風のように

ゆらり 気ままに 過ごすとき
頭の中は妄想がいっぱい
錯覚の中で生きるのが楽しみ

絶対の信頼

2017-02-20 13:00:40 | 日記
仲良くなったのは
お父さんが病気になってからやん

などと
娘は言う

夫は飲む、打つ、買うと
表現された極楽とんぼの夫像

そんな仲間のひとり
だったのかも知れない

持病が徐々に悪化して
働くことも飲むことも制限され

夫の収入は無くなり
生活苦の土坪に落ちていく

有り難いことにそんな頃
娘が一人また一人

社会人となって家計を助けた
それでも医療費は増加の一途

娘が一人また一人
結婚して家を離れ

いよいよ破綻
そんな折医療費免除の障害認定受け

それから数年して
障害年金を受けられた

満期寸前の
借り入れ金だらけの生命保険が

高度障害としての保険金が降り
一息ついた

際どい崩壊の淵を
綱渡りしてきた

看病も然りで
娘たちの助けを借りて

午前午後
夜間休日

夫を一人にすることなく
バトンを繋いできた


自由人というのか
勝手気儘に過ごし

不思議な怖さと優しさを持っていた
そんな夫は家族に慕われて

夫の看病におしつけや不満はなかった
家族には無条件の信頼があった

夫が逝って数年後の今

無条件の信頼があるかと
問われれば

今も
そうきっと今も

大切なときには誰言わずとも
自然の流れの中で存在するだろう

長い年月
どたばたの中で

何とかせなと思う私
なるようになると見守ってきた夫

夫の病気のお陰で
家族がひとつになり

娘たちは優しく育ち
母となり

それぞれの人生を
歩んでいる




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冷ややかに…冷ややかに…冷ややかに…

2017-02-20 00:14:00 | 日記
幼子は母へ
無条件の信頼をおいている

何もかもの
すべてを託して

絶対の信頼
それは自分を守る手段

たとえそれが
危ういものであっても…

子供に似たそれだけの信頼を
私は託すことができようか

絶対の信頼
無条件の信頼

一度心に
決めたなら

絶対の信頼を
寄せることが肝心

ところがいつも疑心を抱いて
不安にさいなまされる


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