大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

福鮨(北区池田町)

2005年01月28日 23時23分04秒 | すし
完全に穴場というかブラックホールというか、盲点な場所にある鮨屋。にもかかわらず連日満席になる。メンソールも、何度かトライしたけど、結局は第二弾の20:30からしか店に入れなかった。カウンターのみ七席のスモールサイズの店。早い時間は予約しておかないとまず入れない。第一弾と書いたのは18:30のオープンから20:30までが第一弾で、20:30から22:30までが第二弾。二時間区切りの入れ替え制といった感じ。22:30以降は、予約なしのフリーの客がのぞきに来るので、遅い時間でも確実に座りたければ予約しておいた方が良い。

 店主によれば、七人の客がそれぞれにオーダー出すと目一杯で、納得できるサービスをしようとすれば、三人が限界なんだそうだ。なので、特に要望がなければおまかせのコースになる。もちろん、好みのネタを一品ずつオーダーすることもできる。用意されているネタは約30種類。一かんずつ握ってくれて、大体15品が出される。メンソールは、全品目制覇に近いことをやったので、何を食べたかをすべては列挙できない。食べてないネタを挙げると、タコ、げそ、卵焼き、サーモン、えんがわ、いくら。コースが始まる前に、特に食べたいネタとか苦手なネタを告げておくのがポイントだと思う。

 手元には小皿があって醤油を使えるようになってるけど、カウンターには醤油とポン酢、塩がおかれていて、ネタによって使い分ける。たとえば、タイの松皮にはポン酢、イカには塩といった感じ。カウンターにおかれている醤油&ポン酢には木製の匙がついているので、それを使って量を調節する。決して小皿に入れた醤油で、鮨を醤油まみれにしてはいけない。ちなみにイカは、軽く炙って焼き目をつけてくれる。

 店の前の行燈には、『江戸前』と書かれていたので、メンソールは遠慮なくおまかせコースが始まる前に、締め物と煮物を食べたいとリクエストしておいた。リクエストに応えて出てきた一品目がヒラメの昆布締め。普通のヒラメも食べたけど、やっぱ昆布締めが美味しいかも…。江戸前二品目は定番のヅケ。いや、これは旨かった。マグロもこの前に食べたんだけど、ヅケの方が数倍味が広がるし余韻がすごい。ウニの味はかなり濃厚。軍艦巻きじゃないところがメンソールは気に入った。最終コーナーではサバ。ちょっと締めてあるので、歯応えがいい。

 店構えは高級っぽいんだけど、メンソールが目一杯食べて、日本酒を四合くらい飲んで5,000円くらいなんで、かなりリーズナブル。リクエストした煮物が出てこなかったのは残念。煮ハマグリとか出てくるかなと期待したんだけど…。あと、えんがわもリクエストしたんだけど忘れられてたみたい。

 妻として置かれているのはガリ(生姜)の他に貝割れと若芽。鮨をつまむ合間に、貝割れも若芽も食べ尽くしてしまって、店主が四回くらい盛り直してくれた。メンソールは、鮨が手元に置かれると同時に食べてしまう。店主としてはかなりタイミングがずれるというか、プレッシャーを感じたんじゃなかろうかと思う。メンソールの好きな別の鮨屋では、出されたものを30秒以内に食べるようにサジェストされる。空気を含ませて軽く握ってあるので、30秒持たずに崩れてしまうんだそうだ。今度行ったら、本当に30秒で崩れるかどうか試してみよう。

 鮨はかなり小さめのサイズ。ネタによってはそれをさらに半分にカットしてくれる。なので、女性向きにサイズかも。男性ならば、かなり多品種が食べれるはず。



(店 名) 福鮨
(ジャンル) 鮨屋
(所 在 地) 大阪市北区池田町8-11
(電 話) 06-6357-9522
(営業時間) 18:30-26:00
(定 休 日) 日祝
(店 主) 大田秋雄
コメント (2)
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