「郷に入っては郷に従え」というのは、偏狭な排外意識からではない、ということを我々はちゃんと考えることがあるのだろうか。
「国境なんかいらない。みんな平等に生きるべきだし、肌の色なんて関係なく仲良く暮らせる筈」
「確かにその通り」と言いたいところだけど、我々「人間」は各国の文化(=社会)の中で生まれ育っている。そしてどこに行っても、知らず生まれ育った社会の考え方(生き方)で生きようとする。
昔の日本はみんな土葬だった。人口が増えるにつれ衛生面のことも考えて火葬されるようになった。ここに土葬を懇願する移民がやってきた。つまり「郷に入っては郷に従え」という考えを拒絶する。彼の社会の考え方を形成する「宗教」上の理由から。
先住民であり原住民(日本を作り運営してきた)である我々が苦労して作り、維持・発展させてきた社会に「郷に入っては郷に従え」という考えを拒絶する(それも不法に入国してきた)人々が彼らの独立社会(独立国)を「作る筈がない」、と考える人は相当に・・・・だ。
「作る筈がない」どころではない。「作らない筈はない」、でも収まらない。「作らざるを得ない」のだ。「郷に入っては郷に従え」という考えを拒絶するということは、入国先の社会の在り方を拒絶し否定するということなのだから。(不法入国、となるとそれ以前の問題だが。)
そしてそうなれば、アメリカ大陸を見れば分かる通り、先住民は絶滅する(させられる)しかない。
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アメリカ市民が大統領を選ぶのは2024年が最後になるだろう
イーロン・マスク「不法移民が有権者となって、国家的危機は目の前だ」
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米国への不法移民の流入が続き、大統領選挙の最大の争点となっている。
「そう遠くない将来、米国国民が国内の選挙の結果を決定できなくなる可能性がある」とイーロン・マスクが予測した。「民主党は党が有利になることだけを望んで、不法移民への対策をおざなりにしてきたからだ」
共和党は5月8日に「平等代表法」を可決した。国勢調査局が10年毎に実施する国勢調査で「市民権」について尋ねることが義務付けられる。共和党は、各州の下院議席数を決定する際に米国国民のみをカウントすることを望んでいる。
マイク・ジョンソン下院議長は、「連邦移民法に違反し、聖域政策を維持する州や都市に議会の代表を増やすべきではない」と主張している。「常識ではアメリカ国民だけが選挙人の配分の対象となるべきだ」
ところがバイデンはインドと日本を「排外主義的」と呼ぶほどの地球市民主義である。
バイデン大統領は「強く反対」すると表明し、「国勢調査局が憲法で義務付けられた責任を果たせなくなる」などととってつけたような理由を述べた。
マスクの主張は続きがあって、「民主党の目標は、できるだけ多くの不法移民を輸入することで米国国民の権利を剥奪することだ。地球上のあらゆる国から不法滞在者が大量に流入して現実を見れば、2024年が『米国国民によって決定される最後の選挙』になるだろう」と警告しているのである。
□◎み○☆や◎☆ざ○☆き◎☆◎ま○☆さ◎☆ひ◎◎ろ○☆
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和六年(2024)5月12日(日曜日)
通巻第8250号より