大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

IL BAFFO(イタリアン/玉造)

2014年02月22日 18時14分46秒 | イタリアン
 口コミなんて、ぜんぜん当てにしていないので、「あの店、旨いらいしで…」と言われても、反対の耳から抜けて行ってしまったりしまいます。第一「旨いらしいで…」と言ってる時点で、あんたはまだ行ってないんだろうと、ツッコミを入れたくなってしまったりもする訳です。味の基準というのは舌であって、自分の味覚と似た舌を持っている人をいかに見つけるかが、美味しいものにありつけるかどうかの分かれ道になる訳ですね。日本酒が絡むと芳子ねえさんということになり、最近では光彦にいさんの情報には外れが少ないようには感じています。
 
 さて、この店は以前から知っていたんですが、初訪問となりました。訪問した理由はいろいろとあるんですが、省略します。
 
 例によって、ビールを飲みながらメニューを十分に吟味します。食事を楽しむと言うことは、誰を誘おうかと考える時点から始まっている訳なんですが、席に着いたら1)食前酒(含:ビール)をのみながらメニューを吟味しつつ、この日の料理の構成を考える。2)料理を楽しむ。3)食後酒を楽しむと言う三段階の楽しみがあり、何度か繰り返していると、食前酒を飲みながら料理の構成を考えているときが、最も至福の時間ではないかと思えたりするようになってきます。もちろん、人の気持ちは揺れ動くので、食事が始まると、盛りつけや味付けに驚きや感動を覚えて、やっぱりこちらの方が最高の時間であると考え直す訳なんですが…。
 
 メンソールは、メインに何を置くかをまず決めて、それから、メインに至るまでの構成を考えます。イタリアンであれば、セコンドが先に決まり、それが一番美味しく食べられるようにアンティパスタやプリモをセレクトしていくし、その中でサービス担当にアドバイスを求めることもあったりします。
 
 今回は、メインに鴨を置くことが決まっていたのと、パスタはオーダーしないと決めていたので、前菜は盛り合わせにしました。パスタをオーダーしないと決めていたのは、メンソールの体調(胃の具合)から、パスタをオーダーしても食べきれないだろうということです。念のため…。
 
 前菜盛り合わせは、二皿に分けて供されます。まずは一皿目です。手前にあるバゲットに豆をのせたものを一番に手に取ったんですが、ほんのりと温かくて、ちょっと嬉しくなってしまったりしました。イタリアンの前菜盛り合わせって、温かい料理が並ぶことが少ないように思うんですが、その中での温かい料理ってほんのりとぼんやりとですが、感動したりしました。絹さやにのせられているのはパルメジャーノなんですが、この微妙なチーズの量と塩加減がいい感じでした。たぶん、チーズが多ければチーズの味が勝ってしまい、少なければ物足りないと感じたと思います。奥はパプリカを使ったカポナータだと思うんですが、甘味が凄いです。鯖もいい感じでした。




 前菜盛り合わせの二皿目なんですが、センターがモツァレラです。手前は二つとも豆料理なんですが、左は野菜と、右はイカと合わせてあります。黒いのはイカスミです。奥はサーディン&バジル。



 
 さてメインの鴨料理です。ソースはバルサミコ酢とグリーン・ペッパー(山椒)を使ったもの。野菜達は青菜とブロッコリーです。



 
 メンソールは、酸味を効かせた味付けが好きなんですが、どうやら酸味を効かせた味付けは苦手な人が多いらしく。バルサミコを使うんだけどかまわないかと確認をされることが何度もありました。そうした事情もあって、酸味は抑え気味にしてるんじゃないかとは思うんですが、メンソールとしては、もっと酸味を前面に押し出しても良いんじゃないかと思ったりはしました。同じく、山椒ももっと大胆に使っても良いのではないかと…。粗挽きにした岩塩とか胡椒とかが、奥歯に当たってカリッと砕けた時のスパイスの鮮烈さが山椒では少し弱く感じるので…。全体としては旨いんですけど、もっと大胆に行っても良かったのではないかと…。
 
 合わせてある野菜達ですが、青菜のゆで加減、それよりもブロッコリーのつぶし加減と焦げ目とパン粉のカリッと感が素晴らしかったです。ブロッコリーだけ追加オーダーしたかったほど…。
 
 
 
 イタリアンに一人で出かける人は少ないと思うんですけど、それでもグラスワインはもう少し取りそろえてほしかったりはします。もちろん、ボトルでオーダーしても良いんですけど。
 
 料理は、旨くまとまっている感じです。もうちょっとチャレンジしてもいいと思うんですけど、あくまでもメンソールの感性ですので…。
 


(店  名) IL BAFFO(イル・バッフォ)
(ジャンル) イタリアン
(所 在 地) 大阪市中央区玉造2-15-3
(電  話) 06-6761-3596
(営業時間) 12:00-14:00、18:00-22:00
(定 休 日) 水曜日
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楽活(中国家常菜)(中華料理/南堀江)

2014年02月22日 17時23分04秒 | チャイニーズ
 南堀江あたりに行く用事があったので、夕食は南堀江で考えてたんですが、イタリアンとか鮮魚系とかではなくて中華料理にしました。
 
 グランド・オープニングしたばかりなんでしょうか。店内はまだまだ新しさを感じさせてくれます。内装は中華料理店と言うよりは喫茶店のような雰囲気があったりします。奥がキッチンになってるんですが、いわゆるオープン・キッチンになってます。
 
 
 まずは、蒸し鶏と落花生のピリ辛ソースをオーダー。醤油系の味が強く主張してくると苦手なんですが、黒酢の酸味をしっかりと効かせた、一瞬で疲労回復してしまうのではないかと思われるくらいの刺激的な味になってます。ビールもほぼ一気飲みしてしまいました。上に乗せられているのは香菜なんですが、オーダー自に香菜を使っていいかどうかの確認をしてもらえます。メンソールは香菜好きなので、増量してほしいくらいだったのですが、たぶんこれがノーマルな分量なんでしょう。




 続いては、国産豚肉と野菜と卵のとろとろあんかけをオーダー。料理がどれくらいのボリュームで出てくるかが分からないので、とりあえず一品だけオーダーしました。




 鶏肉料理、豚肉料理と続いたので、牛系か海鮮系かで悩んだんですが、意表を突いて麻婆茄子にしました。麻婆豆腐に自信があるようでしたので、麻婆豆腐をオーダーしようかと思ったんですが、このところ麻婆豆腐ばかり食べていることもあって、麻婆茄子にしました。ここでも華椒を使って良いかどうか確認されましたが、メンソールは華椒が大好きですので、多い目でお願いしました。実際に増量されていたかどうかは分かりません。



 
 メンソール的には、全く辛くないんですが、華椒のしびれは感じるので、少し多い目に入れてくれたのかもしれません。一皿目の蒸し鶏と落花生のピリ辛ソースが、しっかりと酸味を効かせた味付け、二皿目の国産豚肉と野菜と卵のとろとろあんかけが、豚肉よりは野菜の旨さを活かした味付けであったことに比べると、少し薄く感じました。

 もう一皿食べられるかもしれないと言うことで、悩み抜いた末にオーダーしたのが胡瓜と自家製ピリ辛XO醤の和え物です。自家製XO醤のところに惹かれました。ここにも大好きな香菜が…。




 まだ少し発酵が足りないかなと、しっかり発酵させれば美味しくなるんだろうなとは思いますが、これはこれで旨いと思います。市販されている豆板醤にしても、豆鼓醤にしても、どうしても塩分が多い目の傾向があるような気がするんですけど、そのあたり、自家製はヘルシーですし、XO醤の旨さが引き立つと思います。実際、酒のつまみとしてXO醤そのものを出してくれるところもありましたし…。
 
 
 面白いのは、大豆ミートを使った青椒肉絲とか、味噌炒めクレープ包みなどの料理があったりすることですね。要は精進料理です。オーガニックとかヘルシーとかにこだわりがあるようです。
 
 料理には若干ムラがあるような気がします。とは言え、メンソールがあれっ、と思ったのは麻婆茄子だけなので、これから調整してくるんじゃないかと思います。
 
 


(店  名) 楽活(中国家常菜)
(ジャンル) 中華料理
(所 在 地) 大阪市西区南堀江3-7-20
(電  話) 050-5872-9346(予約専用)、06-6541-0202(問い合わせ専用)
(営業時間) 11:30-14:30、17:00-22:00)
(定 休 日) 不定休
(席  数) 18席(テーブル席のみ)
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