風のように

ゆらり 気ままに 過ごすとき
頭の中は妄想がいっぱい
錯覚の中で生きるのが楽しみ

2024-11-05 22:27:03 | こころ
ほんの少し帝塚山に居た冬休み


え~玉の字がない
確か帝塚山界隈歩いたのか電車なのか

叔父の車からなのか
玉出商店街、駅、電柱、パチンコ店?

なぜか印象に残ってる
帝塚山での一週間余りお正月前の数日は

親戚の大学生のお兄ちゃんと住吉大社前の
公園入り口そばの商店街の露天で

叔父の漬物屋で漬物売りのアルバイト
半世紀以上も前の事だから

縁台に白い布を敷いた上に漬物樽を並べ
べったら、田舎漬けや新漬けやらの沢庵と

白菜や奈良漬け等々
袋売りではなく量り売り

他業種さんや同業さんと声を上げて呼び込む
それに寒風の中の漬物は

氷水のような冷たさでしもやけのように
手を赤くパンパンにしながらも

賑やかさの知らない田舎娘の私は
興に乗って毎度あり~などと叫ぶ

ところが私の2つ下の小6の妹は
叔母と近鉄百貨店に行ってお買い物

お正月用のコートを買って貰ってた
バイト中なのに私の物は無かった

私は庶民の正月用買い物の楽しさと
賑やかさを知った無償のバイトだった

12月31日の夜
叔父一家と妹と私は年越しの初詣に

住吉大社へ歩いて向かった
住吉さんの赤い太鼓橋を渡った

そこで半世紀以上も前の事だけど
でも映像として心に刻んだ物がある

どこまで確かでどうかは分からないが
見世物小屋でその前で親の因果が○○

などと展開した様や
ピーナッツ売りが袋にまけとくよーっと

威勢よくパラパラと袋に入らないように
投げ入れる様

田舎娘がきっと口を空いて
興味津々だったはず

よくぞまあ迷子にならず人さらいにも会わず
無事に叔父一家について帰れたと感心する

年明けて妹と2人関西本線の蒸気機関車で帰った
そして川端康成の雪国の一節を体験した

国境のトンネルを抜けるとそこは雪国だった
暗いトンネルを過ぎると銀世界が飛び込んできて

トンネルの前と後の光景の一変
あーこれが雪国なんだ~って感じ

横に並ぶ妹のコートは都会ッ子
その冬妹は人気者となった


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