口コミなんて、ぜんぜん当てにしていないので、「あの店、旨いらいしで…」と言われても、反対の耳から抜けて行ってしまったりしまいます。第一「旨いらしいで…」と言ってる時点で、あんたはまだ行ってないんだろうと、ツッコミを入れたくなってしまったりもする訳です。味の基準というのは舌であって、自分の味覚と似た舌を持っている人をいかに見つけるかが、美味しいものにありつけるかどうかの分かれ道になる訳ですね。日本酒が絡むと芳子ねえさんということになり、最近では光彦にいさんの情報には外れが少ないようには感じています。
さて、この店は以前から知っていたんですが、初訪問となりました。訪問した理由はいろいろとあるんですが、省略します。
例によって、ビールを飲みながらメニューを十分に吟味します。食事を楽しむと言うことは、誰を誘おうかと考える時点から始まっている訳なんですが、席に着いたら1)食前酒(含:ビール)をのみながらメニューを吟味しつつ、この日の料理の構成を考える。2)料理を楽しむ。3)食後酒を楽しむと言う三段階の楽しみがあり、何度か繰り返していると、食前酒を飲みながら料理の構成を考えているときが、最も至福の時間ではないかと思えたりするようになってきます。もちろん、人の気持ちは揺れ動くので、食事が始まると、盛りつけや味付けに驚きや感動を覚えて、やっぱりこちらの方が最高の時間であると考え直す訳なんですが…。
メンソールは、メインに何を置くかをまず決めて、それから、メインに至るまでの構成を考えます。イタリアンであれば、セコンドが先に決まり、それが一番美味しく食べられるようにアンティパスタやプリモをセレクトしていくし、その中でサービス担当にアドバイスを求めることもあったりします。
今回は、メインに鴨を置くことが決まっていたのと、パスタはオーダーしないと決めていたので、前菜は盛り合わせにしました。パスタをオーダーしないと決めていたのは、メンソールの体調(胃の具合)から、パスタをオーダーしても食べきれないだろうということです。念のため…。
前菜盛り合わせは、二皿に分けて供されます。まずは一皿目です。手前にあるバゲットに豆をのせたものを一番に手に取ったんですが、ほんのりと温かくて、ちょっと嬉しくなってしまったりしました。イタリアンの前菜盛り合わせって、温かい料理が並ぶことが少ないように思うんですが、その中での温かい料理ってほんのりとぼんやりとですが、感動したりしました。絹さやにのせられているのはパルメジャーノなんですが、この微妙なチーズの量と塩加減がいい感じでした。たぶん、チーズが多ければチーズの味が勝ってしまい、少なければ物足りないと感じたと思います。奥はパプリカを使ったカポナータだと思うんですが、甘味が凄いです。鯖もいい感じでした。
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前菜盛り合わせの二皿目なんですが、センターがモツァレラです。手前は二つとも豆料理なんですが、左は野菜と、右はイカと合わせてあります。黒いのはイカスミです。奥はサーディン&バジル。
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さてメインの鴨料理です。ソースはバルサミコ酢とグリーン・ペッパー(山椒)を使ったもの。野菜達は青菜とブロッコリーです。
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メンソールは、酸味を効かせた味付けが好きなんですが、どうやら酸味を効かせた味付けは苦手な人が多いらしく。バルサミコを使うんだけどかまわないかと確認をされることが何度もありました。そうした事情もあって、酸味は抑え気味にしてるんじゃないかとは思うんですが、メンソールとしては、もっと酸味を前面に押し出しても良いんじゃないかと思ったりはしました。同じく、山椒ももっと大胆に使っても良いのではないかと…。粗挽きにした岩塩とか胡椒とかが、奥歯に当たってカリッと砕けた時のスパイスの鮮烈さが山椒では少し弱く感じるので…。全体としては旨いんですけど、もっと大胆に行っても良かったのではないかと…。
合わせてある野菜達ですが、青菜のゆで加減、それよりもブロッコリーのつぶし加減と焦げ目とパン粉のカリッと感が素晴らしかったです。ブロッコリーだけ追加オーダーしたかったほど…。
イタリアンに一人で出かける人は少ないと思うんですけど、それでもグラスワインはもう少し取りそろえてほしかったりはします。もちろん、ボトルでオーダーしても良いんですけど。
料理は、旨くまとまっている感じです。もうちょっとチャレンジしてもいいと思うんですけど、あくまでもメンソールの感性ですので…。
(店 名) IL BAFFO(イル・バッフォ)
(ジャンル) イタリアン
(所 在 地) 大阪市中央区玉造2-15-3
(電 話) 06-6761-3596
(営業時間) 12:00-14:00、18:00-22:00
(定 休 日) 水曜日
さて、この店は以前から知っていたんですが、初訪問となりました。訪問した理由はいろいろとあるんですが、省略します。
例によって、ビールを飲みながらメニューを十分に吟味します。食事を楽しむと言うことは、誰を誘おうかと考える時点から始まっている訳なんですが、席に着いたら1)食前酒(含:ビール)をのみながらメニューを吟味しつつ、この日の料理の構成を考える。2)料理を楽しむ。3)食後酒を楽しむと言う三段階の楽しみがあり、何度か繰り返していると、食前酒を飲みながら料理の構成を考えているときが、最も至福の時間ではないかと思えたりするようになってきます。もちろん、人の気持ちは揺れ動くので、食事が始まると、盛りつけや味付けに驚きや感動を覚えて、やっぱりこちらの方が最高の時間であると考え直す訳なんですが…。
メンソールは、メインに何を置くかをまず決めて、それから、メインに至るまでの構成を考えます。イタリアンであれば、セコンドが先に決まり、それが一番美味しく食べられるようにアンティパスタやプリモをセレクトしていくし、その中でサービス担当にアドバイスを求めることもあったりします。
今回は、メインに鴨を置くことが決まっていたのと、パスタはオーダーしないと決めていたので、前菜は盛り合わせにしました。パスタをオーダーしないと決めていたのは、メンソールの体調(胃の具合)から、パスタをオーダーしても食べきれないだろうということです。念のため…。
前菜盛り合わせは、二皿に分けて供されます。まずは一皿目です。手前にあるバゲットに豆をのせたものを一番に手に取ったんですが、ほんのりと温かくて、ちょっと嬉しくなってしまったりしました。イタリアンの前菜盛り合わせって、温かい料理が並ぶことが少ないように思うんですが、その中での温かい料理ってほんのりとぼんやりとですが、感動したりしました。絹さやにのせられているのはパルメジャーノなんですが、この微妙なチーズの量と塩加減がいい感じでした。たぶん、チーズが多ければチーズの味が勝ってしまい、少なければ物足りないと感じたと思います。奥はパプリカを使ったカポナータだと思うんですが、甘味が凄いです。鯖もいい感じでした。
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前菜盛り合わせの二皿目なんですが、センターがモツァレラです。手前は二つとも豆料理なんですが、左は野菜と、右はイカと合わせてあります。黒いのはイカスミです。奥はサーディン&バジル。
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さてメインの鴨料理です。ソースはバルサミコ酢とグリーン・ペッパー(山椒)を使ったもの。野菜達は青菜とブロッコリーです。
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メンソールは、酸味を効かせた味付けが好きなんですが、どうやら酸味を効かせた味付けは苦手な人が多いらしく。バルサミコを使うんだけどかまわないかと確認をされることが何度もありました。そうした事情もあって、酸味は抑え気味にしてるんじゃないかとは思うんですが、メンソールとしては、もっと酸味を前面に押し出しても良いんじゃないかと思ったりはしました。同じく、山椒ももっと大胆に使っても良いのではないかと…。粗挽きにした岩塩とか胡椒とかが、奥歯に当たってカリッと砕けた時のスパイスの鮮烈さが山椒では少し弱く感じるので…。全体としては旨いんですけど、もっと大胆に行っても良かったのではないかと…。
合わせてある野菜達ですが、青菜のゆで加減、それよりもブロッコリーのつぶし加減と焦げ目とパン粉のカリッと感が素晴らしかったです。ブロッコリーだけ追加オーダーしたかったほど…。
イタリアンに一人で出かける人は少ないと思うんですけど、それでもグラスワインはもう少し取りそろえてほしかったりはします。もちろん、ボトルでオーダーしても良いんですけど。
料理は、旨くまとまっている感じです。もうちょっとチャレンジしてもいいと思うんですけど、あくまでもメンソールの感性ですので…。
(店 名) IL BAFFO(イル・バッフォ)
(ジャンル) イタリアン
(所 在 地) 大阪市中央区玉造2-15-3
(電 話) 06-6761-3596
(営業時間) 12:00-14:00、18:00-22:00
(定 休 日) 水曜日