風のように

ゆらり 気ままに 過ごすとき
頭の中は妄想がいっぱい
錯覚の中で生きるのが楽しみ

干潟を歩く

2024-01-17 12:36:53 | こころ
時々
下の孫2人を連れ出す

図書館へ行って本の借り換え
2人を連れることも随分楽になった

児童図書のコーナーで
2人を置いて見たい本探してねと

言いおいて
私は本館の大人用の書棚を物色する

孫たちは大丈夫かな~と
気にしながら自分用を借り出す

児童コーナーで以外や以外
1年ほど前は走り回っていたのが

2人おとなしく本を見ている
以前は何冊も借りると

聞き分けがなかったのが
思いを定めている

帰りには和歌浦に回り
万葉の干潟のへりを歩いた

駐車場から干潟への道も
随分楽に歩いてくれる2人

干潟は深い水に沈んで魚が泳いでいる
チヌ?グレだろうか網でも掬えそうだが

遊歩道から下へは小さな孫を
連れては降りられない

いかにお転婆の婆さまも
この孫たちを危険にさらせない

ところが2人が喜んで駆けていくのを
追いかけるのもままならない

孫の成長と私の退化
そうやって時間は進んで行く

万葉人もこの干潟を眺め
家康の子で初代和歌山藩主頼宣公の母

お万の方を弔った海禅院がこの干潟の
中の島妹背山にあり

山部赤人も頼宣公も8代将軍吉宗公も
この干潟を眺めていたと思えば

時間はこうやって過ぎて行き
歴史は続いていくと楽しくなる

日本はいつか泥海に沈むのか
隆起するのかン億年・ン兆年後の地球は

太陽系はなどと太平洋に続くこの干潟は
私をどこまでもキラキラと運ぶ

















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