6月26日(日)
昨日は、まず物干し台の再設置。
20センチくらいの厚さのポリタンクに支柱を差し込むようになっている。
このポリタンクに大量の水を入れ、ふたをする。重石になる。
けれど、二十年以上前のもので、いつの間にか二つあるタンク両方とも、蓋が劣化して割れてしまったらしく、なくなってしまった。
それでも「せめて水を一杯にしていれば」というのは後悔先に立たずの典例。
強風のせいで物干ざおに架けた掛布団が、本当に帆を架けたように風を受けて物干し台ごと倒れてしまったらしい。
そのポリタンクからこぼれ出た水がレンガの床に流れる。それなりに掛布団にまで届き、布団を少々濡らす。
まだ強い風が吹いている。
掛布団を取り込んだからと言っても、物干し台がタンクごと倒れた拍子に、タンクの半分の水はぶちまけられてしまった。物干し台を立て直しても、もしかしたらまた倒れるかもしれない。今のうちにタンク一杯に水を入れなければ。
「う~っ。めんどくさい!」
ここで滅多ないこと閃いた。昔、バイクの洗車用に買ったホースがある。
仕事を辞めてからは雨の日に乗ることがなくなったから、拭くだけで洗車は滅多にしない。車は初めっから家では洗わない。無用の長物になっている。あれを使おう。
というわけで、そいつをガレージから持ってきて、朝のうちに物干し台の再設置完了。
午後。今度はホームセンターに障子紙を買いに行く。
ついでに隣のビルの中にある書店に行って「明日ちゃんのセーラー服」最新刊を買う。
せっかく来たんだし、もうすぐ七十になろうかという爺さんが漫画一冊でもないだろう、ほかに何かないか、と店内を見て回ったら、何とわたせせいぞうの「ハート・カクテル」が見つかった。
永井博のイラストや大瀧詠一の曲と同じ時代の記憶の中で、彼の作品は自分の日常と全く違う、悪く言えば軽佻浮薄、良く言えば実に軽やかな、憧れそのものと言ってもいい情景を展開させていた。
月末で懐は寂しいのだけど、今買わなきゃなくなるかも(?)と思って買うことにした。
帰って気が付いた。これは「秋」。
ということは、他に「春」「夏」「冬」がある。いやいや、もっとあるかもしれないぞ。
「どうしよう」と思うことなく、数か月に分けて、一冊ずつ買えばいい、と決定。
今日は障子の張替え。
布団を乾かすのは風がやんでから、だからもう少し様子を見る。新たにわたせせいぞうの作品集を買うという予定もできた。
ということで後始末は、まだ続く。