大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

浅井東迎(おおさか料理/心斎橋)

2011年11月20日 10時39分41秒 | ジャパニーズ
 知らない人はいないと思うくらいの名店なんですけど、『おおさか料理』の店です。おおさか料理と言えば上野修三なんですが、その暖簾分けを許された弟子の一人に、浅井洋司がおり、さらに支店を任されることになったのが東迎高清な訳です。

 今回はランチなので、アルコール類はなしです。まず、突き出しの三種盛り。



 
 続いては吸い物(菊菜真蒸)です。松茸、人参、菊菜、柚子が使われているんですけど、ふたを開けたときのダシの香りの素敵なことと言ったらありません。余談なんですが、椀物は、ダシを半分くらい味わってから具材を食べましょう。そうしないとダシの味が濁ってしまうからです。




 次が、造り。鯛の昆布締め、烏賊の雲丹巻き、縞鰺、鰹たたき。どの素材にも一仕事してあるわけですね。なので楽しい。山葵、紅蓼は分かるんですけど、すだちはどう使ってほしかったのかはちょいと不明です。烏賊に使ってほしかったのかなぁ…。




 椀物は小蕪の射込み蒸し。海老、蒸鮑、穴子、オクラ、友地餡かけ。和食って、やっぱり日本酒と合わせるべきだなと思ったりしました。




 中鉢は合鴨と下仁田葱のタレ焼き、煎り銀杏です。合鴨は大阪の文化ですからねぇ。最近はウナギに押されっぱなしですけど…。鴨&葱の取り合わせに、ちょいと濃厚な醤油ベースのタレと、煎り銀杏は良い取り合わせです。




 八寸なんですが、カラスミと大根のサラダ、鱈のアスパラ巻、スッポンの茶碗蒸し、セコ蟹三杯酢、ウツボ竜田揚げ。




 梅粥か長命草茶そばが選べるんですが、メンソールは梅粥を選択してみました。八寸がしっかりした味付けになっていたので、最初は薄味に感じたんですけど、食べ進むと良い感じだと感じるようになりました。で、粥が良いです。米の崩れ具合といい、粘り具合といい…。




 デザートは、蓮根プリンと百合根の蕨餅です。和食を食べに出たときに、デザートが意外とシンプルな物が出されたりするんですけど、しっかりと吟味され、手間をかけた一品が出されました。メンソール的には、これが一番感動した鴨です。合鴨とかカラスミ大根とかは、もっと食べたいと思いましたが…。本当に、これでコースが終わったという感じ…。




 あとは、コーヒーか紅茶を選ぶことが出来ますけど、メンソール的には日本茶で締めてほしかったです。食中に番茶か焙じ茶、食後に緑茶というのは、和食の隠れた心遣いなので…。
 
 
 まさに、王者の風格というか、何をいただいても安心していただけるという感じでした。今回は、3階の個室だったんですけど、いつか1階のカウンターに座ってみたいですかね。
 

(店  名) 浅井 東迎
(ジャンル) 割烹
(所 在 地) 大阪市中央区心斎橋筋2-2-30
(電  話) 06-6213-2331
(営業時間) 11:30-15:00(ランチ)、17:00-24:00(火~土)、17:00-22:00(日祝)
(定 休 日) 月曜日
(予  算) 6,000円(ランチ)、10,000~15,000円(ディナー)
(予  約) ランチは必須。ディナーはベター

コメント
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