差の辛さ、大国町にあった『コカ』のような、青臭い味がないのは多少のアレンジなのかもしれない。アルコール系の取りそろえが少ないのはちょっと残念。



(店 名) Srisopon(シーソポン)
(ジャンル) タイ料理
(所 在 地) 大阪市阿倍野区天王寺北2-1-11 プレステルビル七階
(電 話) 06-6713-0343
(営業時間) 17:00-
(定 休 日) 無休(電話確認が望ましいらしい)


コメント (9)
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