6月24日(金)
酒を飲んで転寝して、日付が変わってから6月23日の日記を書く。
以前「断腸亭日乗」だったか、永井荷風の。あれをチラ見したことがある。けど、何にも覚えてない。確かあれは一日の出来事を翌朝書く、という体裁だったと思う。それを37歳から亡くなる前日まで42年間書き続けた。
今、松岡正剛の「千夜千冊」というのをネットで見つけて(ホント、ネットは便利)「断腸亭日乗」の項を半分ほど読んだのだが、これじゃまた何をしたかったのか分からなくなってしまう、と気づいてやめた。
何をしたかったのか。
日記の書き始め、何月何日。これ、一日の記録だからその日に起こったことを書くわけで、だったら一日の終わりに間に合えば良いけど、実際には眠くなってペンを持ったまま寝てしまうのはまだマシな方、大概は酒飲んだり滅多ないことながら真面目に肉体労働をして疲れ果て、転寝してそのまま書かないで終わる。もっとひどいのは(これが一番多いけど)「めんどくさいからやめとこ」となったりする。で、翌日になる。
こういうことが結構ある。
最近は「飲むのは三日に一度」、と決めたから、基本、三日に一度は初めっからダメ。残り二日に全てがかかる。
自慢してる場合じゃない。
そんな時、日付をどうするか。そんなしょうもないことをいつも考える。
で、誰に見せるわけでもないのに、「昨日のことだが」とか「日付が変わってるんだけど」と言い訳を書いてしまう。
毎回言い訳を書きながら「これ、何とかならんもんかな~」と脱線していく。
今日も同じく、実はこの日記、書き始めて「日付が変わってから」のあたりから脱線して、わずか二行足らずのことを転写することなく付け足していたらこんな変なのになった。
今から4回目の予防接種に行かなきゃならないので、今日はここまで。