大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

ティラガ(都島)

2005年04月10日 18時29分39秒 | カレー
 ひょっとしたら、大阪初の南インド料理の店。もともとは、『ガンガ』という名前で、大阪の名店『アショカ』におられた方が独立開業されたんですけど、いつの間にかオーナーが変わっていたようです。それに連れて、メニューも北インド料理から南インド料理になっていました。

 今回の目的の一つは、『マサラドーサ』と呼ばれる料理を食べることでした。『マサラドーサ』というのは、簡単に言うと、発酵させた米粉のクレープのようなものです。結構柔らかいもので、ジャガイモのカレーなんかをこれで包んだりするようです。

 メニューは全部で12品目。覚えているだけ列挙すると、オクラのカレー、ジャガイモのカレー、鶏肉のカレー、デザート。スパイシーなトマトスープ、マサラドーサ(プレーンとチリの二種)、スパイシーな野菜サラダ、くらいですが…。
 
 キッチンもフロアもインドの方なんですが、インドといっても地方によって色々な言葉が話されています。ちなみに、言語を指すときはヒンディで、宗教を指すときはヒンドゥなんだそうです。

 南インド料理と北インド料理は、これまで何度か書いてきたんですけど、おさらいの意味も込めてもう一度。南インド料理は、宗教的な関係もあってベジタリアン料理である場合が多いです。厳密になってくると、タマネギとかニンニクとかも使うことが許されなくなってくるので、タマネギを飴色になるまで炒めて使うといったことは当然できませんし、鳥肉や牛肉を使ってスープをとることもできません。タンパク源は主に豆類ということになりますし、ニンニクやタマネギの代わりにヒン、またはヒンジと呼ばれる独特の香辛料が使われます。また、ミルクやクリーム、バターといったものも使わない場合が多いです。

 料理方法については、煮込むという形をとる北インド料理に対して、炒めるという形をとる料理が多く、従って、スパイスが渾然一体となってそのハーモニーを楽しむ北インド料理に対し、それぞれのスパイス単体の味をストレートに楽しむ南インド料理といった図式になります。そのため、比較的短時間に作れて、スパイスの味もストレートに出てきます。南インド料理の方が辛いと言われるのは、そのためではないかと思ったりもしています。

 今回食べた料理は、意外と煮込み系の料理が多かったのが印象的でしたけど、ひょっとしたら、日本人向けに喜多院時計の料理も出しているのかもしれません。チキンティッカなんて南インドでは食べないはずですし…。

 メンソールと一緒に行った方々は、カレーとインド料理に対して一方ならない愛情を注いでおられる方々ばかりで、ウェイトレスとの会話は英語ですし、時たまタミル語なんかも飛び出して、メンソールごとき似非インド料理愛好家の及ぶところではありませんでした。



(店 名) ティラガ
(ジャンル)
(所 在 地) 大阪市都島区都島本通3丁目22-14
(電 話) 06-6928-8478
(営業時間) 11:30-14:30、17:00-23:00
(定 休 日)
(店 主)
(ウ ェ ブ) http://www.thilaga.com/
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2005年のオフ | トップ | 豆腐羹(松本老舗) 京都府宇治市 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

カレー」カテゴリの最新記事