ママへの報告

お兄ちゃんの入院のために
預かった３歳の孫

冬休みに入った幼稚園だけれど
今日明日の２日間は園でみてくれることが出来

園に行こうとしない孫を
なだめすかしながら用意をして向かった

運転席と助手席の間で
私の左手と孫の両手で手遊びをしながら走った

その遊びが面白かったのか
機嫌が持ち直してきた

飽きもせず手遊びを繰り返しているうちに
園を走りすぎてしまった

少し先のコンビニで方向転換して
園に孫を送り届けた

向こう(婿）のお母さんがお兄ちゃんの病院に
泊まってくれることになったから

幼稚園のお迎えはママが行くことになった
朝のようすを

孫がきっちりママに報告したらしい
「お母さん。幼稚園を通り過ごしたんやって！」

「ハイハイそうでございます」」
何処かなと思っている間に通り過ぎました

気をつけなさいよ～
こんな小さい子って思っても

何でも理解できるし
伝えることもできちゃうのですよ

うっかり夫婦げんかも
じいちゃんばあちゃんのことだって


悪口は言うものではないのですよ

待ちぼうけ

5歳の孫が入院して
ママはその子に付き添って病院

下の孫3歳を預かっている
ちょっと面倒くさい女の子

お兄ちゃんが入院したのはわかっている
ママがいないのもわかっている

夕方幼稚園にお迎えに行った
いつもなら

ママは？
お家に帰る！

などと言いたいところを
我慢してそのまま車で眠ってしまった

ばあちゃん家について目が覚め
面倒くささが噴出

車から出ない
こうなったらどうしょうもない

放置して
洗濯物を入れたりいろいろ

それでも出てこない
車でお漏らしをしてやっと

しぶしぶ出てくる羽目になった
幼稚園の制服も上から下まで

着替えさせて
なんとか落ち着いてきた

お腹空いたと
ご飯を食べて

お風呂もひとりで入るなどと・・
あとから入って体を洗ってやり

夜は夜でママを待ってる
お家でママと寝る

お腹空いた
おしっこに行く

など思いついたように
言葉を重ねて

来ないママを待ちぼうけて
私のベッドの隅で寝てしまった

今スヤスヤと寝息が聞こえる
もうすぐママのいない朝が始まる

なついた頃に
ママとお兄ちゃんが帰ってくる

しばらく我慢だね
もう少しおやすみ